八雲山(やくもやま)島根県松江市

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2010年8月4日

登山口 →0:10→ 夫婦岩 →0:20→ 山頂 →0:20→ 登山口

全歩行時間 0:50

 松江から国道432号を南下し、県道53号に入りまずは熊野大社を目指して進む。熊野大社から西を眺めると手前の山に隠れ気味な八雲山を眺めることができる。更に県道を南西方面へ進むと、県道左に設置された温泉スタンドの先に、懐かしい天狗山への道を過ごす。

熊野大社から眺める八雲山 久道橋の先を右折

 もう少し県道を進み、意宇川に架かる久道橋を渡った先で、右に公園のある分岐へ入ると、正面に八雲山が見えてくる。橋の先に建つ阿弥陀堂を過ごし、道なりに進むと林道八所線に入り、峠を越えて更に道なりに進むと、駐車場の整備された八雲山登山口に着く。

正面に八雲山が見える 八雲山登山口

 登山口には「八雲山文学碑の径案内」の掲示板があり、登山道沿いに置かれている歌碑が案内されていた。「須佐之男命御岩座夫婦岩まで約400M」の案内に従い登山道に入る。

歌碑を眺めながら進む 涼しげなみそぎ場

 ひとつ一つの歌碑を眺めながら、文学の小径を楽しみながら進むと、すぐに結界の張られた「みそぎ場」に着いた。ここには不老長寿の「神泉坂根水」の案内があり、「この水で身を清め、元気を頂いてご参拝下さい」と書かれている。本日の最高気温は36度越え、とても暑いので神泉坂根水を沢山頂いた。

鳥居 歌碑を眺めながら階段を登る

 みそぎ場から夫婦岩までは200M、自然林の下に整備された階段をゆっくり登ると、とても涼しい風が吹いている。間もなく木の鳥居を潜れば、階段が現れ、左右に歌碑を眺めながら坂を登ると、この階段の上には大きな夫婦岩が祀られていた。

夫婦岩

 奥宮御祭神は、須佐之男命、奇稲田比売命、清之湯山主三名狭漏彦八島野命である。夫婦岩の左手へ遊歩道は続いているが、私は夫婦岩の右手へ進んだ。すると、夫婦岩の上に踏み跡を見つけたので、そのまま踏み後を辿って登って行くことにした。

夫婦岩の後から続く道 遊歩道に着く

 少し荒れ加減ではあるが、真夏のトレーニングを兼ねて急な坂を登る。途中に倒木もあるが、迂回すれば難なく進むことができる。ササの茂る場所を抜け、やがて平坦な場所に着けば、遊歩道と合流。そのまま遊歩道を進み、 文学碑案内の立つ引坂分岐を通過、木漏れ日の美しい遊歩道を進む。

引坂分岐 木漏れ日の射す登山道

 ピークを越え、少し下って登り返せば、左にトイレ棟が建っている。この前からは青空の下、宍道湖の展望が美しく、明るい景色に、真夏の登山の苦労が報われた思いがする。更に坂を登れば、和歌発祥の地八雲山の山頂に到着、「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を」が自然と口をついて出てくる。

宍道湖方面の展望

八雲山山頂風景(写真をクリックすると和歌発祥の地「八雲山」の説明)

 広く平坦な山頂には、歌碑「八雲立つ 出雲の歌の 生まれたる 須賀の皇居(みやい)の 八重垣のあと」と、鳥居が置かれ、展望地へ出ると、宍道湖から日本海、大山までも眺めることができた。美しい展望を眺めた後、四等三角点前で記念撮影。ベンチの置かれた山頂にてゆっくり休憩を取った後下山を開始する。

山頂から眺める風景

 

和歌発祥の地「八雲山」と周囲に広がる展望(動画)

大山 下山開始

 トイレ横から眺める展望はとても美しく、青い空と白い雲、宍道湖の展望と併せてとても素晴らしい。真夏の登山は暑く苦しい時もあるが、その苦労以上の展望が待っている。美しい景色を心に刻みながら、遊歩道を忠実に下り、登山口に着いた。こんな暑い日でも、2名の登山者とすれ違う。八雲山は人を引きつける山という感じがした。

東屋の建つ登山道 須我神社

 八雲山の登山口を出発、そのまま道なりに進むと、「日本初之宮の須我神社」へ到着。広い境内を散策、八雲立つ・・・の和歌の彫られた岩を眺め、素戔嗚尊の時代に思いを馳せる。島根県はやはり神話の宝庫である。

須我神社を散策

八雲山

みそぎ場

夫婦岩

山頂

宍道湖

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歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 島根県松江市 八雲山 登山口付近のMAP

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