2006年1月7日(土曜日)

鳩ヶ峰

登山口 光輝病院

ガイド本 無し

登山開始 13:19 鳩ヶ峰南峰到着 14:04 鳩ヶ峰南峰出発 14:17 鳩ヶ峰北峰到着

 14:42 鳩ヶ峰北峰出発 14:50 下山終了 16:41

登山開始 0:45 鳩ヶ峰南峰到着 0:13 鳩ヶ峰南峰出発 0:25 鳩ヶ峰北峰到着

 0:08 鳩ヶ峰北峰出発 1:51 下山終了

登山時間 3:22

柳井市阿月地区から見る鳩ヶ峰全景

 今日は平生町の鳩ヶ峰を目指す。昨日(平成18年1月6日)の山口新聞によると平生町の大星山山頂で風力発電所を稼働させている大手下水道ポンプメーカーの酉島製作所が平生町の大星山系に6基の風力発電施設の増設を計画しているそうで、全ての施設が完成すれば7基の風車が並ぶことになるそうだ。鳩ヶ峰の北峯と南峰の中間地点に突然アンテナのようなポールが立ったので、いつか確認してみようと思っていたが、これが風力発電の調査用のポールかも知れない。今回このポールの確認もするために鳩ヶ峰に向かって登山を開始する。

白玉稲荷社への入口

 登山口は鳩ヶ峰の麓の光輝病院とし、病院の東側にある建物の横から林道らしき道を進む(登山軌跡では青色の表示)。折しも寒波来襲で温暖な山口県東部も前が見えないほどの雪が舞っている。整備された道を進んでいると植物試験場の門柱を過ぎる。更に先を行くと水槽のタンクが2基現れ、その先には八朔がたわわに実っていた。少し左側の道を抜けるとこんな所に赤い鳥居が立っている。

白玉稲荷社

 鳥居を確認すると白玉稲荷と書いてあり、その後ろにはご神体らしき大岩に注連縄が渡してある。本日は神社仏閣とは無縁と思っていたが、なんとこんな所に稲荷社があるとは思わなかった。この稲荷社には最近お参りがあったらしく、注連縄も新しくなっており、榊も活けてあった。早速に白玉稲荷社にお参りをして本日の登山の無事を祈願する。この稲荷社までは登山開始から7分で到着するが、一般にはこの稲荷社に参拝をした時点で引き返した方が無難である。

 白玉稲荷社を抜けた先からは急に道が怪しくなったので、ここからは山頂に向かって直登することにした。檜林帯が山頂に向かって続いているので直登といっても難渋するほどではない。ゆっくりと坂を詰めて行き少しずつ高度を上げて行く。稲荷社から25分で尾根の手前に到着する。ところが、これから先は笹藪となっており、更に本日は笹に雪が積もっているため歩くのに難渋する。

風力発電の調査用ポールに到着 後ろは鳩ヶ峰北峰

 笹藪を迂回して、檜林の中を通って行くと登山開始から30分で尾根の作業林道に到着した。目の前には風力発電の調査用ポールが立っており、ポールの先の右側には風力計、左側には風向計らしきものが設置してある。しかもこの設備は最上部と少し下の2ヶ所に設置されていることが判った。ポールの立っている付近は広い平地となっており、風力発電の建設場所としては最適の場所のようだ。

auの携帯電話のアンテナ手前に到着

 作業道を南方向に向かうとすぐにauの携帯電話のアンテナ手前に到着した。相変わらず雪が降り続いており、とても寒い。鳩ヶ峰南峰へはアンテナに向かって左側、北の斜面を登って行くとすぐに山頂に到着する。特に山頂標識はなく、赤いテープが山頂の標識となっている。眼下には周防大島の展望が広がるはずだが本日は雪の勢いが強く、全く展望がない。晴れた日に再度登頂し展望の写真を追加することにする。

鳩ヶ峰南峰山頂

 一旦アンテナまで戻り今度は南側に降りて行くと中電のアンテナの巡視路らしき道が見える。この道を降りて行けば楽々登山口まで戻れると思うが鳩ヶ峰北峰を目指すため元来た道を引き返す。4分で風力発電調査用ポールを過ぎ、更に10分で右に分岐する鳩ヶ峰北峰への道を取り、舗装道を進んで行く。舗装道は更に右と左に分岐するが、降り続く雪で周囲がさっぱり見えないため自分がどこにいるのかさえも判らない。

分岐の先は雪が積もっている

 この分岐は上に向かう道(右側)を取り、雪で滑る道を進んで行くこと10分でNTTのアンテナの立つ鳩ヶ峰北峰に到着する。本日は積雪のため滑る舗装道を難渋して進むことになった。雪のため寒いので鳩ヶ峰北峰から早々に下山を開始する。

