牝滝山 足王社から滝を見学して山頂へ(めんたきやま)山口県山口市

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2021年10月24日
足王社 →0:30→ 林道草岩線石柱 →0:30→ 林道終点(コンクリート橋)

→0:35→ 赤プラ杭 →0:40→ 山頂 →0:20→ 赤プラ杭

→0:20→ 林道終点(コンクリート橋) →0:20→ 林道草岩線石柱 →0:30→ 足王社

全歩行時間 3時間45分
登山行程図(地図をクリックすると拡大)

 防長山野へのいざない第1集(金光康資著)に紹介されている牝滝山へ向かう。著者によれば、「相当物好きなピークハンターか仕事上やむを得ず登る人以外には、ほとんど見向きもされない地味な山で、ヤブコギを含め難易度は県下トップクラス」とのこと。この山へ向かうにはそれ相当の覚悟が必要である。
用路交差点を右折 用路橋を渡って右折

 周南市鹿野から国道315号を北上、長沢交差点で国道9号に着き左折。そのまま山口方面へ向かって約5km進むと大佛文乃詩碑、おせん淵の案内が見えてくる。この先の用路交差点を右折し阿武川に架かる用路橋を渡る。

JR山口線の長谷踏切を渡る 足王社へ向かって直進
県道の東側に足王社が見える 足王社の駐車場

 橋を渡ればすぐに右折し県道317号高佐下阿東線に入りJR山口線の長谷踏切を渡る。そのまま道なりに進むと交差点へ着くので足王社の案内に従い直進。少し進むと県道の東側に足王社が見えてくる。今回は足王社の駐車場に車を置いて登山を開始することにした。

足王社へ参拝

 登山前に足王社へ参拝すると地区の方達が神社の清掃作業をされていた。牝滝山へ向かうことを伝えると、クマが出ると言われた。この地区には日常的にクマが出没しているそうだ。さて、とにかく牝滝山へは登らないと。

かわいいお地蔵様 地福八十八ヶ所めぐり第六十番、六十三番
大佛文乃のおせん淵の文学碑

 足王社前を出発、すぐ石仏が並ぶ場所に着いた。地福八十八ヶ所めぐり第六十番、六十三番が並んでいた。この先には大佛文乃のおせん淵の文学碑が置かれていた。この付近に大佛文乃の生家があったのだろう。

県道317号に入る 県道を右折
反対側から 最奥民家前に着く

 文学碑を過ごし更に進むと県道317号に入り、そのまま北西へ進む。間もなく県道の標識に山口市阿東笠石の案内を見て、この先の分岐を右折する。落石注意の案内を見て舗装道を道なりに進む。すぐに最奥の民家へ到着、ここでこの家の方が作業されていたので、最近牝滝山へ登った人がいるのか聞くと、時たま登っているとのことだった。また、山頂までの道順も教えて頂いた。

町道終点と林道出合原線の石柱 野菜畑を見て林道を進む
石組みを見る 林道を進む

 御礼を述べて民家前を出発、道路の右には町道終点と林道出合原線の石柱が置かれていた。左に野菜畑を見て林道を進むが、すぐに草のかぶる場所を通過する。林道はコンクリートのしっかりしたところは大丈夫だが、草の茂るところも多い。林道横には石垣なども残っており、生活の跡を眺める事ができる。

堰堤を過ごす コンクリート橋を渡る
分岐を左折 林道平草岩線を進む

 林道歩きなのでほとんどアクセントは無いが、途中で堰堤を1つ過ごす。そのまま道なりに北へ進むとコンクリート橋を渡る。この先で左右の分岐となり、牝滝山へは左の道をとる。この起点には林道平草岩線の石柱が置かれていた。

滑滝を見る センブリ
コンクリート橋を2つ渡る

 左右に植林を見ながら沢沿いを西へ進む。林道は時折り草の茂るところもあるが、大した障害では無い。ほとんど斜度を感じないので快調に進む。沢の中に滑滝を眺めながら進むと、やがてコンクリート橋を二つ通過する。二つ目の橋の左側奧には公社造林草岩外三事業地の案内が置かれていた。

