下深山(しもみやま)山口県山口市

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2023年3月29日
駐車地 →0:20→ 沢渡り →1:30→ 山頂

 →0:50→ 沢渡り →0:20→ 駐車地

全歩行時間 3時間 0分
登山行程図(地図をクリックすると拡大)

 中島篤巳著「周防100山百景」本土最後の山、山口市阿東地福上用路にそびえる下深山へ向かう。登山口へ向かう起点をセブンイレブン山口徳佐店とすれば、国道9号を徳佐方面から長門峡方面へ向かって進む。
国道9号 用路交差点を左折 下深山へ続く尾根

 セブンイレブンから約5km進むと大佛文乃詩碑・おせん淵の案内が道路脇に立っており、この信号のある用路交差点を左折し400m程度進み東(右)へ続く分岐に入る。この先で防獣フェンスに出会うのでフェンスを開けて入るが、フェンスを閉めて固定するのに時間がかかってしまった。

防獣フェンスの中に入る 分岐は直進
駐車地上に満開の桜を見る 墓地横に駐車し出発

 左に柿本神社を過ごし、そのまま作業道を進むと左右の分岐に出会うので直進、左の道は林道用路線である。更に奥へ進むと左に墓地が見えてきたのでこの右側の広くなっているところへ駐車し登山を開始する。なお、この場所に着くのは2回目で、前回は笹の上に積もった雪に恐れをなし、引き返している。

林道用路支線を進む 保安林の案内を過ごす
この付近に駐車可能 コンクリート鋪装が終わる

 今回は春爛漫の3月末、ソメイヨシノが満開で美しい。右に立つ林道用路支線の案内を見て林道歩きを始める。林道上に障害物は無く、そのまま奥へ進むことができそうだ。右に駐車できそうな場所を過ごし、左には色あせた保安林の標識を見る。進路は一旦左に向きすぐに右へ折り返す。この付近にも駐車ができそうだ。

林道の進路が左に向く所で右の沢を渡る
「水源かん養保安林」の標識」に出会う
 この先からは足下に石などが露出するため車での進入に躊躇しそうだ。木漏れ日を眺めながら進み、進路が左に変わるところで沢を渡り山道に入る。沢の先に「水源かん養保安林」の標識が見えるので目印となる。
「山口県立徳佐高等学校・学校林」の標識 倒木を迂回しながら高度を上げる
テープの案内が続く 岩の右を進む

 沢を渡れば右に「山口県立徳佐高等学校・学校林」の標識が見える。この方向に進み、急な斜面に取り付く。この付近から目印テープが現れ、山頂まで続いているため進路に苦労することは無い。ただし、急登なので滑らないよう注意が必要だ。下深山登山においての注意事項は、急登を登るための技術と体力のみで、目の前に見える樹林や笹を手がかりに登ることができれば、山頂へ着くのは容易である。

笹の目立つ急斜面
平坦な場所に着く

 いきなり急登に取り付き、すぐに尾根に着くが、これからしばらく滑りやすい急斜面との格闘が続く。進路上に倒木も多く目印テープを追いながら歩きやすい場所を選びながら進む。やがて足下に赤いビニールパイプの打ち込まれた平坦な場所に着き小休止、本登山中このような平坦な場所は限定的である。

コブシの花 進路上に笹が多くなる
樹間越しに大蔵ヶ岳方面の展望 笹を分けながら高度を上げる

 少し下にこの時期限定のコブシの花を樹間越しに眺めることができた。平坦な場所はすぐに終わり笹原の急登に取り付く。高度が上がると樹間越しに大蔵ヶ岳の山容が西に現れる。樹間越しだが何も展望が無いよりは幾分ましなので、小休止を兼ねて眺める。

急登は続く 坂の傾斜が緩む
鞍部へ下る 尾根を進む

 急登は更に続き、気の抜けない登りに神経を集中する。やがて傾斜が緩み、それまで自然林に覆われていた植生が植林に変わる。進路は一旦南に向き、少しずつ高度を下げれば鞍部に着き登り返す。

わずかに坂を下る 笹の背が高い
笹の先が山頂 山頂標識

 尾根に着いたら南西へ進路を変える。最初は歩きやすい尾根道だが、わずかに坂を下り、西へ向かう頃には笹の背が高くなって歩き難くなる。再び尾根へ着いて南へ移動し、最後に西へ進路を変えれば 笹の刈り払われた山頂に着いた。

山頂付近のみ笹が刈られていた 三等三角点が置かれていた
山頂周囲に赤松が多い

 周囲を見回せば背の高い赤松が多いのが印象的で、山頂には三等三角点が置かれていた。展望は周囲に笹や樹林の背が高く無いに均しい状況だが、急登を登り切り明るい山頂に立つことができただけで達成感を味わうことができた。下山は元来た道を引き返すのみで、急斜面でブレーキを掛け続け、林道まで一気に下った。

満開の桜

朽ちた学校林の案内

下深山山頂

赤松

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歩いた足跡  
登山口周辺の地図はこちら 山口県山口市 下深山 登山口付近のMAP
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