雨乞岳(あまごいだけ) 山口県長門市

2004年11月18日 初回登山を見る
2019年 9月14日 ながとトレイル雨乞山・高頭山・妙見山周回を見る

2004年11月18日(日曜日)

雨乞岳 111回目 132座目 山口県の100山では74番目

登山口 貴布禰恵比寿神社

ガイド本 中島篤巳著 山口県百名山(発行所 葦書房)

登山開始 10:37 山頂到着 11:37 下山開始 11:51 下山終了 12:33

登山時間 1:00  山頂滞在時間 0:20 下山時間 0:36

所要時間数 1:56

 朝から小雨状態であったが、天気は回復するという昨日の天気予報を信じて6時40分に家を出発し、熊毛インターに行ったところ高速道路で交通事故が発生したため熊毛インターから徳山東インターの間が通行止めとなっていた。一般道を通り徳山に抜けようとしたが、大変な渋滞なので八代を抜け、徳山に出て徳山西インターから高速道路に乗ったが椿峠が空いていたので防府東で一旦降り、一般道を小郡に向かった。ところが鋳銭司付近でまたまた大渋滞となり、時間をかけて小郡まで行き小郡インターから美祢インターまで高速道路に乗り、国道316号を走り、長門市を経て油谷町まで着いた。

雨乞岳方面 風力発電のプロペラ

 みのが峠トンネルを抜け、すぐに左の分岐に入ると向かって左前方に風力発電のプロペラが大きく見える。分岐を50mも降りないうちに右側に登山口である貴布祢恵比寿神社が現れる。神社の駐車場に車を置いた後、神社に参拝し登山の安全と家族の健康を祈願した。

雨乞岳へ向かう 登山口の貴布禰恵比寿神社

 いよいよ雨乞岳への登山開始でみのが峠トンネルの向かって左側の道に登山道の道標があったことを以前確認していたので見てみると、台風により倒れており、注意して見ないと分からないような所に放置されていた。

雨乞岳への標識 ガードレールに従って進む
トンネル上を進む 竹林の中を進む
障害物が続く 道が崩れている

 山道に入るとすぐに竹林となり、台風によりたくさん木が倒れ、まるで障害物競走のように木を乗り越えたり木の下をくぐったりして行くと突然林道に出た。

林道に出た 南無弘法大師

 林道を進むと道の左側に祠が建っており南無弘法大師と書いてある。ここが次の登山道への起点となり、入り口を探すと少し戻ったところに竹が2本置いてあった。ここから山道に入り進んで行くが、登山口からは20分が過ぎていた。

登山口の印? 竹が2本置いてある 山道に入る

 周囲の木々の背が高いため道は暗く更に倒木が多い。再度障害物競走の状態が続き、それでも最初のピークまでは倒木を迂回しながら進んだ。次のピークをめざして進んでいるといつのまにか坂を少し下っており、それでも道らしきところをかき分けて進んでいると目印のテープが無くなった。

展望のない山道を進む 目印のテープを見失う

 周囲を探しても目印が無く、完全に道を踏み外している事に気が付いた。それでも頂上との標高差は約20メーター程度なので高度を上げて行こうと気を取り直し進んだところ、とうとうにっちもさっちも行かないどん詰まりまで行ってしまい、周囲に木の檻があるような状態で、これ以上進めないところまで行ってしまった。

自分の位置が分からない 花を見る余裕はある

 我が登山史上初めての「道に迷っての登頂断念」も頭に浮かんだ。最後に左右の道をもう一度見直し、だめでもともとで木の間を強引にかき分けて進んだら明るい場所に出た。すこし踏み跡のある道を確認した事で元気を取り戻し、急いで高度を上げて行くとほんの数分で雨乞岳山頂に到着した。

迷路を脱出した場所 雨乞岳山頂
山頂の祠に参拝 雨乞岳三角点

 雨乞岳山頂には防災無線のアンテナが立っており、当然立ち入り禁止となっていた。少し上には山頂三角点とその右側には祠が建っていた。祠に参拝し、しばらく周囲を見渡した。油谷湾が静かに広がり風もほとんど無く水面が鏡のように綺麗だった。西方面には楊貴妃ウインドパークの風力発電3基が立っている。風車は1基のみ稼働しており地上から風車の先までは98mあるそうだ。

雨乞岳山頂から油谷湾の展望

 南方面には一位ヶ岳・これから登る予定の天井ヶ岳が広がっている。晴れてはいないけれどまあまあの曇り空、展望には大して影響はなかった。途中で道を間違えたのは馬糞ヶ岳に続いて2回目だが完全に道に迷ったと思ったのは初めてであり、途中で登頂をあきらめようかと思った事も初めての出来事だった。道に迷う前にじっくりと目印を確認する事を忘れていたがそれ以上に、倒木のため遠くへの迂回を余儀なくされた事が一番の原因と思われる。

正しい道を通って下る 登った時とは反対側に出た

 しばらく頂上で反省をして下山を開始した。正規の登山道に出たところは頂上からすぐの所だった事を確認し、登頂をあきらめなくて良かったと神仏に感謝した。下山には40分程度かかった。途中なぜ間違えたのかを反省しながらの下山を続け、そのまま林道から山道に入るのを忘れてしまった。その結果着いたところは登山口からはみのが峠トンネルを挟んで反対側の斜面に出た。結局みのが峠トンネルをはさんで左右の道から登れる事が分かった。貴布禰恵比寿神社に登山の無事を報告して登山を終了した。

貴布禰恵比寿神社の黄葉 楊貴妃の里ウインドパークの風車

雨乞岳登山口、トンネルの右手から登ると快適な林道を進むことができる

林道先の南無弘法大師

山頂の祠

山頂のアンテナ施設

↑ 油谷湾 ↓

遠くに風力発電施設

貴布禰恵比寿神社の黄葉

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登山口周辺の地図はこちら 雨乞岳 登山口付近のMAP

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