下関市19のピーク 老僧リッジライン

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2023年5月27日
駐車地 →0:15→ 一ノ山 →0:50→ テラス →0:30→ 烏帽子山 →0:30→

染井山 →1:00→ 老僧山 →0:35→ 十六の山 →0:30→ 下山口(水道水源地)

全歩行時間 4時間10分
登山行程図(地図をクリックすると拡大)

 下関市の老僧山へ続く19山の縦走「老僧リッジライン」踏破へ向かう。コロナ感染症が2類相当から5類感染症へに変わり、感染対策が各人に委ねられたので、しばらく自粛していたグループ登山も少しずつ復活の兆しである。今回の参加者は5人の少人数で、長いアップダウンを楽しむ。
山陽新幹線高架下を出発し西へ進む 分岐を右折
次の分岐は直進 竹林の下を進む

 まず下山口の水道水源地手前に車を置き、別の車で新下関方面へ移動、この途中には老僧岩の案内があったので下山後に登る予定である。登山口へ向かう起点を下関球場(オーヴィジョンスタジアム下関)とすれば、球場前から県道247号安岡港長府線を東へ1.3km進むとモスバーガーのある交差点へ着く。この交差点を左折し、わずかに北へ進むと正面に新幹線の高架橋が見えてくる。この手前で左の山へ向かって続く細い道が見えてくるのでこの道に入り、次に直進する道が老僧リッジラインへ続く道である。なお、更に奥へ進むと墓地駐車場へ着く。

進路が左に変われば、右側に登山道があるはず・・ 駐車場を過ごし墓地へ
墓地の奥から北へ進む 竹林を進む

 我々は新幹線高架橋の東側にあるゴミ収集場所から西へ進み、高架下を潜り左に仏壇の合掌堂、モスバーガーなどを眺めていると右斜め上(北西)へ向かう道が現れる。車が1台通れる程度の道に入り次の分岐は直進(右道)する。前方に竹林が現れるので道なりに進むと進路は道なりに左へ変わる。

急登が始まる 正しい登山道に出会う

 この付近の右(北)側に登山口があるはずなのだが、当日は見過ごしてしまった。そのまま西へ進むと駐車場の先で墓地に出会い、北へ進んで疎林の中に入る。すぐに斜面へ取り付き登っていると目印のある正しい登山道に出会った。登山道はやはり南東方面から続いていた。

リッジラインの始まり 一ノ山
 かまわず坂を登ればピークに到着、このピークには「一ノ山、老僧リッジライン」の案内板が置かれていた。案内には山脈の絵が黒く描かれており、この中の赤いポイントの位置にいることが分かるようになっていた。この先最後の十九ノ山まで案内が続いているようだ。なお、一ノ山は周囲に樹林の背が高く展望は望めない。
二ノ山 はんどう山に祀られた祠
案内 数少ない展望地

 一ノ山を出発、次は二ノ山のはんどう山へ向かう。歩きやすい道を一旦下って登りかえせは二ノ山のはんどう山へ到着、この山へは西の有富口からの道があるようだ。飯道山には灯篭と祠が置かれ、樹林の間から蓋井島や下関のゆめタウンなども見ることができた。本縦走で数少ない展望地の一つである。

分岐の案内
三ノ山
傾斜のきつい細い道を進む 登山道の右側は採石場

 二ノ山を出発、平坦な尾根道を北東へ進みわずかに高度を上げれば細長い尾根へ着いた。ここで南へ向かってみると、光明寺(新幹線トンネル方面)へ下る道が続いていた。方向転換をして北へ進み159m標高点の三ノ山へ着いた。そのまま北へ続く尾根道を辿るが、この先からは尾根道の左下につけられた道を進むことになる。右側から絶えず大きな機械音がするので何かと思っていたが、採石場がある事に気付き、この音に納得した。途中で採石場を眺めてみたが、とても大きな採石場だった。しばらく足場の悪いところを進むため、慎重に歩を進める。

急登の先は開けている ウインターランチテラスの案内
青山 霊鷲山と街並み
てっぱんロック

 やがて「ウインターランチテラス」の案内があり、東へ向かうと採石場を見下ろす場所に着いた。テラスからは展望が広がり、勝山、青山、霊鷲山、樹間越しには九州方面などを眺めることができた。しばらく展望を眺めながら休憩した後、テラスを出発した。しばらく進んでいると右上に大岩があり、この岩が落ちないよう鉄板が置かれていた。この手前には「てっぱんロック」の案内があり、現在地を確認する目印となりそうだ。

烏帽子山手前 烏帽子山の案内
烏帽子山山頂 居猪野(いいのお)の案内

 てっぱんロックを過ごし少しずつ高度を上げれば四ノ山の烏帽子山へ到着した。三等三角点の置かれた山頂は広く平坦で南側の竹生観音から登山道が続いていた。展望は無いが明るい山頂で昼食をとり、更に縦走を続ける。烏帽子山を出発し、鞍部で居猪野(いいのお)の案内を通過、この先から少しずつ高度を上げて行き、ピークの五ノ山を越えた先で緑色に苔むした多数の石を眺める。この岩は緑岩と名付けられていた。

