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→0:10→ 大星山 →0:30→ 神護寺
境内に祀られた西国三十三観音霊場に頭を下げながら箕山へ続く登山道に向かう。穴観音の先で作業道のような広い登山道に入る。足下には時折倒木も見受けられるが歩くのに支障は無い。
明るい作業道をたんたんと進んでいると、明確な道は真っ直ぐ進んでいるが、箕山へ続く道は右に分岐している。目印のテープを見落とさないようにして分岐に入る。すぐに明確な道が始まり、併せて坂の傾斜が増してくる。
自然林の下に続く道を辿れば、巨石を右に過ごす。この先で植林帯を通過すると伐採地に着き、踏み跡を辿っていると、目の前に箕山が現れた。更に進むと登山道はそのまま奧へ向かっているが、当日は左上の山頂へ続く直登道を辿ってみた。
間もなく箕山山頂の端に着き、右に設置された駐車場側から平坦な広場に入る。山頂案内のある場所に着き、横に設置された大野毛利氏と平生開作の案内を眺める。案内によれば箕山山頂は神武様の地点(神武天皇遙拝所)、標高409.3mとされている。
広場を出発し駐車場、トイレを過ごした先で左上へ続く擬木階段に向かう。中間地点で鳥居を過ごせば平坦な神武天皇遙拝所に到着。平生平野を一望に見渡す事のできる箕山には神武天皇が東征の際、立ち寄られた言い伝えがあり、明治初年大野の里人や近郷の人々により祠が建てられ、神武天皇遙拝所とされ、里人からは「神武さあ」とあがめられている。
祠の手前には通夜堂跡が残っており、参拝者が日の出を待つために使用していたと説明されている。祠に参拝後、南へ続く登山道を辿り、坂を下れば大きなタンク横から鋪装道に出る。大星山への登山道は鋪装道を横切る先が続いており、真っ直ぐな急登に取り付く。
間もなく鋪装道に出会い、この先から左上へ続く階段に向かえば展望台の建つ大星山山頂である。三等三角点の置かれた山頂からは東に展望が開けており、眼下に柳井医療センターの建物が見えている。ただし、海を挟んだ先の周防大島は霞んでいた。展望台の上に上がり周囲を見回すが、やはり霞が強く展望は望めなかった。
展望台で昼食を摂り下山を開始。箕山へ向かって鋪装道を進み、駐車場の手前で左に下る作業道に入る。少し下れば登山時に山頂へ向かって直登した地点に着き、これから先は元来た道を引き返した。
下山は快適で、大星山山頂から神護寺の駐車場まで前回と同様30分で帰り着いた。やはり半年ぶりの単独登山だったが、まずまず歩けることが分かった。次回は長い距離を歩く予定なので、この登山を終えることができれば、いよいよ本格的な登山再開となる。
箕山手前
木造毘沙門天立像(右側)
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