霊鷲山(りょうじゅせん) ・火の山(ひのやま) 山口県下関市

2005年9月23日(金曜日)

霊鷲山・火の山縦走

登山口 住吉神社

ガイド本 金光康資著 防長山野へのいざない

登山開始 14:37 霊鷲山到着 15:37 霊鷲山出発 16:02 火の山到着

 17:04 火の山出発 17:32 下山終了 18:07

住吉神社 → 1:00 → 霊鷲山到着 → 0:25 → 霊鷲山出発

 → 1:02 → 火の山到着 → 0:28 → 火の山出発 → 0:35 → 下山終了

所要時間数 3:30

 竜王山登山口の深坂ため池駐車場を出発し、霊鷲山から火の山への縦走後の登山終了点である関門トンネル人道入口を目指す。壇ノ浦方面に向かって進むとすぐ上には関門橋が広がっており、その下に目指す関門トンネル人道入口を見つけることができた。すぐにバイクを組み立てて駐車場に置き登山口の住吉神社に向かう。

下山口は関門トンネル 人道入口 住吉神社に参拝

 国道2号沿いから少し入ったところに住吉神社があり、本日は秋の大祭となっていた。奥の駐車場に車を置き登山準備の後、登山を開始する。まずは住吉神社に参拝し登山の無事を祈願して出発する。正面の鳥居を出ると左折する。前からは住吉神社大祭の御輿行列がやってきている。正面には高速道路の高架が走っており、高架下を抜けると国道2号を渡ることになる。

住吉神社は秋祭り、先のガードのを潜ると国道2号 正面が霊鷲山方面

 この場所には信号がないために車の間を縫って反対側に渡るとそこには下関典礼会館が建っている。典礼会館前の道を左に向かった後すぐに右折する。左手には中国電力の変電所があり、その手前には満松院の石碑と霊鷲山ハイキングコース登山口の道標、霊鷲山の説明版が立っている。

霊鷲山登山口 横には霊鷲山の登山案内が立っている

 左にベストゴルフクラブの練習場を見ながら緩やかな坂を登って行くとロータリーの真ん中にはお地蔵様が鎮座されている。また、その奥には下関・新下関ライオンズクラブにより建てられた霊鷲山登山道入口の石碑が立っており、霊鷲山山頂までは1,120mの道標に従い山道に入る。ここまで住吉神社からは20分の行程である。

お地蔵様にお参りする 霊鷲山登山道入口の石碑

 すぐに竹藪の中を歩くことになるが道は広く歩きやすい。緩やかな坂をゆっくりと進んで行くと10分で右手に大岩を見る。すぐに沢を渡ると山頂までは残り690mとなる。道は荒れ加減となるが右に沢を見ながら少しずつ高度を上げて行く。少し我慢して高度を上げて行くと前の道標からは15分で尾根道に着き、山頂まで440mの道標を見る。その後は緩やかな道となり進んで行くと更に5分で林道と出会う。

竹藪の道に入る 林道と出会う

 その先左の坂道を登って行くと遊歩道に入り、一旦下った後に登り返すと霊鷲山山頂の裏側に着く。山頂への階段をゆっくりと登ると目の前には瀬戸の大展望が待っていた。霊鷲山山頂に到着、登山開始からは丁度1時間の行程である。

霊鷲山山頂に到着、眼下に仏舎利塔を見る

 真下には真っ白で丸い仏舎利塔が立っており、その先には火の山の美しい姿、更に先には九州が広がっている。大した苦労もなく、ここまで登って来たが大変なご褒美を頂いたようで感激した。北方面の展望は木々が高くなってきたため望めないが、東方面から南方面を経て西方面に至る大展望は圧巻で、思い描いていた風景以上の展望に満足し、しばらく景色に魅入ってしまった。

東方面の展望

南方面の展望

 時計を見ると午後4時になっているので、次の火の山を目指して出発する。ここからは舗装された遊歩道を歩くことになるが、坂を感じないくらいの平坦道でどんどん降りて行く。周囲には林の大好きな風景が広がっており、木漏れ日を浴びた木々が美しい。この風景が大好きで、夏のこの時期にしか見られない光景が今目の前に広がっている。

北方面 整備された道、林の中を歩く

 周囲の木々の姿を堪能しながら時間を忘れて見とれながら降りて行くと霊鷲山山頂から30分で火の山に向かう登山道に到着し、残り1.1km道標を確認するが、台風による倒木のため立入禁止となっていた。遠くから山頂への登りを楽しみに遠征したことを口実に、立入禁止の看板の横から登山道に入って行くと「注意してお進み下さい」と書いてあるので少し安心した。

途中にはベンチがある 東屋を過ごす

 整備された坂を登って行くと台風による倒木があり、登山道は通れなくなっていた。ここは道を迂回して事なきを得た。坂道をゆっくりと進んで行くとベンチが設置してあることが分かった。更に階段を登って行くと火の山へ1.1km道標から20分で大きな東屋を左に見る。相変わらず展望に乏しい。東屋を過ぎると一旦坂を下り、左側の路傍には陸軍の石碑を見る。この先の階段は天にまで続いているかのように長く遠くまで広がっている。直感的に最後の階段だと感じた。

陸軍の石碑 山頂手前の最後の階段を上る

 山頂まで残りわずかであることがわかり、少し感傷的になる。やはり山歩きは山頂までの行程が楽しいものである。山頂への階段道をゆっくりと進んで行くと通行禁止の看板が立っていた。横をすり抜けて火の山山頂の端っこに到着、霊鷲山からは遊歩道をゆっくり歩きの丁度1時間の行程だった。

旧軍要塞、火の山山頂に到着 戦艦大和の砲弾
霊鷲山方面 竜王山方面

 山頂三角点を求めて歩いているとNHKの通信塔の瀬戸内海側に三角点を見つけることができた。記念写真を撮って火の山山頂を確認した。そのまま周囲を一周すると北方面には先程居た霊鷲山、午前中に登った竜王山方面を確認することができた。瀬戸内海側を見ると関門海峡に沢山の舟が行き来している。素晴らしい展望をゆっくりと眺めた後下山を開始する。

関門大橋を眼下に見る

火の山展望台 ロープウェイ「ひのやま駅」

 下山は車道歩きかと思いながら降りていると、ロープウェイ「ひのやま駅」の左側に遊歩道を発見、ゆっくりと降りて行くことにした。遊歩道は整備されており、歩きやすい道だが高度がなかなか下がらず少しずつ焦ってくる。時間はもう5時を過ぎており、だんだん暗くなるのが分かる。高度の下がらない遊歩道を少し早足で降りて行くのだが自分がどこにいるのか分からなくなってきた。

関門大橋を見上げる 火の山を振り返る

 そのうちに視界が開けたかと思ったら目の前に火の山ロープウェイの起点の駅が現れた。ここからは少し安心してバイクの待つ関門トンネル人道入口に向かう、程なくみもすそ川付近に降りてバイクと対面をし、登山を終了した。

 歩行時間3時間30分、よくぞ歩いたりの縦走が終わった。バイクを組み立て登山口の住吉神社まで行くが人道入口から住吉神社までは25分の時間を要した。本日は組み立て式バイク、ホンダの「モトコンポ」が大活躍だった。

住吉神社

霊鷲山山頂

霊鷲山からの展望

火の山山頂

火の山から眺める霊鷲山

関門大橋

霊鷲山山頂の仏舎利塔

 前の山 鋤尖山・竜王山 を見る

 次の山 砲台山・鬣山 を見る

歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 火の山 登山口付近のMAP

登山口周辺の地図はこちら 霊鷲山 登山口付近のMAP

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