高佐 権現山(ごんげんやま) 山口県阿武町

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2023年7月2日
駐車地 →0:45→ 倒壊鳥居 →0:05→ 秋葉社 →0:30→ 駐車地
全歩行時間 1時間20分
登山行程図(地図をクリックすると拡大)

 阿武町の東台と西台の登山を終えて次は萩市の高佐権現山へ向かう。登山口兼駐車場は萩市の「辻山のシダレザクラ」の駐車場である。この駐車場へ向かう起点を萩市高俣支所とすれば、支所前を走る県道13号を約400m南西に進む。すぐに「福賀8kmと萩28km」の案内に出会うので、福賀へ向かって分岐を右折、県道316号高佐下阿武線に入る。
権現山 辻山のシダレザクラの案内に従い分岐に入る
案内の立つ分岐を右折 駐車地を出発

 県道を道なりに1.5km進むと「直進が福賀6km、左折が広域農道」の案内に出会う。この分岐は広域農道へ向かって左折、農道を1.3km進むと辻山地区に入り、道端にシダレザクラへ1.5kmの案内が立っている。この案内に従い進むと右に再び案内が現れるので分岐を右折、間もなく水道施設横に着くので車を置いて登山を開始する。

作業道を進む 右のシダレザクラへ立ち寄る
シダレザクラが咲いていなくても眺める価値がある

 作業道のような広い道を進むとすぐに右への分岐に出会う。これが辻山のシダレザクラで、下山時にゆっくり眺めようかと思っていたが、あまりにも大きく美しい枝振りなので登山前に見学することにした。とても大きいシダレザクラは一見の価値があり、お花見時期に眺めれば感動することは間違いないだろう。県指定天然記念物で樹高15.8m、目通り樹囲226cm、根廻り約320cmの県下でも有数の桜の巨木である。

笹の中に入る 作業道を進む
作業道終点から尾根道に入る 歩きやすくなる

 さて、権現山へ向かう。作業道はこの先から笹が茂るので笹を分けて進み、足下には大葉擬宝珠のつぼみを見つけた。梅雨真っ盛りの時期なので足下には草が茂り、周囲にも樹木が茂り慎重に足場を選びながら進む。ただし、作業道歩きなので道を間違える心配は無い。緩やかな傾斜の道を進んでいると作業道終点に到着、この先からは尾根道に入る。

明確な尾根道 枝が被り始める
坂の傾斜がきつくなる 左右の分岐は左の直登道をとる
 尾根道に入れば少し歩きやすくなり、樹林の下に続く道を快調に進む。しばらく進んでいると、尾根上に樹木が繁り始め、木の枝を避けながら少しずつ高度を上げる。やがて平坦な尾根上で安心しているとこの先で進路は直進と左側の直登の道に分かれる。そこで直登の道を選択し樹林の中に飛び込む。
目印のテープが続く 平坦な場所に着く

 この方面には目印のテープが配置され、目印に従い登れば道を外すことは無い。樹林の中に続く道を辿ればすぐに坂の傾斜が緩み、平坦な尾根に着いた。尾根道を北東へ向かって進んでいると、広く平坦な場所を通過するが、この付近が592mの標高点のようだ。

更に奥へ進む 鳥居が倒壊していた

 更に進むと鳥居の倒壊した場所に到着、この鳥居などのある場所が地図上の鳥居マークの位置であり、権現山の山頂を踏んだと言うことである。山頂から元来た道を引き返し、坂を下る手前で進路を南東にとり、祠へ向かってみる。

平坦な場所まで引き返し、鞍部へ下る 鞍部からわずかに登り返す

 坂を下るとわずかで鞍部に着き、少し登り返せば秋葉神社が祀られていた。手前に石段の跡があり、左の石柱には「秋葉神社壹百二十五年式年祭碑」と彫られていた。反対側の灯篭には「秋葉神社壹百四十・式年祭記念(・は判読不明)」と彫られ、祠には「天保六」と読める彫り物を見ることができた。

秋葉神社の祠
秋葉神社壹百二十五年式年祭碑 秋葉神社壹百四十・式年祭記念

 秋葉神社は南東側を向いており、麓の高佐上地区により祀られたものと思われる。この山中で秋葉神社の式年遷宮が盛大に行われていたことだろう。往時の賑わいに思いを馳せる。最後に秋葉神社へ参拝し、下山を開始した。下山は元来た道を引き返すだけだが、足下が滑りやすいので慎重に下り、再度シダレザクラを見学して駐車地まで引き返した。久しぶりのヤブ山登山は、とても楽しいものだった。

高佐権現山
辻山のシダレザクラ
592m標高点
倒壊した鳥居

秋葉神社

秋葉神社灯篭等

 前の山 東台・西台 を見る

 次の山 男岳・女岳 岩瀬戸コース〜林道コース を見る

歩いた足跡  
登山口周辺の地図はこちら 山口県阿武町 高佐 権現山 登山口付近のMAP
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