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ゴルフ場入口から600m程度進み右の分岐に入る。県道から800m進むと右に中須柏山自治会掲示板・その先に灯籠と石仏が置かれている。この先で左右の分岐に出会うので右道をとる。
すぐに幅員が狭くなり心細くなるが、我慢して進んでいると明るく開けた広い場所に出る。そこで邪魔にならない端っこに車を置いて登山を開始した。少し進むと右の民家に人影が見えたので八畳岩について聞いてみると、「もう誰も手入れをしておらず、ヤブで行けないと思う」と言われた。行けるとこまで行ってみますと、お話しして鋪装道を進む。
前方にゴミステーションが現れ、そのまま奥へ向かって進む。ゴミステーションの先に「八畳岩入口池浜・・」と書かれた案内が置かれていた。案内に従い作業道を進むと左に桜並木が続いており、お花見シーズンには大勢の花見客でごった返すことだろう。
そのまま道なりに進むと右には石垣が続き、この上には民家跡が残っているのかも知れない。進路上に竹の茂るところが1ヶ所あるが、通行できるように最低限の部分が刈り取られていた。この先で右に注意していると 細竹の目立つところがあり、踏み跡が続いていたので入ってみた。
一段高い場所には祠が祀られ、その下には広く平坦な岩が横たわっていた。自然石の平坦な岩が多分八畳岩だろうと思い、岩上に立ち祠の方を眺めると祠の基礎となる岩は壁状になっており、文字が彫られていた。最初に「池濱公園の由来」とあり、この岩についての説明が彫られているものと思われる。
かつては多くのハイカーがこの八畳岩を訪れ、その大きさに驚いていたことが偲ばれる。周囲には数多くの大岩があり、いつまで眺めていても見飽きることは無い。しばらく岩上に立ち、池濱公園の由来を眺めて下山を開始した。
下山は元来た道を引き返した。先ほど挨拶を交わした民家の方は家の中に入っておられたようで、八畳岩の登山道の報告はできなかった。
なお、後で分かったことだが2011年4月28日の「しゅうなん地域づくり応援ブログ」に 柏山八畳岩の事が次のように記載されていた。
八畳岩については、大小20個あまりの岩石が集まり、周囲の木々と調和して自然の庭園を形作っており、この場所が『池浜公園』と呼ばれていること。石碑に彫られていた「池濱公園の由来」には、この場所は『八畳岩』と名づけ開園しようとした医師池田愼哉と、その想いを引き継いだ薬剤師浜田睦士のそれぞれ名字の一文字を用い『池濱公園』と名づけたことなどが説明されていた。
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