等検境(とうけんきょう)島根県雲南市

2008年8月17日

等検境

登山口 →0:15→ 等検境展望台 →0:05→ 964mピーク →0:45→ 等検境山頂

 →0:30→ 954mピーク下  →0:05→ 等検境展望台 →0:15→ 登山口

全歩行時間 1時間55分

 今回は「山口県百名山」の著者N先生、「防長山野へのいざない」の著者金光さんと一緒に島根県の等検境へ向かう。午前8時前に由宇を出発、岩国インターから高速道路を走り、三次から県道39号三次高野線に入り、道の駅「ふぉれすと君田」にて小休止、更に県道を進む。旧口和町を過ぎ、札ヶ峠を越えて旧高野町に入り、新市交差点を左折し国道432号に合流する。

百姓庵の標識を見て左折 峠の分岐は左の林道大万木山線を採る

 国道432号を北上し、もう少しで島根県との県境王貫峠に着く手前の直線コース左手に百姓庵の標識を見て左折。林道杉戸篠原線を道なりに10分程度進むと新生坊峠に到着、峠の分岐は左の林道大万木山線を採る。道の横に設置された標識には約2200mで行き止まりになると書いてある。

新生坊峠展望台 約2200mで行き止まり

 今回向かう等検境は新生坊峠から眺めると北西に位置し、標高916mは周囲の山と比較しても決して飛び抜けて高い山ではない。しかしながら、この山に向かう稜線は一旦下って登り返すため、独立峰のような山容が一段と目を引き、とても存在感のある山となっている。

新生坊峠から眺める等検境

 さて、舗装された林道大万木山線に入り6分進むと終点に到着、終点手前の駐車場に車を置き登山を開始する。この場所は等検境コースの起点であり、正面には大万木山が大きく聳え、右に向かうと等検境、左に向かえば大万木山へと続いている。まずは今回の目的地等検境へ向けて右の道に向かう。

正面に大万木山を見ながら進む 「等検境 オコナデ駐車場」の標識

 入口に設置されている「等検境 オコナデ駐車場」の標識に従い少し下りると樹林の中に入る。早速ひんやりした風が吹いているので心地よい。木漏れ日の下を進めばすぐに明るい904mピークの展望地に出る。やはり南には大万木山が大きく西の木の間越しには先日登った沖の郷山が美しい。

木漏れ日の下を進む 大万木山

 樹林の下の平坦な道を進むと間もなく緩やかな坂道となるが、やはり周囲には涼しい風が吹いている。少しずつ坂を登って行くと登山開始から15分で等検境展望台に到着、南に大万木山、南西に琴引山、西に沖の郷山、沖の郷山の左に大江高山火山群、右手には三瓶山まで眺めることが出来た。

広く平坦な等検境展望台

左に吉田毛無山、遠くに猿政山

左に琴引山・右に沖の郷山

等検境

 北には独立峰の等検境が美しく、その先には宍道湖が広がっている。休憩の後広い展望台を出発、樹林の下を進むこと5分で954mピークの分岐に到着、先にこのピークに登ることにする。急な坂を少し踏ん張ればすぐに954mピークに到着、しかしながらこのピークからの展望は無い。

954mピークへ向かう 954mピーク

 ピークを出発し縦走路に向かって下りる途中、東には吉田毛無山・鯛の巣山、その先遠くには雲の懸かった猿政山が見えている。縦走路に着くとこの先から高度を下げて行く。正面には目の高さに等検境の山頂が見えており、等検境から新生坊峠に至る展望は本日一番の美しさだ。しばらく眼下に広がる展望を眺めた後、先に進む二人を追いかける。

吉田毛無山・鯛の巣山、その先遠くには雲の懸かった猿政山

目の高さの等検境

 斜面をジグザグに折り返しながら下りて行くたびに当然ながら等検境の山頂が高くなる。背後を振り返れば緑の絨毯の登山道を一気に下りてきたことが分かる。周囲を眺めれば、進行方向右手は草原、左手は檜の植林帯と対照的な景色が続いている。

背後には緑の草原 進行方向右手は草原、左手は檜の植林帯

 横木の階段を下りて行き、標高810mの鞍部に到着、これから標高差100mを登り返す。背後を振り返れば大万木山の山頂にはガスが懸かり、山頂付近には雨が降っているのかもしれない。さあ、山頂へと向かう坂に向かう。

等検境を見上げる 大万木山は霞んでいる

 間もなく足下には横木の階段が始まり、急な斜面に向かってゆっくり高度を上げて行く。山頂手前にて小休止の後、もう一登りすると等検境まで100m標識が現れた。この標識に従い登ると岩の無造作に配置された場所を通過、すぐに等検境の山頂に到着する。また、この標識を過ごし、反対側から登っても山頂に着くことが出来る。

階段を登る 等検境まで100m標識

岩の場所を通過する

 山頂三角点付近からは南東方面のみが開けており、新生坊峠がとても近い。山頂から少し西に向かえば素晴らしい展望地。新生坊峠から大万木山、沖の郷山・三瓶山まで見晴らすことが出来る。

等検境山頂西側から大万木山 西には沖の郷山

 山頂にて新鮮なスイカやトマトを頂く。のどが渇いているのでとても美味しい。ゆっくり昼食を摂り、昼食後は恒例のコーヒータイム。記念撮影の後山頂を出発、この山の特徴でもあるが、山頂から鞍部まで下って登り返す。

山頂にて記念撮影 等検境から帰りの稜線を眺める

 急な坂道を登り返しながら背後に広がる等検境はとても美しい。間もなく樹林の中に入り、954mピークの分岐付近まで戻ると、とても涼しい風が吹いているので小休止。まるでエアコンの中にいるような涼しさに感激した。

等検境を振り返る 樹林の下はエアコンの中にいるような涼しさ

 954mピークの分岐を出発すればすぐに等検境展望台、広い展望台を抜け、涼しい樹林の下を進めば登山口まではあとわずか、展望の等検境への山歩きはとても満足出来るものだった。

新生坊展望台から

大万木山

沖の郷山

琴引山

954mピーク

猿政山

吉田毛無山と新生坊峠

等検境

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歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 島根県雲南市 等検境 登山口付近のMAP

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