堰堤 草の被るコンクリート橋を渡る
岩が転がっている 笹の茂る道を進む

 この先からは少しずつ林道に草がかぶり始めるので歩きやすい場所を選びながら進む。左に堰堤を2つ過ごし北へ進むと、草が茂って見えにくいがコンクリート橋を渡る。この付近が林道終点となる。笹藪の繁るコンクリート橋を渡ると足下には岩が転がっていた。その先には笹が広がり、いよいよヤブに突入という感じである。

大岩を過ごす 足下に岩が転がっている
林業公社の杭を過ごす 山腹につけられた道を辿る

 前方を見ると目印のピンクテープが続いており、足下を確認しながら慎重に進む。植林帯を少し進むと左右に大岩を見る。ここで少し高度を上げると足下に岩が転がっていた。笹を分けながら高度を上げれば、足下に林業公社の杭を過ごす。進路は西へ向き、山腹につけられた道を進むのだが足下は狭く、しかも笹が茂っているので笹を分けながら進む。

笹を分けて進む 大岩の前に着く
三段の滝を眺める 歩きやすい道に変わった

 前方に大岩が見えてくれば笹の勢いが弱まり、この下に滝が見えてきた。沢の方へ下ると、三段の滝を眺めることができた。ここで小休止の後登山を再開する。少し進むと次の滝を見学、この付近には見応えのある滝が多い。

滝を眺めながら進む
笹の被る道 一番の大岩
沢を渡る 山腹に続く水平道

 植林帯の下に続く道だが、笹が多いので進むのに時間がかかる。やがて大岩の横に到着、本登山中一番の大きさの岩を鑑賞した。この先で沢を渡り、山腹に続く水平道を進む。やはり笹が茂っているので足下に注意して進まなければならない。炭焼き窯跡を通過しこの先で沢を渡る。

笹の道が続く 沢を渡る
赤いプラスチック杭 沢を渡る

 左に沢を見ながら進んでいると、右の木の下には赤いプラスチック杭が置かれていた。この先で進路は右(北)へ向き、大して高度を上げないまま谷を詰めていると沢を渡る。ここで前方に急登が見えてきた。植林帯の下、笹の目立つ坂へ向かう。

最後の沢を渡る 尾根へ向かう急登
尾根を目指して一気に高度を上げる 進路は右の尾根へ向かう

 目印のテープは相変わらず続いており、尾根を目指して一気に高度を上げる。笹が多いので丁度良い手がかりとなっている。坂はますますきつくなるが、かまわず高度上げると、進路は、東方面へ変わり、斜めに尾根を目指す。

尾根へ向かって直登 笹の中に飛び込む
尾根へ着いた 笹を分けて進む

 この辺りは足下が急斜面に変わり、滑り落ちないよう笹を手がかりにして高度を上げる。やがて尾根へ向かって笹をつかみながら直登し、尾根の端に着いた。笹の勢いは津々良ヶ岳で苦労した笹ほどでは無く、手で左右に分けることができた。これで一安心だが笹の背は高い。

背後を振り返る 山頂まで続く笹藪

 山頂方向を見定めて笹を分けながら進む。笹の勢いは山頂に近づくにつれ、少し増してくるが通常レベルの笹藪なので安心感が広がる。すぐに三等三角点の置かれた山頂に着くが、山頂標識は無く、展望も樹間越しだった。

牝滝山の山頂へ到着 大蔵ヶ岳と思われる山脈

 三角点の上に立ち、周囲を見回すと南の方向に大きな山脈が続いていた。これは大蔵ヶ岳と思われる。北東には十種ヶ峰が見えるはずだが、樹間越しでも確認することはできなかった。
 山頂でおむすび1個を頬張り、下山を開始。登山時に山頂まで導いてくれた目印は下りでもしっかり役目を果たし、無事林道終点まで導いてくれた。この先は長い林道歩きで、民家前を通過し足王社の駐車場まで帰り着いた。

足王社
おせん淵 文学碑
滑滝
↑ 滝 ↓
笹藪
牝滝山山頂

 前の山 津々良ヶ岳・牛頭山 を見る

 次の山 野坂山・三原山周回 を見る

歩いた足跡  
登山口周辺の地図はこちら 山口県山口市 牝滝山 登山口付近のMAP
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