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2004年10月11日の登山記を見る
厚東川を沿いを少し進み、今小野バス停で右折、この先にますかた(武者屯)の案内があるので立ち寄る。前回眺めた時には良く整備されていたようだが、今回は少し雑草が増えているようだ。この付近から荒滝山へ向かうこともできるが、今回は登山者駐車場から直接山頂を目指す。
駐車場から北東にそびえる荒滝山を眺めて登山を開始する。雪の降り続く中、最奥の民家前へ着き、荒滝山への案内に従い進路を右へ採る。すぐに登山道に入り、道なりに進んでいると、周囲には棚田が広がり、田植えの時期には美しい棚田の風景を眺めることができそうだ。
緩やかな傾斜の道で右カーブを描きながら進むと、朱の鳥居を潜る。山頂へ1kmの案内を過ごし、植林帯の下を進むと、すぐに荒滝集落方面からの登山道と合流する。この地点から少し進むと急登が始まり、山頂まで0.5kmの案内を通過、山腹にジグザグを描きながら一気に高度を上げる。
道なりに進むと分岐へ着き、直進は日の岳、右が荒滝山と案内されている。荒滝山へ向かって分岐を右折、目線の上に明治大正昭和にわたり4期楠村の村長を務めた藤本氏の像が見えてくる。
この像の下は手すりの整備された展望地で、阿知須方面、宇部市内、瀬戸内海等を見晴らす事ができる。本日は時折雪の舞う悪天候だが、きららドームははっきりと眺めることができた。山頂に向かう前にそのまま坂を下り、左に石積みを眺める。
東西鳳翩山
山頂には、遺義昴揚の目的を以て据えられた明治天皇陛下の陶像が立ち、周囲360度の展望が素晴らしい。東西鳳翩山、桂木山、花尾山、一位ヶ岳などずらり並ぶ名峰を眺める。 なお、荒滝城は大内氏の重臣で長戸國守護代として活躍した内藤氏の家督を継いだ内藤隆晴の居城であったと伝えられている。
さて、展望に満足したので荒滝山を出発し日の岳の分岐に入る。しばらくは荒滝山城跡の虎口、堀切、西郭等を眺め城跡散策となるが、少しずつ高度が下がる。やがて作業道へ飛び出し、この向かいには日の岳への登山道が続いている。
自然林の下でアップダウンを続け、反時計回りで少しずつ高度を上げる。時折右側には展望が広がり、花尾山などを見つけることができる。朽ちた一本松展望点の標柱を見て展望を眺めれば、樹間越しに秋吉台や花尾山などを眺めることができた。
更に尾根道を辿り高度を上げれば、ようやくという感じで日の岳山頂へ着いた。山頂からはこれまでの苦労が吹き飛ぶような展望が広がる。なんと言っても荒滝山が美しい。後ろに控える西鳳翩山など、美しい山々を眺めた後、下山を開始した。
そのまま道なりに下ると、県道へ出会う。丁字路を左折し、次の分岐を右折する。入口には昔案内板が建っていた痕跡が残っている。そのまま道なりに進むと竹林の中につけられた道に入る。峠を越えて少し下れば登山時に分岐した民家前へ到着、分岐を右折すれば登山者駐車場。これで一周回りの登山は無事終了した。
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