浮岳(うきだけ)福岡県糸島市 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
トップに戻る 2014年に登った山リストへ戻る 山名アイウエオ順 2014年4月7日 登山口 →0:30→ 浮岳山頂 →0:20→ 登山口 全歩行時間 0時間50分 久しぶりの遠征で、福岡県糸島市の山々へ向かっている。すでに木の香ランドから二丈山、荒谷峠から女岳へ登り、次は浮岳を目指す。浮岳の登山口としては@福岡県と佐賀県の県境の白木峠、A佐賀県側のセヴンヒルズゴルフクラブ先より広域基幹林道浮岳〜羽金山線に入り、林道入口から2.6km(約5分)進んだ地点にある南登山道、B荒谷峠から 100m西へ進んだ地点、民有林道浮岳線の最奥の登山口などがあり、その選択肢は多いが、今回は最短距離と思われる、C民有林道浮岳線の最奥の登山口より出発することにした。 登山口へ向かう起点をJR福吉駅とすれば、福岡方面から国道202号を西へ進み、JR福吉駅手前の福吉郵便局前交差点を左折する。
踏切を渡り道なりに進むと、国道からは約6kmで木の香橋を渡り、二丈岳の登山口の木の香ランドへ着く。木の香橋を渡り右折、300m進むと右に女岳登山口の案内を過ごす。この方面へ向かうには、つばき橋を渡るのだが、ここでは更に東へ向かって進む。木の香橋を起点に1.1km東へ移動すると丁字路へ着き、分岐を右折する。
この分岐から900m進むと女岳への登山口が左側に現れる。登山口の右側には、木の香ランドから300m先のつばき橋を経由して至る道が案内されていた。さて、更に林道を1.1km進むと荒谷峠へ至る分岐が左に見えてくる。
ここで分岐を左折し、500m進むと荒谷峠へ着く。浮岳へ向かうには、荒谷峠を右折、南西には浮岳が美しい山容を見せている。荒谷峠から西へ林道を進むと、まず荒谷峠から100m地点に浮岳登山道を見つける。この登山道は女岳を経由して浮岳へと縦走するコースの起点となっている。
更に林道を西へ400m進むと、直進方向と左方向の分岐へ着く。ここで直進方向へ400m進むと、荒谷峠から100m地点で見つけた登山道が右へ続いている。
更に700m進むと草原の広場があり、この広場から少し進むと前方に浮岳東登山道、更に舗装道を奥へ進むと林道終点となっている。従って浮岳登山の場合は、登山口手前の草原広場に駐車するのが最適と思われる。
さて、草原広場に車を置いて登山を開始、折しも名残の桜が満開でとても美しい。こんなところで花見ができるとは思わなかったので、桜の花見もなかなか楽しいものである。すぐに浮岳東登山道へ着き、横木の階段を踏みしめて緩やかな傾斜の坂へ向かう。
頭上に植林帯を過ごせば、すぐに自然林の下に着き、苔むした岩が現れる。このあたりは木漏れ日を浴びて美しい風景である。更に苔むした岩を踏みながら高度を上げると山腹につけられた道となる。整備された遊歩道なので、要所に登山道案内が掲示され、安心して歩くことができる。
間もなく荒谷峠からの縦走路へ着き、進路は右へ変わる。なお、今回採った登山口は浮岳東登山口と案内されていた。岩の目立つ道を進むと、朱の鳥居が近づき、鳥居を潜れば白龍稲荷・大岩展望台を経て浮岳へ、鳥居の前を左に進路を採れば浮岳への最短距離となる。私は白龍稲荷へ参拝し、大岩展望台からの展望を楽しんで山頂へ向かうことにした。 白龍稲荷神社へ参拝 分岐を右折し朱の鳥居を潜り、大岩へ向かう。獅子駒岩の下には白龍稲荷社が祀られており、左側にもひとまわり小さな社が祀られている。両方の社へ参拝し、周囲を見晴らすが、残念ながら展望は期待出来ない。
白龍稲荷神社の風景 白龍稲荷社の案内には、「獅子駒岩に住んでいた浮嶽の龍神が麓の村娘千加を見そめて、人間の変身して千加の所へ通った。やがて千加は龍神の子供を身ごもり、月満ちて目出度く男の子を出産、龍起と名付ける。 龍起は智勇すぐれた若者に成長、時に神功天皇が九州に西下、龍起の勇名を聞かれて彼を召された。龍起は後に皇后の命により、朝倉地方にこもる羽白熊鷺と言う族を討伐して武勇を天下に高めた。 いつのころから稲荷社として祀られるようになったかは不明だが、里人が五穀豊穣を願って永年守り続け、今も霊験あらたかとして登詣する人が少なくない」と案内されている。 白龍稲荷社を出発し、自然林の下を進み高度を上げると、すぐに大岩展望台の案内が立っている。この案内に従い右方向へ向かうと大岩上に立つことができる。この岩上からは眼下に玄界灘が広がり、北東には本日最初に登った二丈岳がそびえている。浮岳登山ですっきりした展望はこの大岩展望台のみなので、周囲に広がる展望をしっかり堪能しておく。
大岩展望台から眺める風景
大岩上からの展望を楽しんだ後、分岐まで引き返し浮嶽へ向かう。間もなく浮岳登山道と合流、よく踏まれた道を辿ると、岩の目立つ場所にベンチが置かれている。この地点から左に見える岩上に立つと佐賀県側の展望が大きく広がり、北には樹間越しながら玄界灘を眺めることが出来る。展望の乏しい浮岳では展望の開ける場所を確認して、しっかり眺めておきたいものである。 足下にまだまだつぼみのミヤマシキミを眺め、大岩の横に続く平坦な道を進む。やがて笹原の前で左右の分岐へ着くが、どちらを採ってもすぐに浮岳神社上宮の祀られた浮岳山頂へ着く。
浮岳山頂の風景 玄海側には大鳥居が建ち、歴史ある石段を登って浮岳神社へ参拝、上宮の右奥には二等三角点が置かれており、北にはやはり樹間越しながら玄界灘を見晴らすことが出来る。浮岳山頂から歴史ある石組みを観賞しながら少し西へ下ると、直進(西)方向と左(南)方向へ登山道が続いており、西は白木峠より、南は広域基幹林道浮岳〜羽金山線の浮岳南登山口から続く道である。
浮岳神社上宮へ参拝し、玄海の展望を眺めて下山を開始する。登山時には白龍稲荷社や展望岩へ立ち寄ったが、下山は真っ直ぐ浮岳登山道を下り、一気に登山口まで帰り着いた。
白龍稲荷神社
大岩展望台
佐賀方面の展望
浮岳神社上宮
満開の桜 前の山 女岳 を見る 次の山 可也山 を見る 登山口周辺の地図はこちら 福岡県糸島市 浮岳 登山口付近のMAP |