雲仙普賢岳(うんぜんふげんだけ)長崎県雲仙市

トップに戻る           2017年に登った山リストへ戻る        山名アイウエオ順

2017年4月29日

妙見駐車場 →0:35→ 仁田峠 →0:40→ 妙見岳 →0:25→ 国見岳 →0:20→ 紅葉茶屋

 →0:30→ 普賢岳 →0:15→ 紅葉茶屋 →0:40→ 仁田峠 →0:25→ 妙見駐車場

全歩行時間 3時間50分

登山行程図(地図をクリックすると拡大)

 2017年のGWは長崎県の山を集中して登る計画を立てている。遠征の初日は雲仙普賢岳、簡単にこの山へ登るために仁田峠へ向かったところ、仁田峠へ向かう道は規制されており、午前8時以降でなければ通ることができない。時刻は午前6時なのであと2時間待つようになる。
雲仙妙見駐車場 季節外れの桜
 このように早朝より普賢岳へ登る場合には、池原園地の野岳駐車場、妙見駐車場より登った方が効率が良いので登山口を変更、結局妙見駐車場に車を置いて登山を開始した。駐車場には季節外れの桜が満開状態である。
仁田峠へ向けて出発 途中の案内
 さて、駐車場奥から「仁田峠約30分」の案内に従い、整備された登山道を進む。足下は舗装されているので何も心配のない道が続いている。左に東屋を過ごし、左右を植林に覆われた道を辿ると、「仁田峠まで0.6km」の案内を過ごす。なお、雲仙の温泉街までは2.3kmと書かれている。
鳥居の奥に弘法大師像 第二ポンプ室
 この先で舗装道と別れてコンクリートなどにより作られた遊歩道に入る。鳥居が見えてくればこの先に弘法大師が祀られていた。この付近は3合目(標高920m)地点である。更に坂を進むと左に第二ポンプ室を過ごす。足下にはスミレが咲いており、花を愛でながら歩くのも悪くない。
足下不安定 仁田峠へ
 4合目(標高970m)の案内が見えてくると、足下は不安定な遊歩道に変わり、右には弘法大師が祀られていた。更に進み、第三ポンプ室を過ごして最後の坂を乗り越えれば、広い駐車場の整備された仁田峠へ着いた。
仁田峠 峠から妙見岳へ
 ここで最初の目的地の妙見岳を眺めるとロープウエイの山頂駅は雲の中。これでは展望は望めそうに無い。駐車場を横切り仁田展望所の案内に従い進むと、左方向へ妙見・国見岳の案内が立っていた。ここまで来れば霧の中でも登山開始、途中で展望が開けることを期待する。
振り返れば仁田峠は霧の中 急な傾斜の道
 案内に従い階段へ取り付く。急な階段はあっと言う間に高度が上がり、眼下には霧に覆われた仁田峠の展望が広がる。雲仙岳方面登山道が険しいことを説明する案内を過ごせば、目線の下にロープウエイの山麓駅を眺めることができた。この先より少々荒れ気味の石段が続き、慎重に高度を上げる。
霧のロープウエイの山頂駅 妙見身代像
 少しずつ坂の傾斜が増し、しばらく辛抱していると乗車口の案内が見えてきた。案内に従い進むと、すぐに霧に覆われたロープウエイの山頂駅へ着いた。望遠鏡の置かれた展望地から見えるのは霧ばかりで、目の前の休憩所さえも霧に霞んでいる。妙見身代像に参拝し山頂駅を出発、次は妙見岳の山頂を目指す。
妙見神社(クリックで拡大) 笹の道へ向かう
 登山道まで引き返し、少し坂を登れば妙見神社の鳥居を潜り、わずかに進めば妙見神社へ着いた。神社へ参拝し、神社右手から笹の目立つ道に入って踏み跡を辿る。細い道の先には「この先登山道が崩落し、注意が必要」と案内されていた。
右側が切れ落ちている  妙見岳山頂(クリックで拡大)
 ロープの渡された道を慎重に越え、笹の道を分けながら進むと、方位板の置かれた妙見岳の山頂へ着いた。方位板には国見岳、多良岳などの案内が掘られていたので、手すりの設置された山頂から周囲を眺めるも、霧に覆われて何も見えない。
妙見神社から国見岳へ向かう 第2吹越への分岐
 霧の中の山頂を出発、元来た道を引き返し、妙見神社の前を通って登山道に戻り、次は国見岳を目指す。国見・九千部岳の案内に従い進路を北へ採る。足下に可憐なスミレの花を眺めながら山腹につけられた緩やかな傾斜の道を進むと、左に第2吹越へ下る分岐を見る。この道を採れば第2吹越経由で九千部岳へ向かうことができる。
尾根道を進む 国見岳への分岐
 ここではそのまま山腹につけられた道を辿り、わずかにアップダウンを続けると国見岳への分岐へ到着、分岐を左折し国見岳を目指す。ここでわずかに坂を下り、上り返すところで前方に国見岳の山容が広がりそうな所へ着くが、霧に覆われて視界が遮られている。笹の目立つ道に入れば、岩、岩、岩の道が現れ、大岩に圧倒されながらも岩場に取り付く。
笹の道を進む 岩場(クリックで拡大)
鎖の渡された岩場 笹の急登
 急登には鎖が渡されているので慎重に高度を上げて行き、鎖場を越えて更に岩場を進むと、再び鎖場が現れる。やがて傾斜が緩やかとなり、前方に大岩が見えてくればこの付近が国見岳の山頂である。大岩の上にはボルトが埋め込まれており、このボルトには鍵がつけられていた。

