満寿山(まんじゅやま)島根県出雲市・雲南市 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
トップに戻る 2013年に登った山リストへ戻る 山名アイウエオ順 2013年4月29日 登山口 →0:55→ 山頂 →0:35→ 登山口 全歩行時間 1時間30分 2013年春の島根県の山遠征、ここまで二ッ山、大平山・笈山登山を終えて時刻は午後1時20分、まだ山へ登ることができる。そこで次は雲南市の満寿山へ登ることにした。この満寿山は出雲市と雲南市の市境に位置しているが登山口は出雲市なので出雲市の山としている。 本来は出雲市佐田町の黒山へ登って、最後の山をこの満寿山の予定としていたが、暗くなった場合は車道歩きの黒山の方が安心出来るため、先に満寿山を目指す。乙立町の中心街を抜けて県道325号に入り、神戸川沿いを南下、佐田町の須佐神社方面を目指す。
登山口への起点を出雲市立須佐小学校とすれば、学校前を走る県道39号を西へ向かい、矢源寺橋交差点を左折、県道325号に入り吉野方面へ向かう。交差点から西へ少し進み、波多川に架かる橋を渡り、交差点を左折。そのまま南へ向かって道なりに進む。
やがて出雲市から雲南市に入り、前方に注意していると、吉野地区広域農道の案内が立っている。この案内に従い分岐を右折、農道を進むと、満寿トンネルを抜ける。このトンネルを抜けると出雲市に入り、トンネルを抜け出た右側に公園を兼ねた駐車場が整備されている。駐車場では八重桜が満開で、この駐車場へ車を置いて登山を開始する。
満寿トンネル側の手すり部分が開いており、この場所から下へ向かって擬木階段が続いている。階段を下り、杉の植林帯方面へ向かうと、杉に目印のテープが巻かれていた。植林帯の下、背の高い笹の道を、踏み跡を探しながら高度を上げる。笹の勢いが強いので、入口は少々強引に突き進まないといけない。
この先で植林帯の中に入れば、踏み跡は鮮明となる。そのままトンネル上を横切り、山腹につけられた明確な道を進み、再び笹の茂る道を抜けると尾根の鞍部へ着く。ここで進路を右(南)に採り、急な斜面を直登する。
足下にはナツツバキやリョウブなどの案内が落ちているので、以前は展示林のように、このような案内が木々へ掛けられていたのだろう。足下には久しぶりにピンクのイカリソウを確認、最初にピークを通過する。
ピークから進路は一旦右(西)へ向き、少し下って登り返すと案内が立っており、進路は左(南)へ変わる。南には木の間越しながら、これから向かう満寿山がとても大きく見えている。また、足下にはミヤマシキミの花が満開で清楚な花が美しい。
坂を下れば新緑が美しく、途中にそびえる赤松が存在感を示している。大きな赤松だが、枝にはまだ葉が残っており、生きている事を誇示しているように見える。天気は晴から曇りに変わっているが、むせかえるような青葉が周囲を覆い、とても明るい。
周囲に広がる展望は木の間越しだが、新緑の中を歩いているだけで、気分が高揚するのは若葉の力だろうか。やがて少しずつ坂の傾斜が増し、のんびりながら高度を稼いで行く。平坦な場所に着いたので山頂かと思ったら、前方に続く背の高い笹原が現れた。
久しぶりに背丈程度の笹を分けて行き、足下の踏み跡を確認しながら慎重に進む。やがて中央部だけ刈り払われた満寿山の山頂へ到着、中央には二等三角点のが置かれている。周囲の木々の背が高いが、三瓶山だけは確認する事ができる。
本日は少々霞気味の天候だが、三瓶山を眺める事ができるだけでとても幸せな気持ちになれた。平坦な山頂には笹の勢いが強く、久しぶりに笹藪こぎを楽しむ事ができた。山頂を移動しながら三瓶山を眺め、小休止の後下山を開始。下山は元来た道を引き返すだけだが、新緑を眺めながらとても幸せな尾根道歩きを楽しんだ 八重桜 イカリソウ ミヤマシキミ 山頂へ続く笹原 満寿山山頂 三瓶山 前の山 大平山・笈山 を見る 次の山 黒山 を見る 登山口周辺の地図はこちら 島根県出雲市佐田町 満寿山 登山口付近のMAP |