瑜伽山「由加山」(ゆがさん)岡山県倉敷市

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2014年1月3日

由加神社本宮表参道 →0:10→ 多宝塔 →0:05→ 由加山(地図上)

 →0:20→ 巡視路入口 →0:05→ 由加山三角点 →0:30→ 表参道入口

全歩行時間 1時間10分

登山行程図(地図をクリックすると拡大)

 2014年の最初の登山は、岡山県百名山の著者、中島先生のご案内により岡山県倉敷市の瑜伽山(由加山)へ向かう。登山口は瑜伽神社で、この神社は日本三大権現の一つ、厄除けの総本山として知られている。また、『ゆが・こんぴら両宮まいり』と言われ、諸国から多くの旅人がこんぴらさんへ向かう途中、備前第一の霊地ゆがさん(由加神社本宮御本殿 大権現本社)で災難・交通・旅行安全の参詣をし、こんぴらさんへ。

登山口は由加神社本宮表参道 由加大権現の鳥居(写真をクリックで金比羅宮)

由加山瑜伽神社本宮の初詣風景

備前焼の大鳥居 由加神社本宮へ参拝

 次第に両社をお参りする人が多くなり、ご利益が沢山頂けるという『両参り』の風習が全国に知れ渡ったとのこと。境内には厄除けはもちろんのこと、縁結び、子授け、願望成就、商売繁盛、豊漁魚供養など、求めがあれば必ず応じて下さる神様であると案内されている。

蓮台寺瑜伽大権現 総本殿の初詣風景

蓮台寺へ参拝(写真をクリツク) 宝塔 御霊石

蓮台寺瑜伽大権現の初詣風景

蓮台寺瑜伽大権現 権現堂の回廊風景

蓮台寺奥の院(写真をクリックで拡大 あんころもちのお接待

蓮台寺瑜伽大権現で頂くお抹茶とあんころ餅

 登山当日は正月三日、大勢の初詣客で賑わう境内にて由加神社本宮へ参拝、次に厄除けの霊山「瑜伽大権現」の祀られた蓮台寺に参拝後、瑜伽大権現奥の院へ参拝し、権現堂回廊を見学。最後に抹茶とあんころ餅の接待を頂いた。とにかく大勢の初詣客にびっくりした。

観音位牌堂 多宝塔

 さて、肝心の由加山へ向かって登山を開始する。備前焼の大鳥居を潜り、由加神社本宮前を通り、伽山霊堂、観音位牌堂、恵比須・大黒岩等を見学しながら岡山県指定重要文化財の多宝塔へ向かう。この多宝塔は1670年の暴風雨により倒壊した後、1843年に再建されたものである。側の石碑には「四方みな 表参道 瑜伽の秋」と書かれており、信仰の深さを感じることができる。

川柳・俳句の径 由加山へ向かって左折

 多宝塔を出発し、次は桜園地を目指して未舗装道に入る。この道は「川柳・俳句の径」で、道の左右に川柳などの刻まれた石碑を眺めながらのんびり散策することができる。間もなく現れる中国自然歩道の案内横に、左上へ向かう道が分岐しており、整備された遊歩道を辿ると東屋の建つ展望広場へ出る。この付近が地図上の由加山(274m)で、案内板には瀬戸内海などが見えると書かれているが、当日は霞のため確認することはできなかった。

地図上の由加山 由加山三角点峰

のどかな由加山の山頂風景

 北東には由加山の三角点峰が鉄塔右にそびえており、これから向かう山頂はとてもなだらかな山容をしている。遊歩道を下って舗装道を右に採り、左にトイレを過ごす。右に多宝塔から続く遊歩道が合流しており、由加山の展望広場を通らなくてもこの地点まで来ることができる。

舗装道を進む 正面に奥の院妙見宮、右に鬼塚の石柱

 そのまま道なりに東へ進むと、文字の刻まれた石柱が立っていた。石柱には「鬼塚は百五十米先東下谷」とあるので石柱の奥へ続く遊歩道へ入ってみたが、それらしき遺構は見つからなかった。次に奥の院(妙見宮)へ向かってみる。妙見宮一丁の石柱の奥へ進み、少し坂を登ると妙見宮へ着く。

灯籠 奥の院妙見宮

奥の院妙見宮の風景

 早速妙見宮へ参拝して周囲を一周、拝殿奥には本殿が祀られていた。妙見宮から舗装道へ引き返し、東へ向かう。本日は初詣のためか多くの車が舗装道を走っている。やがて左側へ「銅剣此の北百米所出」と刻まれた石柱が見えてきた。そこでヤブを漕いで北へ向かってみたが、それらしき場所を見つけることはできなかった。

「銅剣此の北百米所出」の石柱(写真をクリックで拡大) 由加神社大鳥居

 更に舗装道を進むと、左へ折り返す方向に由加神社の大鳥居を過ごし、右には「観音めぐり十八番ザグレブ」と書かれた石仏を見る。この先で「弘法大師 十楽院」の石柱を見る。こうしてみると、ここまでいろいろな石柱を見ていることに気づく。

石仏 弘法大師 十楽院

 さて、間もなくアンテナ工事中の広場前に着くと、右に電源開発鰍フ本四連絡橋線bW6へ向かう巡視路が現れる。この標柱を確認して巡視路へ入り、左下の広場に携帯電話らしきアンテナを過ごす。緩やかな傾斜の巡視路を進み、左にbR6鉄塔が見えてくると進路は右へ向く。そのまま道なりに進むと、最初のピークの右側に由加山の三角点が置かれていた。

アンテナ手前を右折し巡視路へ(写真をクリックで拡大) 巡視路から眺める風景
鉄塔を左に過ごし、進路は右方向へ 最初のピークの右に三角点

由加山三角点峰の風景

 三角点付近は木々の背が高く、展望を得ることはできないが、巡視路からは北に岡山市方面の展望を眺めることができる。丁度お昼になったので、刈り払われたbR6鉄塔下で昼食を摂り、神社まで引き返した。

タコ神様 天満宮

 再び由加神社本宮へ参拝し、石段を下っていると、登山時に「瑜伽大権現」の額の架けられた大鳥居の反対側には、「金刀比羅宮」と刻まれていた。駐車場まで引き返し、由加山登山は無事終了。次は瀬戸内を見晴らす王子が岳へ向かう。

瑜伽神社・由加神社本宮の初詣風景

蓮台寺 瑜伽大権現

大鳥居

瑜伽神社本宮

瑜伽大権現奥の院

多宝塔

桜園地から由加山三角点峰

 前の山 神ノ上山・和気富士 を見る

 次の山 王子が岳 を見る

歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 岡山県倉敷市 瑜伽山(由加山)  登山口付近のMAP

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