怒塚山・金甲山(いかづかやま・きんこうざん)岡山県岡山市・玉野市

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2014年1月12日

登山口 →0:50→ 怒塚山 →0:20→ 四等三角点 →0:30→ 金甲山

 →0:25→ 誠徳院 →0:30→ 登山口

全歩行時間 2時間35分

登山行程図(地図をクリックすると拡大)

 岡山県の山歩きを続けている。本日最初に向かうのは、岡山市南区と玉野市の境界にそびえる怒塚山と山頂にアンテナを頂いた金甲山の周回登山。登山口は、岡山県南区の児島湖締切堤防の南に位置する郡地区で、郡交差点の突き当たりとなる。

登山口は郡交差点の突き当たり フェリー看板奥へ駐車が可能

 ここへ至る起点を岡山市立光南台中学校とすれば、中学校前の飽浦交差点から県道45号を道なりに2km西へ進むと登山口の郡交差点へ着く。なお、車の場合、この付近のフェリー看板奥へ駐車が可能である。

怒塚山登山口を出発 耕作地では右方向へ進む

 登山口に立てば、金甲山・怒塚山へ向かう登山口は明白であり、案内に従い坂を登る。竹林帯を抜ければ左に耕作地が広がっており、道なりに右方向へ進む。冬の時期には収穫前の八朔などが木に残っており、とてものどかな風景である。

鉄塔巡視路を進む 児島湖の風景

 中国電力の鉄塔巡視路を辿って竹林帯の中に入り、鉄塔の案内を過ごす。間もなく頭上を覆っていた樹林が無くなり、明るい登山道歩きとなる。頭上に鉄塔を過ごし、落ち葉の堆積した道を進むと、やがて右方向の児島湖の先に霞がちながら展望が開ける。本日は黄砂舞う天候で、周囲は霞んでいる。

中電のプラスチック階段 電線越しの展望

 37番鉄塔を過ごし、山腹につけられた巡視路を進む。間もなく巡視路特有のプラスチック階段が現れ、急登を踏ん張り高度を上げる。背後には電線越しの展望だが児島湖と町並みを眺めることができる。

36番鉄塔を通過 尾根道を進む

 36番鉄塔下へ着くと、この先は尾根道歩きとなり、少し進むと「怒塚山山頂へ」と書かれた手製の案内が出迎えてくれる。ここで、巡視路と別れて尾根の左側につけられた山腹の道を進み、進路が右方向へ変わればすぐに明るい怒塚山の山頂へ着く。

山腹につけられた道 怒塚山山頂

 山頂には5cm程度に切断された木片がブラケースの中に保管されており、この木片にコメントを書き、神社によくある絵馬のよう掲示できるようになっていた。こんな豪華な記録簿は初めてなので、コメントを書いて掲示しておいた。これはなかなか楽しい企画である。

絵馬のような木片 児島湖方面・大山は見えない

 さて、山頂からはこれから向かう金甲山が間近にそびえ、南には児島湖と市街地の展望が美しい。案内には怒塚山から岡山空港方面の先に大山が見えるとあるが、本日は黄砂により確認することはできなかった。明るい展望を眺めた後、金甲山へ向かって出発する。

怒塚山から眺める金甲山 本四連系線127番鉄塔下

 怒塚山から先は少し坂を下り、登り返せば本四連系線127番鉄塔下に着く。背後を振り返れば怒塚山からかなり下った事が分かる。明るい鉄塔広場から周囲に広がる展望を眺めて出発する。

鉄塔下から眺める怒塚山(クリックで拡大) ピークの分岐

 再び中電特有のブラ階段が現れ、坂を登るとピークの分岐へ到着する。ここで左に進路を採れば、128番鉄塔方面となり、そのまま下ると中池へ着く。この分岐の先で四等三角点を足下に過ごし、快適に尾根道を進む。

