岩国山 桜ヶ峠コース(いわくにやま)山口県岩国市 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2011年9月3日 桜ヶ峠 →0:20→ 13番鉄塔 →0:20→ 岩国山山頂 →0:03→ 鉄塔広場 →0:22→ 平家山の見える展望地 →0:20→ 桜ヶ峠 全歩行時間 1時間25分 岩国市の岩国山へは17年3月19日に椎尾八幡宮を登山口とする往復コース、今年2月26日には亀石周回コース(岩屋観音コース)を採った。今回は岩国市と和木町の境界に位置する桜ヶ峠を登山口とするコースを採る。
登山口の桜ヶ峠へは、岩国駅方面から国道2号を西へ進み、岩国市医療センター医師会病院を右に過ごし、この先の室ノ木3丁目交差点を右折する。この先道なりに進むと、道幅が狭くなり、やがて林道大谷線に入る。林道を道なりに進むとやがて登山口の桜ヶ峠に着く。この桜ヶ峠には虚空蔵菩薩堂が建っており、手前にはお地蔵様が2体並んでいる。
その昔、虚空蔵菩薩堂の側に一本の大きな樺桜の銘木があったと言われ、今から約700年の昔、平家の落人摂津判官太三郎男左右衛門尉という人が、逃れ来て道に迷い、「旅衣しらぬ山路に分け来ても 花こそ道のしるべなりけり」と詠んだという故事に因み、この峠を「桜ヶ峠」と呼ぶようになったと案内されている。
さて、今回はこの峠を起点とし、中電の鉄塔巡視路を利用して周回する。虚空蔵菩薩堂の向かいの道を出発、すぐに現れる分岐を右折し、桜ヶ峠尾根コースに入る。なお、直進方向の道は帰路に利用する周回コースである。
眼下に広がる岩国の展望 ほんの少し尾根を進むと鉄塔の建つ広場に着き、南に岩国市街とその先には米軍岩国基地などの展望が美しい。桜ヶ峠からほんのわずかの場所で得られる大展望にとても感激する。鉄塔の奥に続く尾根道はよく踏まれており、真夏でも快適な登山道である。
緩やかな傾斜の坂道を快適に進むと、1ヶ所展望の開ける場所を通過、更に進むと檜林の伐採されている場所を過ごす。この伐採地を過ごせば13番鉄塔に到着、眼下には岩国市街、遠くに周防大島の嵩山が見えている。
鉄塔先はT字路になっており、この分岐は14番鉄塔へ向かって左折する。この先も広く快適な巡視路を一旦下って登り返せば14番鉄塔に着き、更に14番鉄塔の先へ進むと和木町の大谷・関ヶ浜方面から岩国山へと続く巡視路に合流する。
この分岐を南へ向かって左折すると、3分程度で岩国山へ続く十字路へ着く。十字路は、右折すれば岩国山、直進方向は錦見方面、左折すれば展望の鉄塔広場である。まずは山頂へ向かって右折、平坦な登山道を2分で岩国山の山頂に到着した。
岩国山の三角点を確認、山頂からは岩国市街と瀬戸内海の展望が広がっている。山頂を出発、来た方向の東へ向かって戻り、鉄塔の建つ展望広場へ向かう。展望広がる鉄塔広場からは、広島方面に経小屋山や極楽寺山、瀬戸内海には宮島が美しい。
南には岩国市街と瀬戸内海の展望が広がり、いつまで見ていても見飽きない展望が広がっている。帰路はこの鉄塔広場から東尾根へ向かって下る。すぐに「一の滝寺」と書かれた札が木に掛けられているのに気が付くが、この時点ではこのお寺がどこにあるのかわからなかった。
古い鉄塔の基礎部を過ごし、斜面をジグザグに下る。やがて14番鉄塔を通過、15番鉄塔への分岐が右へ現れるが、かまわず直進する。再び古い鉄塔の基礎部を過ごし、坂を下れば、周囲にシダが目立ち始める。少し頭上が開ける付近から背後を振り返れば、先ほど通過した14番鉄塔を振り返ることができる。
この先でシダの茂る場所を下り、登り返せば岩国市街を見晴らす展望地へ着く。東には懐かしい平家山や水晶山も見えており、桜ヶ峠から大谷峠を経由し、水晶山・平家山の山頂を踏んで室の木町へ下山するルートはいずれ踏破してみたいコースである。 岩国市街 鉄塔広場から眺める展望(動画)
展望地から少し戻り、北の桜ヶ峠へ戻る縦走路へ入る。左右にシダの茂る道を下ると、右へ続く巡視路を見るが、かまわず真っ直ぐ進む。この先で竹の目立つ鞍部へ下り、右方向へ回り込む。
周囲は暗くなるが、少し進むと沢に架かる橋が見えるので、橋の先を左折。この先から上に向かって本日一番の急斜面を登る。間もなくT字路へ出るので分岐を右折、そのまま道なりに進むと登山時に分岐した場所へ着く。更に少しの坂を下れば桜峠に到着、これで桜ヶ峠を起点とした周回は無事終了した。
桜ヶ峠 蜂ヶ峰総合公園 広島方面 岩国市街 前の山 長野山 五万堂渓谷コース を見る 次の山 岩国山 大谷コース を見る 登山口周辺の地図はこちら 山口県岩国市 岩国山 登山口付近のMAP |