和久羅山(わくらやま)島根県松江市

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2011年3月13日

登山口 →0:40→ 山頂 →0:20→ 登山口

全歩行時間 1時間 0分

メッチェン(女性)山 左が嵩山、右が和久羅山(真山登山途中に撮影)

 枕木山の登山口である華蔵寺入口を出発、次は「メッチェン(女性)山」と呼ばれる松江市の和久羅山を目指す。くねくねした道を下りて国道431号を横断。県道260号を海岸沿いに南下し、大根島へ続く大海橋の手前の多気神社前を右折する。そのまま道なりに進み、朝酌町の信号のある交差点を右折し、農免道路を西へ進む。

多気神社前を右折 和久羅山

 肝心の登山口は西尾町にあるが、現在道路工事中のため、的確なる目印を表示できない。従って、登山口の駐車場の位地図を載せておく。道路から右方向を眺めていると登山口らしき場所を確認できたが、登山口付近は工事中であるため、入口がはっきりしない。もう一度同じ道を引き返し、注意深く入口を確認、無事「和久羅山登山道入口駐車場」に着いた。

朝酌町の信号のある交差点を右折 和久羅山登山道入口

 登山口から北へ少し進み、すぐに分岐を右折する。満開の梅を眺め、そのまま100m程度東へ進むと、右手に「登山道路」の案内が立っている。案内に従い登山道に入ると、すぐに倒木の目立つ道となった。この倒木は豪雪によるものか、強風によるものと思われる。

駐車場のある登山口(写真をクリックすると説明) 案内の立つ登山口

 倒木を避けながら進むが、足下にはしっかり踏み跡があり、道に迷うことは無さそうだ。木漏れ日の差す美しい風景を眺めながら進むと、左方向へ進路が変わり、足下には地積調査の杭が現れる。自然林の下、明るい道を進むと竹林帯が現れ、丁度やせ尾根を歩くような場所を通過する。

よく踏まれた登山道 尾根道

 この先の急な坂には補助のロープが渡してあり、安心して登ることができる。頭上を覆っていた樹林が少し切れ、平坦な道から背後を振り返れば、朝酌町付近の展望が開ける。この先から、山腹につけられた道をジグザグに折り返せば、一気に高度が上がる。

補助のロープ 山腹につけられた道

 急な坂の傾斜を少し辛抱をすると、山頂方向に反射板が見えてきた。この和久羅山には大きな反射板が設置されていることをここで初めて知った。間もなく山頂に着けば、なんと広い山頂広場が待っていた。

反射板が見える 広い山頂

 南方面には川の中に松崎島が浮かび、朝酌川、剣先川、大橋川と三つの川が流れている。また、川の中州には田んぼまであることにはびっくり。この川が氾濫することは無いのだろうか・・・等と、ロマンのないことを考えてしまった。

反射板の立つ山頂広場 中州

 さて、山頂の東側に三角点があるはずなので、樹林の茂る森の中へ入ると、東端に四等三角点が置かれていた。三角点にて記念撮影の後、広い山頂に戻って北側を眺める。なんとこれは懐かしい嵩山。この山には平成18年8月に午後5時を過ぎてから登っている。

三角点 嵩山

 あのとき目の前で眺めた展望台を今は向かいの山から眺めている。当時、自分がどの位地にいるのかさっぱりわからなかったが、こうしてみると今は位置関係をはっきり自覚しながら登っており、少しずつ頭の中のコンパスが進化しているようだ。

眼下に広がる展望

和久羅山の山頂風景(動画)

 ベンチに腰掛け、東出雲町から松江市街に至る展望をゆっくり眺め、山頂を出発。反射板に別れを告げて、下山を開始する。急な坂を一気に下れば、あっという間に登山口の駐車場へ到着、周囲に咲く美しい梅を観賞した。

下山途中の展望 梅の花

 さて、時刻は午後3時過ぎ、まだ松江市の茶臼山へ登る時間は残されている。急いで登山口へ向かうが、本日は松江市でマラソン大会が行われ、道路規制により大渋滞となっていた。おまけに近道を知らないので、登山口付近に着いたときには午後4時。

茶臼山 茶臼山の登山口

 この山は標高171m、大して高い山ではないので時間的には大丈夫だが、駐車スペースがなかなかな見つからない。時刻はどんどん過ぎ、じりじりしていたが、またこの地方に来ることもあるので、茶臼山登山は次の機会とすることにした。

 登山の後は出雲そば、今回は小泉八雲旧宅の近くにある神代そばへ。注文したのはもちろん釜あげ蕎麦、そば湯ごと頂くこのおそばがとても美味しい。この店では、蕎麦のだしに味が付けてあり、薬味にはカツオ・ネギ、きざみ海苔が乗っている。美味しいおそばにとても満足、うれしい気持ちで外に出たら、丁度本日のそばは売り切れとのこと、この店でおそばを食べることができてとても幸せだった。

神代そば

 松江を午後5時に出発、国道54号線を通って帰る。この道沿いにはやはり蕎麦の美味しい一福がある。飯南町の一福本店に立ち寄り出雲そばを頂く。以前気になっていた鬼蕎麦を見るとやはり冷たいのでパス、定番の釜揚げそばを頂くことにした。

一福

 こちらのそばには、薬味にモミジおろし、カツオ・きざみ海苔、ネギが置かれており、だしを自分でそばの中に入れ、味付けをするものである。最初はだしをつけないでそばの味を確かめる。暖かいそばの香りが香しく、そばはとても美味しい。

 1/3程度食べた後、今度はだしを少し入れてそばを頂く。カツオとだしの風味がマッチしてとても美味しい。

 最後の1/3は唐辛子を振りかけて濃い味で頂き、残ったスープも全て飲み干して完食。出雲そばはやはり美味しい。このように楽しい2日間はあっという間に終わってしまった。次の島根県の山はどこになるのだろう。

 

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歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 島根県松江市 和久羅山 登山口付近のMAP

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