四等三角点 金比羅宮の石鳥居

 やがて目の前に現れたのは金比羅宮の石鳥居で、鳥居を潜り、奥へ進み、金比羅宮の祠へ参拝する。この手前で左(南東)方面と南方向への道が分岐しており、南東方面は下山の際に使用する誠徳院へ続く道である。ここでは金甲山へ向かって金比羅宮から先へ続く南へ進路を採る。

分岐を直進で誠徳院・右折で金甲山 金比羅宮の祠

急な階段を登る 舗装道に出れば右折

 ロープの補助の渡された横木の階段を登ると、すぐに舗装路へ飛び出た。ここで進路を右へ採り、道なりに進むと金甲山のアンテナ群が見えてくる。まずOHKのアンテナ、次にトイレを過ごしTSCとRNCのアンテナ、舗装道の左下に祀られている地蔵菩薩に参拝し、右に山陽放送のアンテナ施設を過ごす。間もなく瀬戸内海国立公園「金甲山」の案内看板の前に立てば、眼下に瀬戸内海の美しい展望が広がる。ただし、朝の天気予報では晴だったのに周囲は曇っており、清々しい展望とは言い難い。

眼下に広がる展望(クリツクで拡大) 山頂へ続く道

 更に奥へ進むと「金甲山の神籬(ひもろぎ)」の案内が置かれている。案内によれば、ここは「神籬」または「神籠石(こうごいし)」、「いわさか」などと呼ばれる祭祀遺跡で、児島第一の霊山といわれた、ここ金甲山の頂上にも自然石を祭壇として神を祀っていたそうだ。

金甲山山頂の三角点と祠

 さて、展望台の上に登るとガードの先に祠が祀られており、その横に二等三角点が置かれていた。三階建ての展望台の上から眺める風景は曇天でも素晴らしく、いつまで眺めていても見飽きることはない。ところが、最上階の展望台には海からの風が強くとても寒い。そこで昼食のラーメンを食べて暖まる。ただ本日は黄砂舞う天候なので、いずれはすっきりした晴天の展望の良い日に再訪したいものである。

山頂の展望台から眺める風景(写真をクリックで拡大)

 昼食を摂る間も、ひっきりなしに観光客が展望台へ訪れ、この山が人気ある山であることがわかる。昼食後に山頂を出発、先ほどの金比羅宮の分岐まで引き返し、誠徳院へ向かう道に入る。

誠徳院へ向かって進む 電柱の立つ谷

 樹林の下につけられた道を辿ると、電柱の立つ谷へ着き、この先は電柱沿いに坂を下る。左手には手すりのような施設が残っており、昔この付近は耕作地として使用されていたのかも知れない。急な坂を淡々と下れば、進路は左方向へ変わり、沢を渡る。この先は再び電柱沿いに坂を下り、足下が平坦になると誠徳院へ着いた。

電線の下を下る 誠徳院(写真をクリックで拡大)

 ここにはお地蔵様が祀られていたので参拝し、右に池を眺めながら進むと進路は北へ変わる。間もなく左右に石柱を過ごし、右方向に見える沼の先には三角錐の山が美しい。これは城山と案内されており、山頂への道が整備されているように感じた。更に北へ向かって進み、右に池を過ごす。

門柱を過ごす 尖峰の城山
怒塚山先の四等三角点へ向かう分岐 更に進めば登山口へ

 この先で本四連系線128番鉄塔への巡視路に出会う。従って、怒塚山先の四等三角点の場所を下ればこの場所へ着く事ができる。さて、更に北へ向かって進むと、足下はやがて未舗装道から舗装からアスファルト舗装へ変わり、登山口へ戻ることができた。このコースは一周回りで楽しむことのできる無駄のないコースである。

怒塚山から眺める金甲山

金比羅宮

金甲山山頂から眺める展望

三角点と祠

 前の山 遥照山 を見る

 次の山 十禅寺山 を見る

歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 岡山県岡山市 金甲山 登山口付近のMAP

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