枡形山 黒岩峡コース(ますかたやま)山口県岩国市

トップに戻る      登った山のリストを見る      山名アイウエオ順

2011年 9月 4日

回転場 →0:25→ 分岐のT字路 →0:25→ 枡形山登山口(中山林道経由)

 →0:20→ 山頂 →0:15→ 登山口

 →0:25→ 分岐のT字路(坊ヶ原経由) →0:25→ 回転場

全歩行時間 2時間15分

2005年2月11日 坊ヶ原林道入口よりの登山記を見る

 山口県の山の著者中島先生のご案内により、周南市の黒岩峡を登山口とし、岩国市周東町の枡形山を目指す。コース途中には上黒岩峡などの渓谷が広がり、頭上を自然林に覆われた登山道は、真夏でも涼しいお薦めのコースである。

黒岩峡へ向かう 黒岩峡最奥の回転場

 岩国方面から国道2号を西へ進み、周東町西長野地区の西長野交差点を左折、県道142号に入り南へ進む。すぐに県道144号に合流、そのまま島田川を右に見ながら道なりに進むと周南市小松原地区に入る。この先に立つ黒岩峡の案内に従い分岐を左折、狭い道を奥へ向かう。

 今回の登山口は県道から2km程度進んだ最奥にあり、「この先回転場あり」の案内が立っている。この付近の邪魔にならない場所に車を置いて登山を開始、回転場から20m程度進むと橋が架かっており、この橋の手前を左折する。

橋の手間を左折 用水路の横を進む

 中に入ると用水路があり、真夏でもとても涼しく感じる。右には川が流れており、この上流が上黒岩峡の渓谷である。用水路沿いに進むと周囲には大岩が目立ち、迫力ある風景を眺めることが出来る。

石垣の上を左に進路を採る 右には橋が架かっている

 すぐに石垣を越えると、道は直進方向と左方向に分岐するが、この分岐は左道を採る。なお、右には3本の木が渡されているが、この先は夏草の勢いが強いように見える。道なりに東へ向かって進むと、右に堰堤を過ごし、ほとんど傾斜を感じない道を快適に進む。

右に堰堤を過ごす 橋を渡る

 やがて沢に架かる木の橋を渡るが、橋の上から眺める風景は、まさに渓谷でとても美しい。足下には大小の石が点在しているが、歩くのに支障はない。右に感動的な大岩を過ごし前方が開けてきたかと思ったら、頭上を覆っていた樹林が開け、真砂土の美しい明るい場所に出た。

橋の下には渓谷が美しい 大岩
真砂の美しい場所 沢を渡る

 更に少し進むと、再び自然林の下となり沢を渡る。ここで直進方向と右方向に分岐するが、我々はそのまま直進方向へ進んだ。ちようどこの付近が周南市と岩国市の境界と思われる。平坦な道は更に続き、この先で2本組みの橋が左右に架かる場所を通過、左側には一枚岩の美しい渓谷が続いている。

2本組の橋を渡る 左に渓谷が続く

 この付近も上黒岩峡なのかも知れない。横木の残る橋を渡った先はT字路となっており、ここには左坊ヶ原、右中山と書かれた石柱が立っている。この分岐までは登山口から1.2km、要した時間は25分である。この分岐を左に採れば、約300mで坊ヶ原へ着き、舗装路出会いから更に1.3km進むと枡形山の登山口へ着く。なお、このコースは金光康資さんの防長山野へのいざない第2集にも枡形山の紹介の際に掲載されている。

T字路とこの場所に建つ左坊ヶ原・右中山の石柱

 中島先生の案内では、この分岐を右折する。中山へ向かって右手に美しい沢を眺めながら進むと、わずか130m程度で林道に飛び出る。この林道は北から東へ向かって延びているが、我々は枡形山を目指すため北へ向かって進む。

中山方面の右手に見える沢 林道を左折する

 林道は少しずつ高度を上げるが、大した苦労はなく、枡形山から続く稜線を眺めながら北を目指す。途中で右に作業小屋を過ごし、周囲の展望を眺めながら進むと、林道出会いから約1.4kmで突然枡形山の登山口へ着く。

快適な林道を進む 枡形山登山口

 なお、最短距離でこの登山口を目指すなら、前回登山の案内に従い、午王の内からこの場所を目指せば、ここまで乗用車で乗り入れることが出来る。さて、前置きが長くなったが枡形山へ向かって出発する。

シダの茂る道を上る

 林道から斜めに向かう坂に取りつき、左右にシダの繁る登山道を進む。すぐに左側斜面が開け、玖珂盆地の展望が広がっている。前回登山ではこの風景は記憶に無く、平成17年以降に樹林が伐採されたものと思われる。

展望地から眺める玖珂盆地と周辺の山々

 高度を上げるたびに背後に広がる展望が広がり、これは感動的な風景が広がっている。斜面を駆け上がり、平坦な尾根に着き、北から東へと続く大展望を眺める。 北に大黒山、その奥に周東物見ヶ岳、北東には蓮華山から河内蓮華山へ続く稜線と右に廿木山、更に塔ヶ森、高照寺山に氷室岳。枡形山への登山途中からこんな大展望が広がっているとは思いもしなかった。

大黒山の南斜面には火事の跡 山頂へ向かう

 しばらく周囲の展望を眺めていたら、大黒山の手前斜面が火事の跡のように茶色に見えている。いずれ、この方面にも確認のため行ってみようと思う。いつまで見ていても見飽きない展望だが、まずは枡形山の山頂へ向かうことにした。

大岩を過ごす 眼下に中山ダム湖

 展望地から樹林の中に入ると突然展望は遮られる。右に大岩を過ごした先で左側に注意すると、眼下に中山ダムを眺めることが出来る。

枡形山山頂の三角点 枡形の岩

 急な坂を一踏ん張りすると平坦な山頂の端に着き、少し進めば四等三角点の置かれた枡形山へ到着。目の前には懐かしい枡形の岩が立っている。岩の先から東方面を見下ろすと、中山ダム湖が木の間から少し見える程度である。枡形の岩の前で中島先生と記念撮影、その後ビデオを撮り山頂を出発した。

山頂にて 竜ヶ岳への登山口

 展望地にて周囲の展望を眺めた後、登山口へ下り立つ。今回の出発地である回転場へは、そのまま舗装道を通り、枡形山の山頂を眺めながら坊ヶ原集落を抜ける。集落を過ごした先から竜ヶ岳坊ヶ原コースの入口も確認した。

枡形山 黒岩峡への道

 枡形山の登山口からは1.3kmで舗装路終点、更に300mで中山との分岐へ到着。この分岐を右折し、登山口の回転場へ到着した。本コースを竜ヶ岳の登山コースと併せれば、体力に応じた楽しいコースを組むことが出来そうだ。

上黒岩峡

坊ヶ原から眺める枡形山

玖珂盆地

大黒山

枡形岩

 前の山 成君寺山(夏) を見る

 次の山 亀尾山(大海山)〜勘十郎岳縦走 立岩コース を見る

歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 山口県岩国市 枡形山 登山口付近のMAP

登山リスト(あいうえお順)に戻る

登った山のリストに戻る

トップに戻る