今年2月に登った江舟岳へシャクナゲの状況を確認するためまずGW後半の5月5日に登ってみた。2月には尾根コースをとったので、今回は逆の谷コースをとった。まず尾根コース登山口手前でキンランを眺め、谷コースの作業道でコケイラン、登山口先ではエビネとキエビネを鑑賞した。今回は美しい花を観賞するのが目的である。
谷コースは3つ目の橋を渡ると登りの角度が増し、更に谷の奥へ向かうと急登となる。ここには補助のロープがあるため大丈夫。やがて尾根へ着いて、鉄塔下を通過しコンクリート製の小屋を左に過ごせば江舟岳の分岐へ着く。ここで江舟岳へ向かうと足下にはギンリョウソウが咲いていた。
山頂横にもシャクナゲがあるものの、つぼみさえ見つけることはできなかった。分岐まで引き返し、坂を下って登り返せばホンシャクナゲの群生地。残念ながらシャクナゲの開花にはまだ早く、まだ堅いつぼみが多かった。気を取り直し、前回途中で引き返した、もう一つの自生地へ向かったものの、こちらは更に堅いつぼみだった。今シーズンもう一度この江舟岳へ向かうことになりそうだ。
そこで5月17日、満を持してシャクナゲを鑑賞するため今月2回目の江舟岳。今年は3回目の訪問である。まずキンランだが、この日はもう花木を終えていた。今回も谷コースをとりコケイラン、エビネ、キエビネと美しい花を鑑賞することができた。江舟岳の山頂へ立ち寄った後、ホンシャクナゲの自生地へ着くと大勢の登山者がホンシャクナゲを鑑賞していた。ところが山頂先の自生地の花期は終わりかけていた。 そこでもう一つの矢櫃尾根へ行くと、こちらは丁度見頃を迎えており、沢山のホンシャクナゲを鑑賞することができた。美しいホンシャクナゲの花を来年も楽しみたいものである。 |