トップに戻る 2022年に登った山リストへ戻る 山名アイウエオ順
→0:25→ 尾根道到着 →0:25→ 山頂 →0:20→ 植林帯右折
→0:07→ 沢を渡る →0:23→ 馬頭観音分岐 →0:15→ 河内神社
→0:25→ 冠高原下バス停 →0:30→ 松の木峠 →0:10→ 林道入口
登山口への起点は冠高原の松の木峠で、峠から山口県に入り寂地峡へ向かって約900m下った所の左(南)側にある林道が登山道入口、更に下った所の左側に駐車スペースがあるので車を置いて登山を開始した。なお、駐車地の横に立つ電柱は高根(支)335である。
松の木峠側に50m程度引き返すとカーブミラーを過ごした先の右側に南へ向かう林道が現れる。これが鬼ヶ城山へ続く作業道ようたあ線で、命名の理由は酔うたあ〜。入口に立つ電柱の高根(支)339を確認して作業道に入る。車止めのロープを跨いで作業道を進むが、足下の草の背は高くない。
車のタイヤの跡が見られるので、日常的に作業車が通っているのだろう。久しぶりにサラシナショウマを見学、何も心配のいらない作業道歩きが続く。左右に植林が続き展望は得られず、淡々と歩を進める。やがて沢の音がするので周囲を見回すと水場を見つけた。この先にも水場があり、夏場に顔を洗うことはできそうだ。
イノシシのヌタ場を過ごし紅葉の始まりを感じながら南へ進む。やがて左上へ分岐する道が見えてきた。入口になにか案内があるものの、字は判読できなかった。この入口が鬼ヶ城山へ続く道で、わずかに坂を登ると左に馬頭観音が置かれていた。馬頭観音へ登山の無事をお願いをして奥へ進む。
すると新しい作業道が南北と東へ続いていた。方向を確認してみると南へ続く作業道は鬼ヶ城山へ続く尾根道に並走しているようなので、比較的平坦な作業道を進んでみた。作業道はアップダウンも無く歩きやすく、なにも心配のいらない道で、右上に見える尾根道のピンクテープを確認しておけば、尾根道から離れることは無い。
しばらく作業道歩きが続いたが、作業道が尾根から外れそうになったので適当な所から尾根道に戻った。尾根道にはしっかりピンクテープが続き、更に歩きやすいので何も心配はいらない。周囲に広がる紅葉の始まりを鑑賞しながら進んでいると少しずつ坂の傾斜を感じ始めた。いよいよ鬼ヶ城山が近くなってきたようだ。
前方に岩が目立ってきたと思ったらとても大きな岩が現れた。この大岩の横を抜けると前方に笹が目立ち始めた、進路はピンクテープにより確認していたが、笹の下には踏み跡が確認できるので目印のテープ無しでも方向を失うことは無い。笹を分けながら高い所へ向かっていると前方に美しい紅葉が見えてきた。
この紅葉の場所の右側が鬼ヶ城山の山頂で、山頂周囲のみ笹が刈り払われており、山頂標識と三等三角点が置かれていた。20年前には広島湾や錦町方面を眺めることができたが、周囲の樹林の背が高くなり、展望を得ることはできなくなってしまった。本日はこの一山のみなので山頂で昼食を摂り、下山を開始した。
下山は広島県側の飯山方面へ下り、足の状況次第で松の木峠へ下るか、飯山へ下るか分岐点で考えることにした。山頂から西へ続く明確な道は飯山へ続く下山道で、元来た道は笹の下の踏み跡を辿らないといけない。今回は飯山へ下るため明確な道を道なりに右カーブを描きながら坂を下り始める。
紅葉を眺めながら一気に高度を下げて行き、植林帯に下り立った。そのまま下っていると左に柱状節理の大岩が現れた。珍しい岩を鑑賞した後沢を渡り、この先の左側でも大きな柱状節理の岩を眺めた。
足下は広い作業道に変わり安心して歩いていたら、豪雨による災害なのか作業道が荒れてきた。慎重に荒れた作業道を通過した先で折り返すように左へ続く道に出会った。この道が馬頭観音へ続く道と思われる。この道をとり、松の木峠経由で下山しても良いのだが、飯山経由の大回りも魅力がある。思案の結果、飯山経由で帰ることにした。
すぐに目の前が開け飯山の集落に到着、20年前に参拝した河内神社へ向かった。驚いたのは20年の歳月によりご神木が更に大きくなっていたことで、とても懐かしかった。国道186号を松の木峠へ向かい、途中で鬼ヶ城山を眺めた。この風景は前回と変わらない気がした。
吉和さくらバス「冠高原下バス停」の先で左折しショートカット、途中で紅葉鑑賞などを楽しみ冠高原を通過、山口県側に入って坂を下り無事登山口前を通過し駐車地に帰り着いた。一日歩いていたような気がしていたが、6時間半程度の行程だった。帰る途中で廿日市市・冠岳の登山口を見つけた。岩山で面白そうなので山口県岩国市の宝田山・岩山と合わせて登ってみようと思う。
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