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唐人山の登山口へ向かうには、松陰神社前交差点から北へ進み最初の交差点を右折、県道11号萩篠生線を道の駅ハピネスふくえ方面へ向かう。松陰神社から7km程度進み、扇町バス停を過ごした先で右側に扇子落滝・権現山の案内を見て分岐を右折する。
途中で権現山への分岐を過ごすと林道福萩線に入る。権現山への分岐を過ごした地点から3km進んだ付近が登山口だが、なかなか説明がしづらい。地図上の唐人山山頂から見て南東の位置で、林道萩福線が真っ直ぐ南へ向く起点が登山口である。従って、この付近の右側で目印テープを探すのが一番の方法と思われる。
この登山口付近が少し広くなっているので車を置いて登山を開始した。登山口から樹林の中に入るとしっかり踏み跡が続き、少し登ると周囲一帯が伐採されていた。左に樹林を見ながら伐採地との境界に沿って高度を上げる。
背後を振り返れば歩いてきた付近はしっかり踏み固められていることが分かった。遠くには形の良い山が見えており、方向からすれば龍門岳だろうか。さて、目の前には自然林が立ちふさがるように茂っているが、よく見ると中に向かって目印のテープが続き、歩くことができそうだ。
尾根沿いに下ると足下にはシダやサルトリイバラが邪魔をするので左右に迂回して鞍部に下って登り返す。ここで突然のようにシダ藪が現れた。この藪を中央突破で通過、すると少し歩きやすくなり背の低いシダを踏みながら高度を上げる。
次第にシダがなくなり樹林の下を進んでいると前方が明るくなり、平坦な唐人山の山頂に着いた。山頂には唐人山の山頂プレートが一つ置かれていた。山頂からは日本海が近いはずだが周囲を樹林に覆われて樹幹越しの展望となっている。
わずかに空いた隙間から指月山と菊ヶ浜海水浴場を確認することが出来たくらいである。樹林がなければ萩市街を見晴らす絶好の立地にあるため大展望だろうが、これも自然を楽しむには良いのかもしれない。
昼食の時間だが、展望のない山頂では味気ないため、元来た道を引き返し、伐採地で明るい展望を眺めながら昼食を摂った。唐人山での一番の思い出は伐採地からの展望となった。
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