要害岳(ようがいだけ) 山口県山口市徳地町

2005年7月28日(木曜日)

要害岳

登山口 昌福寺

ガイド本 金光康資著 防長山野へのいざない

登山開始 10:49 山頂到着 12:03 下山開始 12:52 下山終了 13:30

登山時間 1:14  山頂滞在時間 0:49 下山時間 0:38

所要時間数 2:41

 石ヶ岳に引き続き徳地町の要害岳に登ることにした。県道9号を徳地町に向かっていると、以前千石岳に登った時の道を通っていた。更に徳地町に向かって進み、国道376号を右折する。登山口の徳地町昌福寺は要害岳の下、徳地町中央小学校の裏にある。当日は参拝道の工事中であったが、駐車場が広いので端の方に停めさせていただき登山を開始した。

要害岳登山口の昌福寺 登山口の標識に従う

 まずは昌福寺に参拝し、登山の無事等を祈願した後、左側の八十八ヶ所巡拝路に入るとすぐに登山口の標識を見ることが出来た。巡拝路は歩きやすく整備されており、道の辻々に石仏が置かれている。

八十八ヶ所巡拝路 石仏にお参りしながら進む

 ジクザグの道を折り返しながら進んで行くが、温度が上昇しており汗が噴き出る。真夏の登山は水分補給が大切なのでどんどん水分を補給するがそれ以上に汗が出るような気がする。10分も歩くと展望の利く場所に着き、北西方向になつかしい白石山と狗留孫山を見ることが出来た。

白石山と狗留孫山 登山道はよく踏まれている

 更に10分で巡拝路と別れ、いよいよ要害岳に向かっての登山道に入る。坂はますますきつくなり、一歩歩く毎に汗が滴り落ちる。前回の周東町西光寺山の失敗に懲りて、本日は酸素を持ってきたので早速酸素吸入をする。おかげで犬のようにゼイゼイと息をすることは無くなったが、やはり真夏の登山はきつい。道に座り込んでの休憩と酸素吸入を繰り返しながら少しずつ高度を稼いで行く。

参拝路と別れる 坂が続く

 巡拝路から別れて15分急坂を登り、緩やかな尾根道に着き一息入れる。ようやく緩やかな道になるかと思いながら進んで行くと更にきつい坂が待っていた。10分ごとに酸素を吸っては呼吸を整えながら牛歩のようにノロノロ進んで行く。もう服は汗でスブ濡れ状態になっている。

急な坂が続く 我慢しながら登る

 急な坂を我慢しながら登って行くと巡拝路分岐から1時間程度で要害岳山頂に到着した。山頂到着後石の上に座り込み、呼吸を整えるのに時間が掛かった。早速昼食の用意のため、お湯を沸かす。本日はおむすびとインスタントの焼きそばを用意している。

要害岳山頂に到着

 お湯がもうじき沸くと言うところで、それまで雲に覆われていた空から太陽が顔を出しじりじりと照りつけるようになってきた。山頂には隠れるところが無く、こんな状態で熱いものを食べるわけには行かないので、焼きそばは中止する事にした。おむすびを食べた後、食後のコーヒーを作りゆっくりと飲むことにする。

石ヶ岳 千石岳

山頂から南西方面の展望

 コーヒーを飲みながら周囲の展望を改めて確認すると、北東方面には先ほど登った石ヶ岳南峰のアンテナを見ることが出来た。また、東方面には千石岳、南から西方面に向かっては防府の大平山、真田ヶ岳・白石山・狗留孫山と懐かしい山々が並んでおり、久しぶりに山の同窓会が開かれているようだ。登山を始めた頃には山の名前なんてさっぱりと分からなかったが最近は少しは分かるようになってきているのが嬉しい。じっくりと周囲の山を確認した後下山を開始する。

岩に根ざす木 巡拝路に戻った

 坂を降りていると改めて坂が急だったことがよく分かる。木に捕まりながら滑らないようにゆっくりと降りて行く。暑さと急坂のために降りるのも辛い道となっている。山頂から25分で巡拝路分岐に到着、薬師堂に向かって降りるため分岐を左に取る。

徳地の町並みを見下ろす 真田ヶ岳と徳地町の市街

 こちらの巡拝路も整備されており、歩きやすい道ではあるが蒸し暑くて足が重い。真田ヶ岳と徳地町の市街の風景を見ながら下り坂をゆっくりと降りて行き、昌福寺の薬師堂に到着した。最後に昌福寺本堂に登山の無事を報告し登山を終了した。

昌福寺に到着 要害岳全景

 暑い暑い登山で、本日もう一山の日暮ヶ岳登山を予定していたが、とてもこの暑さでは登ることが出来ないため後日登る事とした。最後に要害岳の全景を確認した後、徳地町を後にする。土用の丑の日の登山はとても暑かった。

昌福寺

キノコ

白石山と狗留孫山

展望

山頂

要害岳全景

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登山口周辺の地図はこちら 徳地町要害岳 登山口付近のMAP

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