鷹の子山　山口県宇部市

鷹の子山（たかのこやま）山口県宇部市

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２０１３年５月６日

ＲＩＫマリオン　→０：２０→　山道入口　→０：２７→　カスケ岩展望地　→０：０８→　山頂

　→０：１７→　舗装道出会　→０：２３→　ＲＩＫマリオン

全歩行時間　１時間３５分

　山口県の山、宇部市・山陽小野田市・美祢市の山々で残っている山へ。今回最初に向かうのは、既に登山口探しも終了している宇部市の鷹の子山。山口市から小郡バイパスを西へ向かい、バイパス終点の峠を越える。


上山中交差点を通過	登山起点のＲＩＫマリオン

　やがて山口市から宇部市に入り、上山中交差点を通過、つるや食堂を過ごし、下山中のバス停を過ごすと前方右側にＲＩＫマリオンと自動販売機が見えてくる。この付近へ駐車させて頂き、登山を開始する。


民家前を左折	お地蔵様の祀られた登山口

　国道２号を少し山口市寄りに引き返し、民家の手前左側に分岐を見つける。分岐手前には「鷹の子山登山道入口　車両は進入できません」と案内され、その右にはお地蔵様が祀られている。


自然林の下を進む	突然舗装道に出る

　コンクリート舗装の道に入り、左に民家を過ごす。この先、道は荒れてくるが、歩行には全く支障はない。自然林の下、緩やかな坂を進むとやがて峠を通過。そのまの道なりに進むと、突然舗装道に出る。この舗装道はつるや食堂付近から続く道である。


トタン板の切れたところが入口	山道入口（写真をｸﾘﾂｸで拡大）

　舗装道を北へ進むと右に田圃が広がり、のどかな風景を眺める。右側にトタンの切れた場所があり、この方向へあぜ道を歩いて向かうと、山道への入口に鷹の子山登山口の白い標柱が立っている。なお、この標柱の案内には、「（鷹の子山は）標高２２１．８ｍの山で、文中３年３月菊池武光が厚東幸政を助けてここに陣し、大内軍と戦った古戦場である」と記してある。

快適なハイキングロード

　登山口より入れば、「ふれあい　鷹の子山登山道」と書かれた案内が立ち、のどかなハイキングコースの始まりである。ふかふかの落ち葉の堆積した登山道は気持ちよく、涼しい風が吹いてまさに登山日和である。樹林の中を快適に進むと、岩の目立つ場所を通過、この配置はなかなか良いアクセントである。


岩の場所を過ごす	顔の部分の白い岩

　山腹につけられた広い登山道を進むと、千と千尋の神隠しに出てきたカオナシのように、顔の部分だけ白く見える石を過ごす。この先の左で、ほとんど完全な形で残っている炭焼き跡を眺め、岩の目立つ場所を抜けると、左側の黄色い標柱に「鷹の子登山道　山頂まで約３００ｍ」が案内されている。


炭焼きの跡	登山道分岐

案内に従い坂道へ向かう	坂の傾斜が増す

　ここで案内に従い分岐を左折、山頂へ続く坂道へ向かう。登るに連れ、坂の傾斜が増すのでゆっくり歩き、明るい登山道を少しずつ高度を揚げると、カスケ岩展望地へ出る。東側には大岩が二つ並んでおり、この岩上に立てば少し樹林に覆われるものの、北以外の展望が広がっている。本日は霞がひどく、遠くまで見晴らすことはできないが、火の山連峰に御伊勢山、宇部のきららドームに日の山、霜降岳などを眺めることができる。

カスケ岩展望地

瀬戸内海が見えている

岩上から眺める風景

　展望地を出発、樹林の下を少し下って登り返し、最後の岩場を登ると、平坦な鷹の子山の山頂へ到着した。三等三角点の置かれた平坦な山頂には低いシダが茂り、平成２０年１２月に設置された標柱の白い色が、青葉の中に鮮やかである。


岩場を越える	鷹の子山山頂

山頂から眺める風景

　山頂からは東に火の山連峰、南のきららドームと日の山、西に霜降岳と展望が広がり、藤河内地区にはのどかな田園風景が広がっている。周囲に広がる展望をたっぷり楽しんだ後、下山を開始する。


八畳岩（千畳敷）	霜降岳

八畳岩上から眺める風景

　周回登山をするため、下山は西の八畳岩方面へ下りてみる。少し下ると前方に突き出た岩が見えてきた。これが八畳岩で、弁慶の足跡と書かれており、「これは右足、左足は霜降岳にある。これに両足をふんばって、小便をした。それが厚東川になったと伝えられる」と案内されている。なんともスケールの大きな伝説である。岩上に立てば、南西に霜降岳がそびえ、のどかな田園風景が美しい。