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萩の平を出発、千坊山・大峯山コバルトラインを東へ進む。なお、千坊山の登山道入口には市民の森の広い駐車場も用意されているが、いきなり山頂に着くのも味気ないので約900mの鋪装道をのんびり歩くことにした。
春のこの時期にはヤマザクラとミツバツツジが満開で、とても華やかである。道の側でツツジの花を眺め、足下に注意していると可憐なリンドウも咲いている。当日は霞気味の展望だったのではっきり眺めることはできなかったが、晴れていれば瀬戸内海の先に国東半島などの展望も眺めることができる。
やがて市民の森の駐車場前に到着、駐車場に掲示された千坊山の由緒を眺める。東千坊は伝教大師、西千坊は弘法大師が開かれたと伝えられ、山谷に、約三百の僧房が営まれていたという。三百坊、仁王堂、鐘楼営などの地名が、当時の寺運を物語る。大内氏隆盛の時は、その加護を受けたが、次第に衰退となったとある。
三角点の後の木にはいくつか山頂標識が掛けられていた。山頂からは西側が開けているが、周囲を木々が覆い、ほんのわずかに海が見えるだけだった。山頂で写真を撮っていると広島から来た夫婦の登山者がやってきて山頂を確認した後下山された。この夫婦も萩の平らからの登山者だった。
千坊山・大峯山コバルトラインのツツジ
冠梅園の桜並木
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