鴻ノ峰2015年(こうのみね)山口県山口市

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2004年6月13日 初回登山を見る
2015年3月 2日の鴻ノ峰の登山記を見る
2023年2月11日 瑠璃光寺五重塔〜大蔵山・古堂山・古城ヶ岳・五十鈴川の頭・高崎山・鴻ノ峰周回を見る

2015年3月2日

山口大神宮入口 →0:10→ 外宮横登山道入口 →0:25→ 岩窟

 →0:07→ 車道出合 →0:13→ 山頂 →0:10→ 車道出合

 →0:05→ 岩窟 →0:25→ 山口大神宮入口

全歩行時間 1時間35分

登山行程図(地図をクリックすると拡大)

 季節は確実に春に向かっているが、登山をする場合、この時期は黄砂の影響により、展望を阻まれることが多い。そこで、今回は展望に余り左右されそうにない山口市の鴻ノ峰へ登ることにする。

山口市の江戸金さんのラーメン

 昼過ぎに山口市へ到着、昼食を摂るために山口市の江戸金さんへ立ち寄ってみた。このお店には専用の駐車場はなく、近くにある1時間100円の駐車場へ車を置いての訪問となる。さて、お店に入ると同時に美味しいとんこつの匂いが迎えてくれた。メニューを見るとラーメン・チャーシューメン位しか選択肢は無いのでラーメンの大盛りを注文。店の中に掲示されているラーメンランキングを見ると、山口県では唯一この江戸金が入っていた。やがてラーメンが届き、頂いてみると、トンコツスープがとても美味しいラーメンだった。

登山口は山口大神宮 鳥居を潜る

 昼食を終えたので目的の鴻ノ峰へ向かう。登山口の山口大神宮付近へ移動し登山を開始、山口大神宮の入口には「鴻ノ峯ハイキングコース登山口入口」の案内が立っている。境内に入り社務所前を通過、右に神楽殿、左に多賀神社を過ごして右方向へ進路を変える。石段を登れば正面に内宮、左に外宮が祀られている。内宮と外宮にそれぞれ参拝し、外宮の前に置かれた大きな籾置石の先から鴻ノ峰への登山道が始まる。

神楽殿 内宮
籾置石の横から登山道が始まる 祠と注連縄の渡された大岩

 右に梅田治輔翁頌徳碑を過ごし、少し先で階段を登れば祠と注連縄の渡された大岩が現れる。この横を通って細いコンクリートの道を辿れば、コンクリート製の階段が続いている。更に御影石の並べられた階段を登り切ると進路は右へ向き、鳥居の笠木の部分が欠落し、左右に柱のみが残った場所を通過する。

御影石の階段 笠木の欠落した鳥居
コンクリート階段が続く 岩の目立つ場所を過ごす

 この先からしばらくコンクリート製の階段が続くが、電柱の立つ付近で少々荒れ加減となり、岩の目立つ場所を越えれば東に県庁方面の展望が広がる。明るい展望に思わずほおが緩み、小休止を兼ねて眼下に広がる展望を楽しむ。

山口市街の展望 稲荷神社

 展望地から少し進んで朱の鳥居を潜れば、この先には稲荷神社が祀られていた。神社の横から奥へ進むと、すぐにコンクリート製の階段が終わり、滑りやすい道に変わる。坂の傾斜もまずまずあるので慎重に高度を上げる。すぐに荒れ加減の石段が現れ、苔むした道を辿れば前方に鳥居が見えてきた。

荒れた石段 鳥居を潜る
苔むす階段を登る 岩窟が現れる(クリックで拡大)

 鳥居を潜り、左右に石組みを眺めながら急な階段を登ると前方に岩窟が見えてくる。岩場を登り、岩窟の中を眺めると石柱が祀られていた。順路は岩窟の左方向だが、右方向にもいろいろな石柱が祀られており、奥へ向かって進んで大岩などを見学、朱の鳥居も置かれているので稲荷神社なのかも知れない。

稲荷神社 登山道に戻る
落ち葉の堆積した道を辿る アンテナや反射板の立つ場所

 岩窟の所まで引き返し、岩窟の左上(南)へ向かって進む。自然林の下を進むと一段下には中国電力の無線送受信所のアンテナ等が建っていた。アンテナ施設の見学終えて進路を北に採り、岩の目立つ尾根道を進む。

岩の目立つ道 郭跡の下に石垣
郭跡 高嶺城跡(クリックで拡大)

 左には歴史ある石垣が並び、この上が郭跡と言うことが解る。郭跡を眺めながら少しずつ高度を上げれば、間もなくベンチの置かれた高嶺城跡へ着いた。四等三角点の置かれた城跡は平坦な場所で、眼下には木の間越しながら、サビエル記念聖堂などの展望が広がっている。展望を眺めて小休止の後、アンテナ施設前を通過して奥へ向かう。

高嶺城跡から眺める山口市街 アンテナ施設前を進む
車道を越えて山道に入る 北に広がる展望

 北に広がる展望を眺めながらコンクリート舗装の道を進み、舗装の切れたところから左側へ折り返す。木の根の目立つ道を辿って高度を上げれば、南に山口市街の展望が広がる。木の間越しながら眼下にサビエル記念聖堂、南東には大内御堀地区、その先には面貌山が端正な山容を見せている。東屋の展望地から眼下に広がる展望を眺めて小休止を取り、山頂を目指す。

東屋の建つ展望地と眼下に広がる展望(クリックで拡大)

平坦な郭跡 西鳳翩山

 植林帯の下に続く緩やかな傾斜の坂を登れば平坦な郭跡に着く。ここで最頂部郭(砦)跡の案内に従い平坦な尾根道を進む。左右に細い笹を眺めながら進んでいると左にアンテナの建つ西鳳翩山が見えてきた。更に尾根道を辿れば最後の坂が現れ、石垣を眺めながら高度を上げると、広く平坦な鴻ノ峰山頂に到着した。

平坦な尾根道歩き 石垣を眺めながら山頂を目指す
鴻ノ峰山頂(クリックで拡大) 山頂から眺める山口市街

 山頂からはやはり樹間越しだが日赤病院方向が見えている。これ以外は全く樹間越しだが、東西鳳翩山も眺めることができた。広く平坦な山頂には「史蹟大内遺跡高嶺城跡」の石碑と説明板が立ち、自然林が頭上を覆っている。自然の残る山頂はいつまで居ても、飽きることはないが、日差しは少しずつ西に傾いている。

井戸とポンプ 歴史ある石垣

 ここで山頂から下の段へ下りると、遊歩道は北へ向かっていた。そこで北へ向かってみると井戸と手動ポンプが据えられていた。試しにポンプを動かしてみたが、ポンプは故障しているようだった。更に北へ進むと、歴史を感じさせる苔むした石垣が残っていた。しばらく石垣を見学した後、下山を開始。元来た道を引き返し、山口大神宮へ登山の無事を報告、登山口まで引き返した。

 遠い昔の記憶の中では、鴻ノ峰は全くの森の中と言う印象だったが、今回登ってみると、展望の優れた山であることを再認識した。

最初の展望地

岩窟の風景

東屋の展望地

鴻ノ峰山頂

山頂下の石組

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歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 山口県山口市 鴻ノ峰 登山口付近のMAP

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