2020年5月29日 |
滑峠登山口 →1:35→→ 香仙原 →0:40→ 赤土山 →0:30→ 小石谷分岐
→0:25→ 展望岩 →0:45→ 安蔵寺山 →0:05→ 展望地
→0:05→ 安蔵寺山 →1:20→ 安蔵寺トンネル登山口
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全歩行時間 6時間25分 |
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登山行程図(地図をクリックすると拡大) |
島根県津和野町の滑峠から未踏の香仙原を経て安蔵寺山への登山をする。数年前から滑峠登山口の下見を何回も繰り返し、「安蔵寺登山道香仙原ルート」の案内の前に立つ。中国自然歩道の案内に書かれた「香仙原まで2.4km、安蔵寺山まで6km」を確認して午前8時45分に登山口を出発。
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林道から眺める香仙原 |
滑峠登山口 |
なお、本登山の際の経過時間については参考にされないように。登山道には多くの花が咲いており、時間を掛けて写真を撮ったことにより、過大な時間を要している。
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高嶺芦谷国有林の植林帯
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山腹につけられた道を辿る |
滑峠の入口付近は若干草が被り加減だが、わずかに中に入れば高嶺芦谷国有林の植林帯なので歩き易くなっている。また、このコースは中国自然歩道として整備されているので安心である。ただし、登山最初から急登なので、滑らないよう慎重に進む。
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ホウチャクソウ |
尾根道に合流した |
足下に最初に現れたのがホウチャクソウ、今日も春の花が多く見られそうだ。尾根まで上がらないうちに進路は左に変わり、山腹につけられた道を辿り、少しずつ高度を上げる。すぐに広い尾根道に合流、これで香仙原へ続く縦走路に入った。
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左は土塁状の盛り土が続く |
自然林の下が良い |
左が植林帯、右側が自然林の植生で登山道はよく踏み込まれて歩き易い。登山道の左右には笹原が広がり、しばらくこの植生の下を歩くことになる。植林帯側は土塁のようなものが続いており、これは人工的に作られたもののようだ。
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ご夫婦に抜かれる |
コバノフユイチゴ |
足下に咲く花をしっかり眺め、丁寧に写真を撮っていたら9時22分に安蔵寺山を目指している1組の夫婦が追い抜いていった。歩く速度はそんなに早い感じでは無く、しばらく一緒に歩いていたら、追い抜きそうになったので一定間隔を開けながら花の写真に専念。足下には野いちごのような花が多い。903mピークへ向かって植林帯の下をジグザグに高度を上げる。
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植林帯をジグザグに登る |
903mピーク |
やがて傾斜が緩やかになり、気持ちの良い登山道を進んでいると進路が右に変わる。この起点が903mピークで、香仙原へ向かう一つの目安となる地点である。もう香仙原まで距離としては半分以上歩いており、この場所からの高度差は153m、時刻は9時40分なので登山開始から55分。写真ばかり撮っているのでとても遅いペースである。
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ギンリョウソウ |
石組み? |
903mピークから少し坂を下り快適な尾根歩きが続く。左側に続く土塁のような所には石組みらしきものをみつけた。足下にはギンリョウソウも咲いており少しずつ花の数が増えている。何も心配の要らない中国自然歩道歩きで、緊張感無く歩けるのが良い。周囲に石が増えてきて、その中に祠のようなものを見つけたが、何も祀られていなかった。
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祠のような石 |
香仙原山頂 |
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花に気をとられていたらやがて平坦なピークへ到着、展望は無いものの今回の最大の目的地の香仙原だ。標高1,055.9mの三角点前で記念撮影、山頂標識は朽ちており滑峠まで2.4km、安蔵寺山まで3.6kmと案内されている。香仙原山頂の到着時刻は10時22分、なんと滑峠からの所要時間は1時間37分。写真ばかり撮っているとこんな時間になる。
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香仙原を出発 |
青葉の美しい季節 |
さて、10時30分に香仙原を出発、次は赤土山へ向かう。坂を下りながらユキザサを鑑賞、平坦な鞍部で木漏れ日の美しい自然林を満喫、大展望はないもののこれが本縦走路の楽しみ方である。少しずつ高度が上がり1077mピークに到着。縦走路上の通過点なのでこのピークには何も表示は無い。
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赤土山 |
赤土山から安蔵寺山を眺める |
1077mピークから先は平坦な道が続き、進路が右に曲がる起点に赤土山の案内が置かれていた。到着時間は11時17分、香仙原から47分の行程はやはり時間を掛けすぎである。赤土山からは樹林の上に安蔵寺山の山頂部を眺めることができた。まだまだ安蔵寺山は遠い。
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自然林は美しい |
小石谷分岐 |
坂を下り次のチェックポイント小石谷分岐へ向かう。足下にホウチャクソウ等の花を眺め、少しずつ高度を下げるので大して疲労感は無い。自然林の下で美しい青葉を眺めながら進む。やがて小石谷分岐へ到着、到着時間は11時55分、赤土山から38分だった。
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笹の道をジグザクに登る |
登山道に石が増えてくる |
