吉田毛無山(よしだけなしやま)島根県雲南市吉田町 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
トップに戻る 2014年に登った山リストへ戻る 山名アイウエオ順 2014年7月21日 登山口→0:10→毛無展望台→0:20→山頂→0:22→登山口 全歩行時間 0時間52分 島根県の山歩き、出雲市鷺浦にそびえる鷹取山の次に向かうのは吉田毛無山で、広島県庄原市高野町と島根県雲南市吉田町の県境にそびえる山である。この新生坊登山口には大万木山と等検鏡登山の際に立ち寄っているが、その際は時間切れで登ることができなかった。今回はのんびりと真夏の山歩きのトレーニングを兼ねて登ることにする。
出雲からは松江道を通り、高野インターで高速道路を下りる。道の駅「たかの」の前から県道39号を西へ進み、国道432号と合流する交差点を奥出雲方面へ向かって左折する。しばらく国道を進み、島根県と広島県の県境の王貫峠手前の和南原川に掛かる王貫橋を渡り、この先の分岐を左折する。なお、この分岐には王貫市場加工センターの「百姓庵」が建っているので目印となる。
そのまま快適な舗装道を道なりに進むと、やがて高度が上がり始め、吉田毛無山の登山口である新生坊峠へ着く。ここには元首相竹下登氏の「緑風洗人心」という清々しい書が記念碑として建立されている。記念碑の前を出発し、奥へ進むとベンチの置かれた休憩所が設置されていた。 沖の郷山と等検鏡(クリックで拡大) 休憩所前(新生坊展望台)の景色も素晴らしく、南西に大万木山、北には等検鏡が秀峰を惜しげもなく見せている。周囲に広がる展望を眺めて東へ続く遊歩道に入る。美しい木漏れ日を眺めながら進むと、足下には可憐な山あじさいの花が咲いていた。
頭上を覆う自然林が梅雨明けの日差しを遮っていたが、やがて樹林が切れ、真夏の強烈な日差しを浴びながら毛無展望台へ着いた。展望台付近にはどう言うことか、たくさんのトンボが舞っていた。周囲を眺めると、素晴らしい展望が広がり、大万木山はもとより、沖の郷山、等検鏡などの名峰が一望である。 毛無展望台から大万木山・沖の郷山・等検鏡(クリックで拡大) 遠くには少し霧が発生しており、三瓶山が見えないのは残念だが、最近の黄砂やPM2.5の影響を考えれば、これ以上ない視界である。毛無展望台を出発、少し平坦な道を進むとベンチの置かれた展望地を通過。この先からは少し高度を下げる。
左右に笹の茂る道だが、歩道は広いので安心して歩くことができる。前方には次のピークの先に目指す毛無山がそびえている。やがて鞍部から登り返せば、足下に横木の階段が整備されている。急な坂が続くので、ゆっくり高度を上げれば、進行方向の東側には毛無山、南西方向には国道432号沿いに集落、南西には大きな大万木山がそびえている。この角度から眺める大万木山は本当に大きな山であることがわかる。
この先から毛無山へ向かっての急登が始まる。横木の階段の施された道をゆっくり登る。周囲には新緑のブナ林が美しく、自然林の下に吹く風はとても涼しい。少しずつ高度が上がり、ふと背後を振り返れば大きな大万木山が一望である。
ブナ林と山頂風景 更に坂を登ると、少しずつ坂の傾斜が緩み、ブナ林の木漏れ日を浴びながら尾根道を進むと、やがて毛無山の山頂へ到着した。山頂に三角点は設置されておらず、山頂標識がいくつか置かれている。その奥にはいかにもタコ入道といった感じで、ブナの枝がたこの足のように広がっている。 毛無山山頂風景 山頂から更に西へ向かうと鯛の巣山まで縦走できるそうだが、山頂先からは笹が進路をふさいでいるようにも見えた。山頂にて休憩していたら、それまで雲に覆われていた太陽が顔を出し、明るい日差しが戻ってきたので、美しい山頂風景を観賞した。
毛無山の下山風景 山頂にて水分補給の後下山を開始、吉田毛無山の登山道はとても整備されており、まるで遊歩道を歩いているような錯覚さえ起こしそうだ。毛無展望台で再度周囲に広がる展望を楽しんで登山口まで戻ると、登山口で出会った二人は美しい景色を肴に宴会を始めていた。今日はテント泊との事。全くの自由人と言う気がして少々うらやましいことである。
そば処「しんぎょう庵」のとろろそば 道の駅の「たかの」でアスパラを買い、君田で地元の豆腐を購入。口和のモーモー物産館のそば処「しんぎょう庵」でとろろそばを頂くと、この店のそばは出雲そばではなかった。モーモー物産館でも地元産の豆腐を購入、柳井まで帰り豆腐三昧を楽しんだ。 展望台 沖の郷山と等検鏡 大万木山 毛無山 ブナ林 山頂 前の山 鷹取山(出雲市) を見る 次の山 書写山 を見る 登山口周辺の地図はこちら 島根県雲南市 吉田毛無山 登山口付近のMAP |