上蒜山(かみひるぜん) 岡山県真庭市 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2007年 4月30日 蒜山三座縦走 中蒜山山頂 → 上蒜山 → 上蒜山登山口 上蒜山 参考コースタイム 中蒜山山頂 →0:15→ 鞍部 →0:10→ 鎖の始まり →0:30→ 上蒜山1202m標識 →0:05→ 上蒜山三角点 →0:05→ 上蒜山1202m標識 →0:25→ 8合目 →0:20→ 5合目 →0:25→ 上蒜山登山道入口 全歩行時間 2時間15分 蒜山三座縦走時間 5時間25分(休憩時間を含む全所要時間 6時間25分) 犬挟峠 →0:40→ 雲居平 →0:45→ 下蒜山山頂 →0:50→ フングリ乢 →0:40→ 塩釜冷泉分岐 →0:15→ 中蒜山 →0:55→ 上蒜山1202m標識(上蒜山三角点往復 0:10) →0:25→ 8合目 →0:45→ 上蒜山登山道入口 犬挟(いぬばさり)峠から一気に下蒜山の五合目まで登り周囲の展望を鑑賞、雲居峠からは更に素晴らしい展望を眺めながら下蒜山に到着した。下蒜山山頂からは春の花を満喫しながら鞍部に下る。フングリ乢(たわ)を抜けて中蒜山に到着、蒜山三座の縦走はいよいよ最終段階、次の目的地である蒜山三座最高点の上蒜山を目指して中蒜山を出発する。
上蒜山へは避難小屋方面に少し戻り、小屋の横に立っている標識に従い、左下に向かって下りて行くことになる。中蒜山から少し下りると周囲には素晴らしい草原が広がっており、前を向いたり後ろを振り返ったりと展望を楽しむのに忙しく、ますます嬉しくなってしまう。 眼下に広がる草原 上蒜山に続く縦走路 上蒜山に続く縦走路は細い線のように続いており、これから向かう稜線を眺めながら進むことが出来るのでとても安心できる。歩くたびに移りゆく展望、陽が差せばますます美しくなる草原、後ろには中蒜山、前方には上蒜山、左手には蒜山高原、右手には倉吉市街と雄大なる日本海が広がる。 中蒜山を振り返る 足下にはカタクリ・ショウジョウバカマを始めとした春の花が咲き乱れており、今は春の山歩きのベストシーズンである。間もなく上蒜山に向かって坂を登ることになるのだが、高度を上げるたびに移りゆく周囲の展望を楽しみながら、ゆっくり歩きの山歩きが続く。
足下は少しずつ滑りやすい岩道となるのだが、鎖も渡されているので慎重に登れば大丈夫、岩の道を登ることが嬉しくて、左右に笹を眺めながら岩を掴みながら登って行く。木々の間を通り抜け、しばらく鎖の渡された岩道を踏ん張.ると、斜面は緩やかな道となり、平坦な道に着くと眼下には蒜山高原の素晴らしい展望が広がっていた。 背後には中蒜山と下蒜山 蒜山高原 しばらく立ち止まって周囲の展望を楽しんだ後、更に平坦道を進むとすぐに上蒜山最高点1202mの標識に到着した。この標識に着くと同時に丁度昼になったので展望は無いのだが、陽差しを避けて昼食を取る。昼食は塩むすびだけなのだが、とても美味しく頂くことが出来た。引き続いて熱いコーヒーを飲んで目を覚まし、標識に従い上蒜山の山頂を目指すことにする。
三角点に向かって笹の道に入るとすぐ前方に大山と烏ヶ山が広がっており、しばらく美しい展望を眺めていると、大山のすぐ近くまで来ていることを実感する。笹の道を少し下って行くと右手には倉吉市街の展望が広がり、霞みさえなければ遠く美しい日本海まで見渡すことが出来そうだ。
背後を振り返ると上蒜山の8合目がとても綺麗に見えている。笹の中に入り込み、中蒜山の方向を確認しながら鞍部まで下り、少し登り返すと笹の原の先には上蒜山二等三角点、1,199.7mピークが待っていた。
三角点付近からの周囲の展望は、目の前を木々に覆われているので見渡すことは出来ない。三角点にて記念写真を撮った後、すぐに三角点から引き返すことにした。足下にはミヤマカタバミ・カタクリを眺めながら、先程食事をした分岐まで戻ると、やはり木陰で数人が昼食を取っていた。これから先陽差しが強くなると、木陰で昼食を取る風景が増えてくることだろう。
