平生・柳井中心街を見晴らす赤子山(あこやま) 山口県平生町

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2002年 6月26日の赤子山登山記を見る
2008年 5月 6日の西山コース・余田中村林道コースを見る
2018年2月24日 沼八幡宮から山頂を経由し、宇佐木地域交流センターへ周回を見る
2023年5月21日
八幡宮駐車場 →0:05→ 八幡宮 →0:20→ 休憩所 →0:10→ 展望所 →0:08→ 山頂

→0:07→ 展望所 →0:05→ 交差点 →0:07→ 休憩所 →0:20→ 駐車場

全歩行時間 1時間22分
登山行程図(地図をクリックすると拡大)

 身近な名山、平生町の赤子山へ登ってみる。いつも麓の平生町中心街から眺めているが、登山道の最近の状況は不明である。近くのスーパーでドリンクを買い込み、登山口の沼八幡宮へ車を置いて登山開始、立派な常夜灯を眺めて階段へ向かおうとすると猫が寄ってきた。この猫は人慣れしているようだった。
登山口の沼八幡宮 常夜灯
手摺りの設置された石段 沼八幡宮へ参拝

 立派な石段を登っていると5年前には設置されていなかった手摺りが新設されていた。注連縄の渡された門柱を通過、最後の階段を登り八幡宮へ参拝、沼八幡宮は社殿を始め、境内がいつもきれいにされており気持ちの良い場所である。

石鳥居の先を左折 赤子山登山道入口の案内

 社殿の右側から鋪装道に入り左折、少し進むと「赤子山登山道入口、沼コース」の案内板が置かれていた。この案内は5年前にも置かれていたものである。ただし右側に用意されていた広い駐車場は現在太陽光発電施設に変わっていた。これも世の流れであろう。

分岐は直進 赤子山登山道(山頂まで1km)」の案内
落葉の堆積した登山道 周囲の植生は最初が自然林

 すぐに左右の分岐に着くので左の道に入る。この入口にも「赤子山登山道(山頂まで1km)」の案内が置かれている。中央が掘られたような道に入り、少しずつ高度を上げる。足下には落葉が沢山堆積しており、下山時には滑りそうだ。

美しい竹林 再び自然林に変わる
 周囲の植生は自然林で木漏れ日が美しい。やがて竹林の中につけられた道に入るが、倒竹は全て登山道から撤去されており、歩くのに支障の無いようしっかり整備されていた。この登山道を守っている方に感謝である。まるで公園のように美しい竹林を眺めながら進むと竹林帯の先で周囲の植生は自然林に戻る。
ベンチの置かれた休憩所 分岐は右道をとる

 坂の傾斜が緩やかになればベンチの置かれた休憩所に着いた。休憩所から先は、以前右が直登道、左が巻き道となっていたが、当日は左の巻き道方面は通行不可となっていた。何らかの障害が起きているのかも知れない。こちらは下山時に確認する予定である。

ロープが張られていた 松ぼっくり
大岩を過ごす 植林帯の下を通過

 さて、案内に従い右の直登道に入る。すぐに坂の傾斜が増し、ゆっくり高度を稼いでいると左側のロープの張られた場所に松ぼっくりが巻かれていた。この先で左に大岩を過ごせば植林帯の中に入る。ただし、植林帯はすぐに終わり 周囲は自然林に変わり青葉が日差しを受けてキラキラしていた。

頭上が開けた 展望地に到着
大星山・箕山と平生町中心街 平生大橋と田布施側の展望

 頭上を覆っていた樹林が無くなり周囲が明るくなれば平生や田布施の街並みを見晴らす展望地に着いた。平生湾に注ぎ込む田布施川と南周防大橋、神花山の先に佐合島、馬島、牛島と続き東に目をやれば平生町中心街が一望だ。