緑岩 六ノ山
鹿寛平(しかくつろぎだいら) 七ノ山
 岩の間を通って更に高度を上げれば鹿寛平(しかくつろぎだいら)の六ノ山を通過した。この付近は平坦で広いため案内に従い進路を確認する。六ノ山から鞍部に下り、登り返せば420mの七ノ山、標識のある場所は平坦な場所だった。この先からわずかに高度を上げれば431m標高点で、八ノ山の染井山(しみいやま)に着いた。
八ノ山の染井山(しみいやま) 九ノ山
急な坂を下る 十ノ山
老僧リッジライン行程図(クリックで拡大)

 更に鞍部に下って登り返せば九の山で、前方の樹林の先に三角点峰の水無山(老僧山南峰)が見えてきた。十ノ山を過ごし植林帯を進んでいると老僧リッジラインの行程図が木に掛けられていた。小さな行程図だがとても分かり易い案内だった。現在地は431m標高点と老僧山南峰の中間点で、十九山のピークを踏む老僧リッジラインの後半戦に入る。なお、西には深坂溜池があるようだ。

三角点の置かれた水無山(老僧山南峰)
蝶ヶ越 十三ノ山
老僧山の山頂

 植林帯を更に進み最後に急登に取り付けば四等三角点の置かれた水無山(老僧山南峰)へ到着、十一ノ山である。水無山を出発し、途中で蝶ヶ越の案内を過ごし、わずかに高度を上げて十三ノ山を通過すれば、すぐに老僧山の山頂に着いた。5年振りの山頂だが、当時見えていた四王司山などは全く見えなくなっていた。老僧山には前回利用した深坂溜池方面へ下る道が分岐しているが、今回は老僧リッジラインの走破なので北端の水源口へ向かって進路を東へとる。

進路案内 十五ノ山へ着き引き返す
進路を北へとる 登山道が細くなった

 鞍部へ下り、北東へ続く道を辿って十五ノ山へ着き引き返すが、案内は更に東へ向かって続いていた。そのまま東へ進み坂を下れば、老僧岩方面へ着くようだ。さて、リッジラインを進む我々は分岐まで引き返し、進路を北へとる。この先からは少し道が狭くなるので慎重に進む。

老僧リッジラインの案内 UFO広場
四等三角点の置かれた十六ノ山を通過

 途中四つの穴が開いている広場に着き、UFO広場と案内されていた。以前鉄塔が建っていた場所なのだろう。間もなく四等三角点の置かれた十六ノ山を通過、この先で急な斜面を下ることになる。滑り落ちそうな急な斜面を慎重に下り、補助のロープにも助けられて傾斜の緩やかな場所に下り立った。

十七ノ山 新コースは直進、坂を下る
鞍部へ下りる 十八ノ山
最終の十九ノ山
 やがて丸い案内板の十七の山を通過、坂を下っていると新ルートと赤テープに書かれていたのでそのまま坂を下り、鞍部から登り返すと旧ルートと合流。この先で十八の山を通過した。この先で鞍部に下って登り返し十九の山へ到着、小さな案内板にコンプリート!と書かれていた。これで老僧リッジ佐ラインの十九の峰を全て走破した。
急な坂を下る 下山口へ到着

 最後の下りは滑りそうな場所の連続だが、無事安全な場所へ下り立つことができた。この出口(入口)には水源口と案内されていた。出発時に車を配置していた場所に着き、登山口へ配置した車の駐車地へ向かう。この途中で老僧岩へ向かうことにした。

下りてきた場所 駐車地へ向かう
老僧岩へ向かう 磨崖仏
石段を登る 朽ちた建物

 老僧岩の大きな案内を見て石鳥居を潜り、石仏などを眺めて石段を登る。途中の大岩には磨崖仏が彫られていた。最後に立派な石段を上れば広い境内に着いた。ただし、奥の院のような建物は古く朽ちていた。このこの奧に進むと老僧岩があり、岩の中には石仏などが祀られていた。老僧岩をしっかり眺めて今回の老僧リッジライン走破と老僧岩見学は無事終了した

老僧岩 岩の中に石仏が祀られていた
老僧リッジライン一ノ山
展望地
青山と採石場、霊鷲山と街並み
烏帽子山
緑岩
平坦な鹿寛平(しかくつろぎだいら)
老僧山
十九ノ山
老僧岩

 前の山 赤子山 を見る

 次の山 アカハゲ山 を見る

歩いた足跡  
登山口周辺の地図はこちら 山口県下関市 老僧山 登山口付近のMAP
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