高手山(たかてやま)山口県周防大島町 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2010年12月29日 手摺りの登山口 →0:20→ 尾根出会 →0:15→ 石組台座 →0:20→ 山頂 →0:10→ 石組台座 →0:10→ 尾根出会 →0:15→ 登山口 全歩行時間 1時間30分 いよいよ2010年最後の山歩き。当初の予定では、島根県の松江か出雲へ向かうつもりだったが、島根県の天気予報は「暴風雪」。この 天気予報を信じて近場の山歩きに変更。今回は周防大島町椋野にそびえる未踏の高手山へ向かう。大島大橋を渡り、交差点を左折。国道437号を東へ進み、椋野の交差点を右折すると高手山が正面に見えてきた。
進行方向には椋野小学校が見えているが手前の分岐を右折、椋野中央橋を渡る。この先道なりに進むと、どんどん高度が上がり、最後に大島オレンジロード(農道)のT字路に突き当たる。この場所は、左手に石仏のたくさん置かれた場所があるので目印となる。
T字路を左折、右に作業小屋を過ごすと、色落ちしたテープの貼られた手すりを見つけた。この場所から進むとすぐに大藪となり撤退、今日は大変な藪道へ向かう覚悟をしているが、それ以上の藪なのでもう少し進みやすい場所を探すことにした。
少し東へ進むと、再び手すりのある坂を見つけたので、この手すりに目印のテープを貼り、坂を登ってみることにした。手すりに沿って進むと、すぐに右の水平方向と右斜め方向への分岐が現れる。この分岐を右斜めの方向へ進むと、周囲の樹林が伐採されており、とても歩きやすくなっていた。
この上にはタラの木などが植えてあり、上下二段の畑のようだ。畑の段の東方向へ行き、木の間越しに斜面を眺めると、簡単に登れそうなので、この畑から直登することにした。
道に迷わないようテープを巻きながら斜面を進み、少し左方向へ迂回すると歩きやすい場所に出た。これから尾根を狙って急な斜面に取り付く。自然林の下は、とても明るく尾根方向へ向かえば難なく高度が上がる。
畑から約15分で尾根に着き、周囲を見回すと目印の赤いテープを見つけることができた。そのまま竹林帯を抜けて尾根を進むと、赤いテープも同じ方向へ向かってつけられている。私は直登気味に登るため、少しテープと離れる箇所もあるが、このテープも高手山の山頂へ向かっていることがわかった。
時折倒木の場所を迂回する程度で、尾根道は歩きやすく、快適に高度を上げる。周囲に展望の無いのが唯一の難点だが、手つかずの自然林を眺めながら歩くのも悪くない。やがて西へ向かっていた登山道が南へ向くと、すぐ先に石組の台座を見つけた。台座の奥には朽ちた木が残っており、この木はご神木だったのかも知れない。
快適な道は更に続き、この先で突然植林帯に出る。この植林帯にも明確なる道が続いており、植林帯先の尾根に着くと左方向へ進路を採る。ただし、真っ直ぐ山頂へ向かおうとすると、笹藪になっているため少し左方向へ迂回する。
すぐに尾根へ着くので右方向へ進路を変えるが、この場所は要注意。帰りにこの場所を真っ直ぐ下りてしまう場合がある。私はたっぷり目印のテープを巻いておいたにも拘わらず、やはり真っ直ぐ下りそうになってしまった。
さて、少し進むと頂上は藪状態になっていた。ここで下山方向へ目印をし、笹を少しずつ刈りながら中央へ向かうと、三等三角点の置かれた高手山の山頂へ到着した。三角点横には「椋野小学校」、「卒業生登山記念」、「旅立ちの集い」と書かれた標柱が立っていた。
高手山の山頂風景 山頂周囲は樹林に覆われ展望は無く、南方面の木の間越しに、平坦な山を眺めることができた程度。山頂周囲のみ笹が刈られているのは、この山へ訪れる人のいる証かも知れない。 この山は最初の取り付きこそ急登となるが、尾根に出れば快適な登山道が続いており、尾根づたいにすすめば、簡単に山頂へ立てる山だった。下山は往路をたどり、石組み台座を通過、少し下りたところでわずかに展望が開けそうな場所を見つけたが、やはり木の間越しだった。
最初に尾根へ出た付近で、赤テープの続く下山道らしき道を見つけたが、今回登ったルートにテープを整備するため、そのまま往路をたどった。もしかするともっと快適なルートがあったのかも知れない。そのまま急斜面を下りれば、あっという間に畑に着き、無事大島オレンジロードまで下りることが出来た。藪山と思っていた高手山は、尾根歩きの楽しい山だった。 眼下に瀬戸の展望 石仏と高手山 石組台座 山頂 前の山 東明寺山 を見る 次の山 大見山 を見る 登山口周辺の地図はこちら 山口県周防大島町 高手山 登山口付近のMAP |