鳩ヶ峰北峰のNTT電波塔

 雪の降り積もった舗装道を滑らないよう慎重に降りて行き、先程の分岐を左に取り次の分岐は右に取り降りて行く。いったい自分がどこにいるのか判らない不安な気持ちのまま降りて行くと北峰から10分で室津半島スカイラインに到着した。正面には登山口の光輝病院が見え、左手には「林道中の峰箕山線起点」の表示が立っている。

 良く通る道にたどり着いたのでようやく安心した。本来はここで登山終了となるのだが本日は時間が充分あるのでコースタイムを確認するため登山道を再び歩き、正しい鳩ヶ峰への登山道をおさらいすることにした。

登山開始点の光輝病院より出発 左手に大星山への道標

 登山開始点は光輝病院の駐車場とする。光輝病院を出発して15分で「林道中の峰箕山林道起点」の標識を左に見る。左側にはガードレールがあり、ガードレールの付近で右に分岐し林道に入る。

ガードレールの横に右に分岐する林道がある

 冬枯れの林道を歩くこと5分で右に分岐する作業道に出会う。この分岐は帰りに通ることになるのでここではそのまま進む。

上は林道 下は林道先の分岐

 その先に道が左右に分岐するが、鳩ヶ峰北峰には分岐を右に取る。少し坂は急になるが快適な舗装道を歩いて行くと左に降りるコンクリート道と右上に進む道に分かれる。この分岐も右に取り、少し進むとNTT電波塔の立つ鳩ヶ峰北峰に到着する。登山開始からは24分の行程となる。

晴れた日の電波塔

 鳩ヶ峰南峰に向かうには、来た道を少し引き返し、進行方向に向かって右下に分岐するコンクリート林道歩いて行く。

電波塔を少し引き返し、右下に向かうコンクリート道に向かう

 中国電力の電線沿いに降りて行くことになり、途中で南方面に電線が向くところで、細い道に入る。少し進むと電柱があり、そのまま南方面に進むと広い作業道に着く。

南に向かう電線の下を通って作業道に向かう

 この作業道を進むと前方に風力発電の調査用ポールとその後ろにauの携帯アンテナが見える。作業道を進んで行くと、鳩ヶ峰北峰からは11分で風力発電の調査用ポールに到着、更に6分でauの携帯アンテナに到着する。

上は作業道 下は調査用ポールの先の風力計

 鳩ヶ峰南峰の山頂はauの携帯アンテナを見て向かって左(北東方面)の斜面の薮に取り付く。歩きやすい道を捜して尾根道を登れば赤いテープが山頂付近となる(三角点はない)。翌日倒木帯の上に立ち、周囲の展望を確かめたが、やはり周防大島の馬の背・上関町の皇座山の山頂付近がなんとか木の間越しに見える程度だった。

鳩ヶ峰南峰から周防大島の展望

 auの携帯アンテナからの最短の下山方法は中電の電柱に従って南斜面を一気に下山する方法(登山軌跡では黄色の表示)であるが、電柱の下は日射しを浴びて薮がきつく、とても歩ける状態ではない。どうしても真下に降りる場合は、左に電線を見ながら歩きやすい道を探して降りることになる。急斜面が続くので木に掴まりながら降りて行くこと14分で下の舗装道に着くことができる。

歩きやすい道を探して降りる

 但し、滑りやすい急斜面の中、歩きやすい道を捜しながらの下山となるため非常に苦労した。やはり一般的には元来た道を引き返す方が無難である。

 auアンテナから元来た道を引き返すと、「林道中の峰箕山線」と「鳩ヶ峰北峰」の分岐までは14分で戻ることができる。時間があればそのまま大星山への縦走も可能であり、この分岐から「大見山林道起点」までは5分、「大見山林道起点」から「福井林道入口」までは15分、更に「大星山」までは15分の合計35分で縦走することができる。

 また、時間に余裕のない場合は、この分岐から登山口の光輝病院までは15分で帰ることができる。本日は、柳井南小学校から大星山に登ったルートの福井林道入口まで歩き(登山軌跡では緑色の表示)、帰りはゆっくりと室津半島スカイラインを通って帰ることにした。時々垣間見る瀬戸の展望に感激しながら登山口の光輝病院駐車場まで戻った。

室津半島スカイラインから瀬戸の展望

参考コースタイム

光輝病院 → 0:14 → 林道中の峰箕山線先の分岐 → 0:10 → 鳩ヶ峰北峰

 → 0:11 → 風力発電調査用ポール → 0:06 → 鳩ヶ峰南峰(auアンテナ付近)

登りコースタイム 0:41

 前の山 大星山・箕山 を見る

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歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 鳩ヶ峰 登山口付近のMAP

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