石城山 柳井大平山

 その先にそびえているのは箕山と大星山、この一帯には風力発電施設が沢山建ち並び、箕山の右側に見える上関町の上盛山付近にも風力発電施設が建っている。また、展望地の背後には氷室岳、柳井大平山、石城山が樹間越しながらそびえている。

平生町中心街が一望
 この方面は最近切り開かれたもので、5年前には眺めることはできなかった。全てはこの山を守っている皆さんが整備されたもので、感謝しか無い。展望地で素晴らしい展望に圧倒されてしばらく眺めていたが、いよいよ山頂に向かって北東に進路をとる。
ベンチの置かれた場所を通過 鉄塔を過ごす
分岐を直進する 登山道の案内

 ベンチが多く並ぶ樹林の下を潜るのだが、この木々は椿ではないかと思われる。展望地には多くの桜が植えられていたため、桜のシーズンには素晴らしいお花見ができたことだろう。途中で平生湾や鉄塔を眺めながら進むと直進と右の分岐に着く。右は宇佐木地区へ周回する登山コースで、山頂には直進する。この起点には山頂60m、展望地250mと新調された案内が立っていた。

丸っこい岩 赤子山山頂
大星山・箕山と平生町の街並み

 左に角の丸っこい大岩を過ごせばすぐに三等三角点の置かれた赤子山の山頂に着いた。山頂からは南周防大橋こそ見えないが、佐合島から東面が一望で、平生町中心街から大野地区、宇佐木地区、柳井商工、土穂石川、琴石山に笠佐島、大島大橋や屋代島まで展望が広がっている。

琴石山と柳井市街 奧に笠佐島と屋代島

 前回より更に展望が開けており、素晴らしいとしか言いようのない展望に感動した。山頂に置かれたベンチに腰掛け展望を肴に昼食を摂り、締めの珈琲を飲んで山頂を出発した。今回は沼八幡宮に車を置いているため周回はせず往復となる。

柳井大平山 氷室岳
石城山 明確な尾根道を辿る
交差点、右・余田中村林道、直進・西山、左・平生沼へ 「赤子山登山道→頂上」の案内

 ただし、巻き道を確認するため展望地まで引き返しそのまま西へ続く道を下る。この途中で石城山、柳井大平山、氷室岳を直接眺めることができた。さて、坂を下り鞍部へ着けば右に余田中村林道コース、直進が西山コース、左が平生沼コースの巻き道である。この起点の木には「赤子山登山道→頂上」の案内が架けてあった。

耕作地跡 橋は壊れていた

 さて、巻き道の確認のため分岐を左折し坂を下る。すぐに坂の傾斜が緩み右にかつての耕作地跡が続く。やがて狭い幅の沢の前に着くと橋が壊れていた。この橋が壊れているため通行不可」になったのかも知れない。難なく沢を渡り登山道を辿る。

登山道の細くなった場所 明るい道に戻った

 この先で登山道が一旦左に向き、右へ折り返すが、この付近で道が狭くなっているように感じた。もしかするとこの付近が通行不可の原因かも知れない。どちらの箇所が要因かは分からないが、登山初心者に対する配慮での通行不可の表示と思われるので、案内は遵守して頂きたい。

ベンチの置かれた休憩所 美しい竹林を下る

 すぐに分岐の休憩所に到着、この先は元来た道を引き返すだけで、快適な遊歩道を辿り、八幡宮へ再度参拝し駐車地へ戻った。 展望地、山頂とも素晴らしい展望に満足した登山であった。帰りに赤子山の山頂がきれいに見える場所を探しながら場所を移動した。

平生町沼から赤子山 柳井市ゆめタウンから赤子山
展望地
平生町中心街
石城山
柳井大平山
氷室岳
赤子山山頂
琴石山と柳井市街、屋代島の展望

 前の山 東鳳翩山・丸ヶ岳 凌雲寺コース を見る

 次の山 老僧山リッジライン を見る

歩いた足跡  
登山口周辺の地図はこちら 山口県平生町 赤子山 登山口付近のMAP
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