富山要害山(重蔵山)「とみやまようがいさん(じゅうぞうざん)」島根県大田市

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2013年4月28日

登山者駐車場 →0:20→ 山頂 →0:15→ 駐車場

全歩行時間 0時間35分

登山行程図(地図をクリックすると拡大)

 檜ヶ山登山を終えて、平田の出発は午後4時前、国道9号を西へ進み、清嶽山の登山口付近の田儀駅前を通過、ここで国道は南へ進路を変える。間もなく現れる「富山」への案内に従い左折、国道を離れて県道284号に入る。

富山へ向かって国道を左折 「要害山0.8km ←駐車場」を確認

 出雲市立田儀小学校を右に過ごし、そのまま道なりに富山要害山へ向かう。やがて出雲市から大田市に入り、この市境から道なりに約2.5km進むと、左側に「要害山0.8km ←駐車場」の案内が立っている。

登山者駐車場へ向かう 福達号顕彰碑が置かれた駐車場

 この案内に従い、右に不燃物集積所を過ごし、舗装道を少し進むと右に登山者駐車場が整備されていた。そこで、この駐車場に車を置いて登山を開始する。なお、駐車場の案内の横には福達号顕彰碑が置かれていた。

炭焼き施設を過ごす Y字分岐は右道を採る

 駐車場を出発、左に炭焼きの施設を過ごすと、左に杉の植林帯、右に竹林帯を眺めながら作業道を進む。すぐにY字分岐へ着くので右道を採る。なお、左は林道経由登山道と案内されている。なお、この地点から要害山までは600mと案内されている。

竹で組まれた工作物 三瓶山

 右には竹で組んだ工作物が置かれていた。これは秋に稲を干すための施設だろうか。道なりに作業道を少し進み、右方向を眺めると、三瓶山がとても近く見えている。正面には要害山がそびえており、周囲を見回すだけで楽しい風景が広がっている。

富山要害山 黄色の花

 草原に咲く黄色の花を観賞しながらのんびり歩き、山頂までの距離が短いので、時刻は遅くても安心して歩くことができる。やがて林道終点の登山口へ到着、周囲にはシャガの花が咲き始めている。

作業道終点登山口 階段を登る

 さて、要害山登山道の案内に従い山道に入る。自然林の下を快調に進むと、頭上には電線が走っているのに気がついた。横木の階段の施された登山道を進み、少しずつ高度を上げると、右に三ノ平と案内される平坦地が現れる。

三ノ平 古井戸跡

 更に坂を登れば、左に「井戸の跡」と案内されていたので登山道を左折し、向かってみる。植林帯の中を少し進むと古井戸跡の案内が置かれているので、この付近に井戸があったものと思われる。

山頂へ向かう 山頂の展望台

 登山道に戻り、二ノ平の案内を過ごし山頂へ向かう坂へ取り付く。途中にはシャガの群生地があり、美しい花を観賞しながら坂を登ると、平坦な要害山へ到着した。山頂は公園化されており、休憩用のベンチや小規模な遊具、展望台などが整備されている。

三等三角点 重蔵山城址の標柱

 まずは三角点を確認、ここには三等三角点が置かれていた。展望台に上がれば西に展望が開け、眼下にのどかな田園風景が広がり、北には日本海を見晴らすことができる。素晴らしい展望をしばらく眺め、展望台を下りて周囲を散策していると、重蔵山城跡の標柱が立っていた。

展望台から眺める風景

 展望台から西へ移動すると、温風穴の案内が建っている。そこで案内に従い急斜面を下りると、斜面に穴が開いている。中に手を入れてみるが、本日は25度以上の夏日なので、暖かいのかは分からなかった。南を眺めていると、やはり島根の名峰三瓶山がそびえている。

温風穴 三瓶山

山頂から眺める風景

 三瓶山から西へ続く山脈を眺めた後、柱石の案内に従い坂を下ると、すぐに柱を立てかけたような岩が露出していた。山頂の案内に寄れば、この柱石は、約2千万年前 に火山の噴火により流れ出た溶岩が、冷える時に割れてできた「柱状節理」と呼ばれるもので、この柱石が、山城の土台の一部として、また、当時の戦いの防塁として大きな役割を果たしたものと考えられているそうだ。

北の展望 柱状節理の柱岩

柱岩の風景

 整然と並んだ柱石に自然の力の偉大さを感じる。柱石の場所を出発、少し坂を登り返して分岐を左折、登山口まで引き返し、要害山登山は無事終了した。要害山の反対側に移動し、改めて要害山を眺めてみると、美しい山容をしていることが分かった。

麓から眺める富山要害山

三瓶山

山頂から眺める展望

柱石

 前の山 檜ヶ山 を見る

 次の山 二ッ丸 を見る

歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 島根県大田市 富山要害山 登山口付近のMAP

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