霧に包まれた国見岳山頂(クリックで拡大)

 岩上に立てば周囲に展望が開けそうだが、やはり霧に包まれて何も見えない。まことに残念な国見岳の山頂である。国見岳を出発、いよいよ次に目指すのは普賢岳の山頂である。先程の妙見岳から続く分岐まで引き返し、この先からは横木の階段状の道を辿り、一気に高度を下げる。
鬼人谷口へ下る 鬼人谷口
 それこそあっと言う間に高度が下がって鬼人谷口へ着き、ここからは紅葉茶屋へ向かう。案内に従いわずかに進むと紅葉茶屋へ着いた、ここで案内に従い進路を東に採り、普賢岳山頂へ向かう。
紅葉茶屋 岩の道
鎖の渡された道 岩の道は続く
 岩の目立つ足下不安定な道を慎重に辿る。左右に笹の茂る道なので、足下に気をつけながら高度を上げる。踏跡は確かなので道に迷う心配は無く、慎重に時間を掛けながら登っていると、鎖の渡された地点を通過する。
普賢神社(クリックで拡大) 普賢岳は間近
 やがて前方が明るくなれば、祠の祀られた普賢神社へ着き、神社の分岐を右へ採れば普賢岳山頂へ着いた。岩の目立つ山頂には一等三角点が置かれ、その先には普賢岳と刻まれた標柱が立っていた。
普賢岳山頂(クリックで拡大) 山頂から眼下に普賢神社

山頂は霧の中

平成新山の影

 山頂にて記念撮影の後、しばらく展望の開けるのを待っていたが、霧はほんのわずかの間しか途切れることは無かった。それでも平成新山は普賢岳の東へ位置していることだけは解った。
薊谷休憩所手前の大岩 薊谷休憩所
 霧に包まれた山頂を出発、紅葉茶屋まで引き返し、進路を南へ採って仁田峠を目指す。足下に咲く花を観賞、苔むす大岩に感動しながら滑り易い石段を慎重に下る。やがてベンチの置かれた平坦な広場の薊谷休憩所へ着き小休止、休憩所から一旦高度を上げていると周囲につつじの花が美しい。
ツツジ 遠くに平成新山の影
 6合目(標高1090m)地点を過ごし、北東方向を振り返れば、ようやく平成新山を見つけることができた。普賢神社の石鳥居を通過すると、普賢神社拝殿へ到着。ロープウエイ乗場付近の展望所から眺める平成新山は、やはり霧に包まれていた。今回遠征最初の登山が霧の中の登山となってしまったのは非常に残念である。

普賢神社拝殿

ロープウエイ山麓駅

 仁田峠を出発、遊歩道を慎重に下って登山口の妙見駐車場へ着いた。荷物を車に入れて次の目的地の九千部岳登山口の第2吹越を目指す。

仁田峠(クリックで拡大)

仁田峠から妙見岳
妙見神社
妙見岳山頂
国見岳へ続く岩場
国見岳山頂
普賢神社
普賢岳山頂
 前の山 萩市田床山 を見る

 次の山 九千部岳 を見る

歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 長崎県雲仙市 雲仙普賢岳  登山口付近のMAP

登山リスト(あいうえお順)に戻る

2017年に登った山のリストへ戻る

トップに戻る