上蒜山の山頂を踏んだのでいよいよ下山を開始することにする。足下には上蒜山登山口の標識が設置してあり、この標識に従って下りて行く。すぐに木に咲く清楚な白い花を観賞、これはタムシバである。その先で擬木の階段を下りて行き、上蒜山方向を振り返ると中蒜山から上蒜山に向かう平坦道に沢山の登山者が並んでいる。その数総勢27名の大集団が移動中である。 蒜山高原 東方面を見ると今まで歩いてきた下蒜山、中蒜山の展望が広がり眼下の蒜山高原も素晴らしい。西には皆ヶ山、その先には大山と豪華な展望を眺めながら縦走路を下りて行く。周囲をぐるっと見回すと正しく360度の展望が広がっている。 背後には上蒜山から中蒜山へ続く稜線 背後には下りてきた道が繋がっており、しばらく縦走路の途中にて立ち止まり、周囲の展望を満喫する。間もなく8合目に到着、8合目からの展望は本当に贅沢な展望である。東に下蒜山・中蒜山、南に向かって蒜山高原が広がり、これから下りて行く下山道が高原に向かって続いている。 8合目から眺める矢筈ヶ岳から船上山方面 更に南西の方面には三平山から毛無山に向けての稜線が広がっており、西には皆ヶ山と二股山が広がり、その奥には烏ヶ山と大山、北に向かって矢筈ヶ岳、甲ヶ山から船上山と続き、背後には上蒜山から続く縦走路が美しい。 皆ヶ山と二股山 いよいよ展望の広がる8合目を下りて行く、美しい蒜山高原を眺めながら下りて行くのがとても良い。笹原を下るとすぐに6合目を通過、更に笹原を快適に下りて行く。周囲には黄色い花も咲いており、花の数は着実に増えている。
この先登山道は左に折れて急な斜面を下りることになるのだが、この付近からは皆ヶ山と二股山の中央に大山と烏ヶ山が顔を覗かせている。とても贅沢な展望なので小休止を取りながら鑑賞する、本当に美しい展望だ。 皆ヶ山と二股山の中央に大山と烏ヶ山 さあ、一気に下りて行こう、眼下には滑りやすい岩の道が続いており、急な斜面を落石に注意しながら慎重に下りて行く。すぐに5合目を通過、背後を見上げると急な斜面を見上げることになり、改めて下りてきた道が急な斜面であったことにびっくりする。
ほとんど真っ直ぐに下る斜面を快適に下りて行き、時折背後を振り返る瞬間がとても新鮮な感じだ。高度を下げて行くとそれまで見ていた展望が全く違う形に見えてくる。高度を下げるたびに振り返る蒜山の山容は感激するほど美しくなって行く。
眼下に蒜山高原センターの観覧車をはっきりと識別できるようになると、足下はますます滑りやすい石の道となり3合目を過ぎる。更に荒れた擬木の階段を慎重に下り、2合目を過ぎると檜の植林帯の中に入る。
横木の階段道を一気に下りて行き、背後を振り返るとやはり登り応えのあるような階段道である。階段道が終わると登山道は右に向き、植林帯を過ぎると緑の草原が目に飛び込んできた。草原から皆ヶ山を眺めるととても美しい山容をしている。更に下りて行き、柵を越えて背後を振り返ると上蒜山に向かう登山道を確認することができた。
草原に出た 上蒜山の登山口に到着、タクシーに連絡をしようとすると、上蒜山にて先行した方が居たので登山口を聞くと同じ下蒜山登山口の犬挟峠からとのこと、タクシーの相乗りを了解頂いたので一緒に登山口にて雑談をする。この方は岡山市内から来られたとのことで、柳井にも一度来たことがあるそうだ。
蒜山の登山口に到着 すぐにタクシーが到着、犬挟峠まではわずかの行程だった。リュックを車に入れ、次の目的地は塩釜冷泉、ポリタンクに美味しい水を汲み、塩釜冷泉を見学していると先程の岡山の方と再会した。
たっぷりと美味しい水を汲み終えたので、塩釜冷泉を出発、次の目的地は倉吉の羽衣石城、国道を急いで戻り、途中では蒜山の全景を眺めながらゆっくりと進む。国道313号を走り倉吉市内に入って背後を振り返ると蒜山が見えることにはびっくり、地図を確認すれば当然のことなのだが、初めての光景に感激した。 蒜山全景 間もなく昨日登った打吹山を右手に見て天神川を渡り、羽衣石城を目指して中国自然歩道の標識に従って高度を上げて行く。と・・・・、着いたところはテレビ局のアンテナが立っているところだった。丁度工事中だったので羽衣石城の場所を聞くと、あそこだと指を差した先にお城が見えた。全く違う場所に向かって居たようなので大きな時間のロスとなってしまった。 奥津温泉の足踏み洗濯場 明日からは仕事が待っているため、羽衣石城へ向かうことを諦めて山口に帰ることにした。国道179号に戻り、院庄インターを目指して進む。人形トンネルを抜けて岡山県に入り、奥津温泉の足踏み洗濯場を鑑賞、道の駅奥津温泉にて小休止、お土産を買い国道を走る。院庄インターから中国自動車道を走り、柳井に帰ると9時半だった。楽しい遠征はあっという間に終わった。 上蒜山に向かう 上蒜山に続く縦走路 上蒜山手前から振り返ると中蒜山と下蒜山が見える 8合目展望所から皆ヶ山 8合目展望所から大山 高原から皆ヶ山 上蒜山登山道入口 麓から中蒜山 麓から下蒜山 前の山 中蒜山U を見る 次の山 吉和冠山U を見る 登山口周辺の地図はこちら 岡山県真庭市 上蒜山 登山口付近のMAP |