トップに戻る 2021年に登った山リストへ戻る 山名アイウエオ順
→0:20→ 野坂山山頂 →0:10→ 林道終点 →0:20→ 段原山尾根
→1:00→ 三原山 →0:45→ 三原山西側登山口 →0:40→ 野坂三原自治会館
願成就温泉から国道9号を山口方面へ約800m進むと、右へ分岐する道があるので左折、入口には「徳佐歴史散策ルート」の案内が立っているので目印となる。西へ続く道を進んでいると、圃場整備の際に藪の中で見つかったという「三原の不動板碑」を右に過ごす。
国道から約800m進むと右に野坂三原自治会館があるので、邪魔にならないところへ車を置いて出発する。自治会館には干支の木彫りの像が置かれ、牛年の今年の像は新しかったが虎は無く、全部で11体が置かれていた。なお、自治会館の奧には諏訪社が祀られているので登山前に参拝しておくと良いことがあるかも知れない。
自治会館を出発して西へ約250m進むと右に墓石が並んでいた。この先の倉庫の手前を右折して林道三原線に入る。折り返しの所では前方に三原山が大きくそびえていた。林道に入ると左右に植林が続き、倉庫などを過ごすと獣除けの柵に着く。
この柵の横から奥へ進み舗装された林道を辿る。廃屋を過ごし安全な道を進んでいると急に幅員が広くなった。左側へ分岐する道があるので進むと、ここには手製の案内に「三原山・野坂山(近道)」の案内が掛けてあった。この案内に従い分岐を左折し、植林帯に続くコンクリート舗装の道に入る。コンクリート舗装をよく見ると横に筋が入っており、滑り止めの役目をしていた。
再びコンクリート舗装の道に入るがすぐに舗装が切れる。この舗装が切れたところから右上へ折り返すように続く道を過ごす。この道は野坂山手前の鞍部付近で合流するようだが、このまま直進して尾根へ向かった方が楽そうなのでそのまま進む。正面に草の生えている場所があり、この手前には「5m先を右へ進むと野坂山」、「10m先を左へ進むとダンバラ山、三原山」と案内されていた。
まず野坂山へ向かうため5m先を右へ進むと、野坂山登山口の案内が置かれていた。長い林道歩きの後、ようやく登山口に立ったと言う事である。植林の下に続く道へ入り高度を上げる。進行方向にピンクのテープが続いているためこれを目印に上れば何も心配ないようだ。
急登なので木をつかみながら登るとすぐに尾根へ着いた。この先で山腹に続く道を辿れば右下から続く道と合流した。この道が下の林道から続く道なのだろう。この作業道は折り返して更に続いているようだが、野坂山へは左の尾根道に入る。自然林の下に続く道を辿り高度を上げる。
進行方向にはしっかりと目印が続いているため方向を見失うことは無い。急な坂が続くので木を手がかりに高度を上げると西の樹間越しに十種ヶ峰が見えてきた。十種ヶ峰を眺める場所からわずかに高度を上げれば、平坦な植林帯の下に野坂山の三等三角点が置かれていた。
野坂山山頂からは展望は無いので少し北へ移動すると、青野山や津和野の街並みを眺めることができた。最近は展望の無い山が多いので、わずかの展望でもうれしい。津和野の街並みをしっかり眺めて下山を開始。林道終点まで引き返した。
植林の下に続く明確な道を北へ進む。途中で目印のテープは無くなったが、そのまま北へ進み、尾根へ出れば大丈夫。やがて急登を登り切って尾根へ着いた。標高600mの段原山は、着いた尾根を右折すればわずかで着くのだが、私の地図には西の594m標高点が段原山と表示されていたため大失態。そのまま西へ進んでしまった。
尾根道には目印が続き、道を間違える心配は無い。途中の倒木にノコギリで切った跡もあり、登山道はしっかり整備されているようだ。時折見かけるビニールパイプには山の所有者の名前が書かれているようだ。三原山への案内も掲示されているため安心して歩くことができる。
やがて594m標高点へ到着、まさか地図が間違っているとは思わず、段原山登頂と喜んでいた。家に帰ってがっかりしたが、行程は解っているので再度行くことは可能である。さて、594m標高点を出発、登山道の横に立つ木には三原山への案内があり、この先から一気に高度を下げる。
鞍部からの登り返しがきつく、急登の途中で休憩が増える。すごい急斜面には補助のロープが渡してあるため、とても助かった。やがて傾斜が緩むと広い山頂へ到着、イノシシのヌタ場を過ごし、山頂広場の北の端に着くと北浦自然観察会により掛けられた三原山の案内に出会うことができた。広すぎる山頂なので位置をよく確認しないと、下山方向を間違えそうな気がした。
村有林の石杭横でおむすびを頬張りすぐに出発。船平峠の案内に従い南西へ下る。しっかり目印が続いているので安心だが、当然地図を確認しながら下っている。やがて鞍部へ着くと船平峠と三原山への案内が掛けられていた。ここから登り返し、平坦な尾根へ着くが広く平坦すぎて進路を確認、短い間隔で案内が置かれていた。
やがて雑木の繁る場所に下りてしまったため、歩きやすい右の植林帯へ移動した。ここで古い作業道に着いたのでそのまま下ると、三原山西側登山口の案内に出た。最後の所で道を外したようだが、出たところは結果的には目的地だったようだ。この場所は島根県津和野町で、造林地の案内には津和野町大字高峰と案内されていた。
さて、水道施設を右に過ごし安心の舗装道を下る。途中で堰堤、和布刈神社を過ごし出たところの電柱には「阿東町内一の古刹馬頭観音堂」の案内石柱が置かれていた。交差点を左折し、登山口の自治会館へ向かっていたら、民家の人が声をかけてきて、イチジクを頂いた。
お礼を述べて道なりに登山口へ向かっていたら「天下の名水大坪の清水」を見つけた。間もなく林道三原線への入口を通過し、登山口の自治会会館へ帰り着いた。明日も天気なので残りの山へ向かうかも知れない。家に帰り段原山へ登っていないことを確認。事前の地図の確認が大切である事を痛感した。残念な出来事であった。
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