三郡山(さんぐんさん)島根県奥出雲町・雲南市・安来市

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2010年11月3日

登山口駐車場 →0:15→ 長寿の滝 →0:05→ 登山道合流点

 →0:15→ 尾根出会い(残り1.8km) →0:12→ ベンチの休憩所

 →0:13→ 山頂 →0:15→ 尾根出会い →0:20→ 登山口

全歩行時間 1時間35分

 山口県の山(山と渓谷社)の著者、中島先生と久しぶりに島根県の山へ。今回は新蕎麦祭りでにぎわう出雲横田の先、三郡山へ。この山は、奥出雲町鍋坂山の稜線上にある。なお、名前の由来は、大原郡(現雲南市)、仁多郡(現奥出雲町)、能義郡(現安来市)の境による。また、三郡山へは旧版の「島根県の山(山と渓谷社)」に雲南市大聖からの登山道が紹介してあったが、今回は奥出雲町の上分地区より「三郡山自然観察路」を採る。

 岩国インターから山陽道・中国自動車道と走り、庄原インターで高速を下る。途中のコンビニにて昼食用のおむすびを購入。国道183号を北東に進み、西条を通過、この先で国道314号へ入り、三井野原、おろちループ、JR八川駅を通過。途中で延命水を汲み、横田を抜けるまでに、2軒のそば店を確認。更に農免道路を進み、松本清張の小説「砂の器」で有名な亀嵩に入る。

亀嵩の交差点 亀嵩農道の案内に従い右折

 亀嵩からは大仁広域農道に入り、少し進むと右手に亀嵩農道の案内を確認、案内に従い右折し農免道路に入る。峠を越え、そのまま農道を進むと、三郡山と刻まれた石碑と三郡山自然観察路案内図を確認した。

三郡山案内図(クリックすると拡大) 案内に従い進む

 案内図に従い分岐を左折し、この先のT字路を左折、細い舗装路を進み、更に詳しい三郡山自然観察路案内図の手前にある駐車場に到着。この先の橋が通行不能なので、駐車場に車を置き登山を開始する。頭上を見上げれば、送電線が走っている。丁度キノコ狩りをしている地元の方に出会ったので、登山道の状況をお聞きすると、踏み跡は確かで、山頂まで登山道が整備されているとのお話に安心した。

麓から眺める三郡山 T字路を左折
左に駐車場(クリックすると案内図を拡大) 頭上に高圧電線

 案内図の場所を出発すると、すぐに橋を渡る。案内図にはもう少し先へ車で侵入できるよう書いてあるが、とても車でこの橋を渡ることはできない。杉の植林帯の下、舗装された道を進むと、すぐに駐車場らしき場所に到着。ここで登山道は直進方向と右方向に分岐し、直進方向の道は三郡山へ向かう順路、右の道は長寿の滝を経由するルートである。

車では通れない橋 駐車場

 ここは長寿の滝を眺めるため、右の道を採る。足下に少し草がかぶり加減だが、踏み跡は確かなので大丈夫。ただし、夏草の茂る時期には少々手強い道になるのかもしれない。丸太で造られた橋を渡り、もう少し進むと長寿の滝の案内が立っている。この案内から左方向へ登山道は続いているが、まずは長寿の滝へ向かって直進する。

「長寿の滝」の案内に従い進む 植林帯の下

 右に沢を眺めながら少し進むと、豪快な長寿の滝へ到着、しばらく美しい滝を鑑賞。その後長寿の滝を出発、少し来た道を戻り、長寿の滝の案内の場所で右折、急な斜面につけられた階段を登る。登山開始直後の急坂なので最初から息が上がる。

案内の場所で分岐する 長寿の滝

 

長寿の滝(動画)

 少しの辛抱で平坦な場所に到着、眼下を見下ろせば、長寿の滝の滝壺を眺めることができた。周囲は植林帯から自然林に変わり、山腹につけられた道を進むと、すぐに登山道と合流、合流点には長寿の滝の案内が置かれている。

長寿の滝分岐から続く道 眼下に滝壺を見下ろす
登山道に合流 広い登山道

 登山道に入り、紅葉の始まりを感じながらジグザグに高度を上げる。登山道の合流点から17分で尾根に到着、頂上までの残りの距離は1.8kmである。この付近から周囲が明るくなり、日差しを浴びた自然林が美しい。ただし、登山道には時折急な斜面の場所もあり、ゆっくり進まないと汗が噴き出る。

尾根道出会い(山頂まで1.8km) 明るい自然林

 麓から眺めていた、急な傾斜の尾根道を進んでおり、ほとんど一本調子の坂が続く。周囲は木々に遮られ、展望が望めないのが残念である。ただし、明るい木漏れ日の中を登っているので疲労感は少ない。やがて東方面の木の間越しに、三郡山の山頂部が見え始め、まもなくベンチの置かれた小ピークに到着、眼下にはわずかに集落が見え始めている。

木の間越しに三郡山の山頂部が見える 山頂手前の休憩所

 小休止の後、ベンチの置かれた休憩地を出発、いよいよ最後の坂へ向かう。左右に笹の茂る道を踏ん張り、更に進むとこの坂はとても急なことを実感。周囲の紅葉は青空の下で更に美しく、美しい景色の中にいることがとてもうれしい。

紅葉の始まり

 紅葉を眺めながらの山歩きはまもなく終了、突然平坦な場所に着いたと思ったら、二等三角点の置かれた三郡山の山頂に到着。東と西に一部樹林に遮られる場所もあるが、ほぼ360度に広がる展望に満足。三郡山はとても展望の美しい山である。

↑ 山頂から北の展望 ↓

↑ 山頂から南の展望 ↓

 南に広がる中国山地には左から船通山、玉峰山、吾妻山、猿政山、鯛巣山、大万木山と名峰が続く。西には尖峰の清久山、遠く弥山、鼻高山、旅伏山、天狗山に星上山と京羅木山など出雲や松江の山々が美しい。明るい山頂にて豪華昼食を摂りながら周囲の景色を眺める。これが一番楽しい作業である。昼食後は山頂恒例の記念撮影、青い空をバックに気持ちの良い写真を撮ることができた。

 

三郡山の山頂から眺める周囲の展望(動画)

 下山は往路を下るのだが、急な坂を登ってきたことを実感、下りはあっという間に長寿の滝への分岐を通過。植林帯まで下りると、足下には少し草がかぶっている。更に下山を続け、長寿の滝と登山道の分岐を通過、平坦な舗装道を戻り、無事登山を終了した。

植林帯の中を下山 三郡山案内標識

長寿の滝

登山道

紅葉

山頂

南の展望

北東の展望 正面に清久山

北の展望

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歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 島根県奥出雲町 三郡山 登山口付近のMAP

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