トップに戻る 2025年に登った山リストへ戻る 山名アイウエオ順
岩滝山・蛇幕山分岐 →0:15→ 忠臣碑 →0:05→ 岩滝山登山口 →0:20→
蛇幕山山頂 →0:10→ 岩滝山山頂→ 0:15 →岩滝神社→ 0:15 →
安芸山陽道出合 →0:15→ 駐車地
なお、前回JR海田市駅から日浦山を経由してJR安芸中野駅に縦走した際に使用した大師寺から登る「日の浦山遊歩道」はもう少し手前から山道に入ることになる。この旧山陽道は見どころが多く、歩くだけで楽しくなる街道である。今回は登山なので、山陽道散策は日を改めてのこととする。
薬師禅寺駐車場を出発、少し坂を下り日浦山登山道Aルートの案内に従い分岐を左折、坂を登り左に薬師禅寺への入口を過ごす。更に高度を上げれば頭上に黄金のひまわり観音像が顔を出す。左に鐘楼堂を過ごして登山道の案内に従い進むと、眼下には樹間越しながら展望が広がる。
墓地の横を進み、日浦山Aルートの案内を過ごすと登山道は階段から山道に変わる。すぐに山頂まで1390Mの案内を確認、疎林の下を辿る。この冬一番と言われる寒波来襲中だが、登山道付近は風も無く、暖かい日差しを受けて汗ばむ陽気である。
背後に市街地や瀬戸内海の展望が広がり、高度を上げる度に視界が広がる。岩登りの道の案内を過ごし、一気に高度を上げると岩上から広島市街、アンテナの建つ絵下山、江田島、宮島などの大展望を楽しむことができた。西に岩滝山、蛇幕山などを確認して更に高度を上げる。
時折現れる展望に和みながら岩の道を辿れば地獄岩・岩の展望台の分岐に到着、迷わず岩の展望台に向かう。わずかに高度を下げると樹林の先に岩の展望台が現れた。眼下に瀬野川が流れ、市街の先には絵下山がそびえている。右に向かって江田島の古鷹山、クマン岳、広島中心地などを眺めて山頂へ続く分岐まで引き返す。
丁度お昼時なので、昼食に定番のおむすびとカップヌードル、半年ぶりの豪華昼食である。更に展望を肴にコーヒーを飲みながら談笑が続く。昼食後の記念撮影を変え、本日の目的の干支の山、蛇幕山へ向かう。
元来た道をわずかに引き返し、Bルートの大師寺へ向かう道に入る。少し下ると岩の目立つところで右の分岐に出会う。左は大師寺への道(Bルート)で、右が岩滝山への道である。ここで岩滝山への案内を確認して右道に入る。
緩やかな傾斜の道を下ると、わずかに西側が開けた場所があり、ここで船越中学校の上、送電鉄塔の右に小ピークの蛇幕山を見つけた。この先から急な下りが始まり、岩が目立つ急傾斜ではロープを補助として一気に下る。急傾斜を過ごすと岩滝山の案内を確認、明るい樹林の下を進み鋪装道に下り立った。なお、この下山口には「嗚呼忠臣戦死者碑」が立っていた。
鋪装道を左に進み丁字路を直進、階段を登り岩滝山登山口を出発。目印のテープに従い高度を上げる。すぐにシダの目立つ道となるが、踏み跡は確かなので快適に進むことができる。振り返れば先ほどまで立っていた日浦山が青空の下にそびえている。
蛇幕山で記念撮影の後、次の目的地の岩滝山へ向かう。わずかに坂を下り、広くなった場所を過ごせば鉄塔下に着く。ここで進路を左(南)にとり坂を下る。自然林の下に続く快適な道を下っていると、少し登り返したところが標高192mの岩滝山山頂だった。岩滝山の山頂からは樹間越しに呉婆々宇山の山頂に立つアンテナ施設がわずかにみえている。
岩滝山を出発、更に高度を下げていると32番の石仏に出会った。この先で分岐を左折、整備された参道を進むと日限延命地蔵尊が祀られていた。地蔵尊の先の広場には四等三角点が置かれ、ベンチの先には広島市街、黄金山と瀬戸内海などが樹間越しに見えている。
平坦な広場の三角点付近まで来ると標高はかなり下がっている。広場の先から岩の目立つ急傾斜に設置された階段を下る。凄い高度感をのある石段を慎重に下り、石段の周囲に祀られた石仏に頭を下げる。この石仏は四国八十八ヶ所より勧進されたものかも知れない。
やがて階段を下りきれば岩滝神社に到着した。敷地内に祀られた天満宮等に参拝後、岩滝神社に参拝し多くのお願いをした。岩滝神社を出発、鋪装道を辿り旧山陽道沿いの旧跡を見学しながら駐車地の薬師禅寺に帰り着いた。一周回りの登山は無事終了、充実した一日を送ることができた。
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