小石谷分岐は滑峠から4.5km、香仙原から2km、安蔵寺山へ1.5km地点である。この分岐から左に続く道を下れば林道へ下りることができる。分岐を出発、すぐに山腹につけられた道をジグザクに折り返し、一気に高度を上げる。登山道には岩が目立ち始め、やがて前方が明るくなってくれば、大きな岩が進行方向の右に現れた。
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前方が明るくなり右に展望岩が現れる |
展望の岩 |
この岩には登る事ができそうなので向かってみると展望の岩だった。12時20分に岩上に立ち、東に安蔵寺山の山頂部を眺める。南西には歩いてきた稜線が続き、稜線の右横にトロイデの美しい青野山、その先には十種ヶ峰が霞んでいる。
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安蔵寺山 |
安蔵寺山の肩に小五郎山と羅漢山 |
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赤土山と香仙原 |
十種ヶ峰と青野山 |
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安蔵寺山の右には小五郎山、更に羅漢山を眺め岩上から下る。ここで登山開始頃に私を追い抜いた夫婦が下山をしていた。なんと言う時間の差だろうか。展望岩を出発し3分で同じような展望岩がそびえていた。こちらの岩上からも展望が広がっているものの、先程の岩の方が安定感があり、足下も安心できるようだ。
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もう一つの展望岩 |
安蔵寺山 |
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イワカガミ |
頭上が開けてきた |
展望岩を下りて少し進めばイワカガミの群生地に出会う。白色とピンクの花がとてもきれいだ。ギンリョウソウも眺め、わずかに高度を上げると頭上の木々が切れて空が広がった。背後には歩いてきた稜線が現れ、霞みがちだが青野山も見えている。
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歩いてきた稜線が広がる |
安蔵寺山の登山道に合流 |
安蔵寺山へ向かって最後の坂へ向かう。少しずつ笹の勢いが増してきたが登山道はしっかり確保されている。やがて足下に置かれた山頂への案内を過ごすと13時21分に安蔵寺山の縦走路に着いた。香仙原から3.5kmの行程だった。
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安蔵寺山山頂 |
山頂から小五郎山・羅漢山 |
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安蔵寺観音へ参拝 |
高尻コースの展望地から赤土山と香仙原 |
ここで分岐を右折、13時25分に安蔵寺山山頂へ到着。滑峠から4時間40分の行程だった。山頂から小五郎山や羅漢山を眺め、少し回り込んだところへ祀られた安蔵寺観音へ参拝後高尻コースに入る。途中で高尻コースから登ってきた3名とすれ違う。展望地では涼しい風が吹いており、歩いてきた稜線が一望、赤土山から香仙原への展望は感慨深いものである。
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吉和冠山・寂地山 |
小五郎山・羅漢山 |
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小五郎山や羅漢山など懐かしい山々を眺めながら遅い昼食を摂る。展望地で先程の登山者と登山情報を交換した後、一旦山頂に立ち寄り下山を開始した。山頂出発は14時32分、下山先は安蔵寺トンネルである。香仙原との分岐を通過、安蔵寺があったと伝わる寺屋敷跡ヘ着く。付近は平坦な場所なので屋敷があったのもうなずける。
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寺屋敷跡 |
安蔵寺中峰へ向かう途中、安蔵寺山を振り返る |
ベンチの置かれた安蔵寺中峰へ向かう途中に背後の安蔵寺山を振り返る。樹間越しながら美しい山容をしている。足下にはユキザサが多く、白い花を眺めながら坂を下る。山頂から900m地点を通過、周囲にブナ林が美しい。
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ユキザサ |
ブナ林 |
安蔵寺山から2.7km地点を通過、坂を下れば安蔵寺のブナの説明があり、この先で大きなブナが倒れていた。ナラ太郎だ。最初に安蔵寺山へ登った際、その大きさに圧倒されて抱きついた木が倒れている。直接の原因は風によるものとのことだが、樹齢600年以上なのですでに弱っていたのだろう。
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倒れたナラ太郎 |
安蔵時トンネル登山口へ到着 |
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まだ木には葉が残っているので完全に枯れたわけでは無いようだ。島根県で一番大きなミズナラの木が倒れてしまったのは残念だ。ミズナラの巨木を過ごし、少し進むと安蔵寺トンネルの分岐へ到着。分岐を左折し、坂を下れば下山口のトンネル前へ着いた。到着時間は丁度16時、登山開始からの総所要時間は7時間15分。安蔵寺山展望地での大休止以外、ほとんど歩いていたか写真を撮っていた。とにかく一日山の中で遊ぶ事ができて楽しかった。
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香仙原山頂 |
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展望岩から赤土山・香仙原 |
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安蔵寺手前の急登から歩いてきた稜線 |
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安蔵寺山山頂 |
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吉和冠山・寂地山 |
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小五郎山・羅漢山 |
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赤土山・香仙原 |
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ナラ太郎 |