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→0:25→ 夕陽の丘展望台 →0:50→ 白木出張所
登山口は外入にある周防大島町役場東和総合支所白木出張所で、出張所駐車場から県道60号を道なりに南東へ進み、町営バスの三下バス停の分岐を左折、往還古道ハイキングコース入口や夕日の丘展望台の案内を確認し、県道108号を東へ進む。
すぐに右へ分岐する道に入るが、この入口には今から向かう外入旧跡ハイキングコースの案内が掲示されていた。本日の予定コースはまず牡丹岩を眺め、夕日の丘展望台へ着き、その後は草履の神様、いぼ神様、嬉(うれし)の雁木、女郎の腰掛け、乙女岩を眺めて石観音参道を通り、そのまま白木山へ登る。下山は石観音へ参拝し、更に神社と乳観音へ参拝して登山口の白木支所へ戻る予定である。
往還古道の案内を眺めて登山を再開、沢沿いの道を東へ進む。すぐにY字分岐へ着き右折、ここから山道に入る。入口には「旧往還道→地家室」と案内されていた。コンクリート製の石段などもある道を辿ると周囲に竹林が増えてくる。
竹林の下に牡丹岩の案内があり、タマネギの皮のようなひび割れを見ることができた。頭上にわずかな紅葉、足下にはツワブキの花を眺め 少し坂を登ると車道に出た。この向かいの手摺りのある坂の入口には、「隠亡落」と案内されていたが、今回はこの場所には行かない。
そのまま車道を進むと「夕日の丘展望台」へ着いた。夕日の丘には幸せの鐘が置かれ、鐘の音を響かせれば願いが叶うそうだ。眼下に外入の沖合が一望で、嵩山、嘉納山、源明山、皇座山、祝島などを眺めることができる。残念ながら少し霞み気味ではあるが、それでも山々の輪郭などは確認することができた。
展望地から少し下ると、草履の偏りを防いだと伝わる草履の神様の岩があり、これから南へ進むといぼ神様に出会う。この先で白い手摺りが右に現れるとアケビの一種のむべを見つけた。
手摺りの最後のところで、往還道の峠に着いて喜んだという「嬉しの雁木」、平たい岩で女郎が腰掛けたと言われる「女郎の腰掛」の案内があった。眼下に白木支所の駐車地を眺めることができたので、この場所は感慨深い場所だったのだろう。
この先には岩を割ろうとしたら涙を流したのでやめたと言われる女郎岩を過ごす。確かに岩を割ろうとした跡が残っていた。横には白木山尾根登山口の案内を確認、登山道を北へ進む。
しばらく尾根道を進むと、突然お地蔵様の鎮座する墓所へ着いた。更に尾根を外さないようロープの渡された坂を東へ向かうと車道に出た。車道出合いにはやはり白木山尾根登山道の案内が置かれていた。そのまま車道を進みこの先の左カーブのところで右へ分岐する登山道に入る。
少し進むと左上へ分岐する道に入る。入口には登山道の案内があるので間違えることはない。更に進めば石観音参道の石碑、登山道の案内が立つ三叉路を左折、そのまま直進すれば石観音だが、石観音には下山時に向かうので、先に山頂を目指す。
山頂へは左に分岐する道に入り、尾根を外さないよう北へ進む。わずかなアップダウンを繰り返し、最後に少し坂を登れば整備された白木山の山頂へ着いた。山頂到着は昼前で、山頂からは霞みがちながら四国松山方面を眺めることができた。
下山は石観音参道を辿り、午前中に分岐した登山道入口、石観音参道の石碑をそれぞれ過ごし、登山時に分岐した道へ着いた。ここで折り返すように左方向へ進路をとり、波田集落跡方面へ向かって坂を下る。
やがて7月豪雨により崩れた場所を通過、更に下ると豪雨により押し流されそうになった民家前に着いた。この民家の向かいに観音堂があり参拝、この観音堂は土石流の被害がなかったようだ。
観音堂の先の分岐は下の道をとる。少し進むと乳観音がある。乳観音と行っても石が自然に置かれているだけだが、本当に乳に見えるから不思議だ。これで本日の予定は全て終了、道なりに下れば足下は舗装道に変わり、そのまま車道を下る。
右に女郎の腰掛け方面へ向かう登山道が分岐していたが、こちらはヤブ状態なのでそのまま車道を進み、夕日の丘展望台を経由して、朝通ってきた往還古道に入る。途中の分岐を今度は右折、朝とは違った道を下る。
やがて車道に着き、左折すれば往還古道の入口を通過、道なりに進んで町営バスの三下バス停を右折すれば登山口の駐車場に帰り着いた。今回は最後に石観音へ向かうヤブ道歩きがとても楽しい登山だった。
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