鷲峰山(じゅうぼうざん) 鳥取県鳥取市 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2007年4月29日 鷲峰山 参考コースタイム 登山口 →0:10→ 林道終点 →0:10→ 標高400m標識 →0:15→ 沢別れ →0:15→ 安蔵峠 →0:10→ 階段道の始まり →0:20→ 712mピーク →0:25→ 790mピーク →0:15→ 残り600m標識 →0:25→ 鷲峰山展望所 →0:20→ 残り600m標識 →0:10→ 790mピーク →0:15→ 712mピーク→0:15→ 安蔵峠 →0:10→ 沢別れ →0:15→ 標高400m標識 →0:10→ 登山口 全歩行時間 4時間 0分 鳥取県に遠征している。本日最初は三朝町にある三徳山三仏寺の国宝投入堂に登り、国宝投入堂の遙拝所を出発する。次に向かうのは鳥取市鹿野(しかの)町の鷲峰山である。倉吉方面から鷲峰山に向かうには国道9号から国道179号を経由し、県道21号を三朝温泉方面に向かう。三徳山三仏寺の入口を過ごし、更に県道21号を東に進むと佐谷峠の展望所駐車場に着く。 佐竹峠の展望所から眺める鷲峰山 佐竹峠から東の方面には鷲が羽を広げたような雄大な鷲峰山を見ることが出来る。鷲峰山は眺めて良い山であることに間違いはないようだ。更に県道21号を進んでいると坂を下りることになり、左に花巻公園を見た先で橋を渡り、その先にT字路を見る。
T字路の側には鷲峰山登山口の標識が立っているので、この標識に従ってT字路を右折し進んでいると、カーブミラーの側に河内登山口630mの標識を見ることが出来る。標識に従って左折し、その先のカーブミラーの立つ場所の分岐を左折する。 すぐ先のカーブミラーを見て左折する 少し進むと分岐のY字路が現れるのでこの分岐を鷲峰山頂上の標識に従って右折する。標識によるとこの分岐からは頂上まで4.8kmの行程であり、分岐の先はすぐに未舗装林道となり、未舗装林道を少し進むとその先で鉄の橋を渡ることになる。
初めての道の未舗装林道を車で進んで行くには勇気が必要なので、橋の手前の広場に車を置き鷲峰山への登山を開始することにした。左手に堰堤を見ながら鉄の橋を渡り、未舗装林道を進んで行く。結局は林道の終点まで車で難なく進めるのであるが、私は極端に臆病なので、絶対安全な場所以外には車を乗り入れないことにしている。
未舗装林道の周囲の花々を眺めながら快適に高度を上げている。間もなく広い駐車場のような場所を過ごすと前方に堰堤が現れる。鉄の橋を渡り、周囲の花を眺めながら進むと堰堤の右手に階段道が始まり、いよいよ鷲峰山に向かっての登山道に入る。 春の花を観賞
左手に沢を眺め、春の花を観賞しながらの山歩きはとても気持ちが良い。植林帯の中を快適に進むと間もなく右手に作業小屋を過ごし、その先で標高400mの標識を過ごす。これで鷲峰山に向かう道を間違えていないことを確認することができた。
標識には河内登山口から1.4km、安蔵越えまで0.7km、鷲峰山頂上までは残り2.9kmと書いてある。更に植林帯をゆっくりと進むと、いくつかの橋を渡ることになり、周囲には青葉が眩しく、春の山歩きを楽しみながら進んでいる。途中に中電の鉄塔巡視路を過ごし、少し先から登山道は左方向に向き、沢に沿って高度を上げて行く。
沢に架かる橋を渡りながら周囲の花を楽しんでいると突然登山道は右に折り返し、沢と別れて植林帯に入ることになる。山腹に付けられた細い道を進んで行くのだが、右手には急な斜面が広がっており、滑らないように慎重に歩いて行く。 周囲の花を楽しむ
しばらくジグザグな道を進みながら高度を上げて行くことになり、周囲の看板からこの場所が木谷国有林であることがわかった。この辺りからの展望は無いのだが、気持ちの良い木漏れ日の中を進むので不安感はない。左手に中電の鉄塔が見えたので展望を求めて進んでみると、足下には沢山のワラビが残っていた。 鉄塔広場からの展望 鉄塔広場からは鉄骨の間越しの展望ながら、眼下と山頂方向の展望を得ることが出来た。久しぶりの展望を眺めて元気が出てきたので、元の道に戻る。植林帯を抜け出た瞬間、目の前には眩しい青葉が飛び込んできた。素晴らしい光景にびっくり、やはりこの時期の青葉は素晴らしい。向かいの山の展望も素晴らしく、これから広がる展望も期待できそうだ。 青葉が美しい 間もなく安蔵峠に到着、安蔵峠にはベンチが1つ置かれており、リュックを下ろして小休止を取る。標識によると鷲峰山頂上まで2.9km、ん・・・なんかおかしい、先程の標識から山頂までの距離が全然変わっていないぞ。 安蔵峠に到着 すぐに安蔵峠を出発、緩やかな坂を登りながら周囲の花を楽しんでいる。春の花歩きはまだまだ始まったばかりだ。気持ちの良い登山道を進んでいると右手には素晴らしい展望が広がっており、オートキャンプ場方面を見渡すことが出来る。この付近は眺望の広場と呼ばれており、久しぶりの展望を楽しむ。
眺望の広場からオートキャンプ場方面 眺望の広場から少し進むと鉄塔が立っており、東方面の山の稜線を楽しむ。北方面には712ピークが聳えており、これからピークを目指して本格的な登りに向かうことになる。鉄塔から登山道に戻り、一旦下りながらピークを眺め続ける。この付近は標高580m、これからピークまで標高差130mをいったいどんな道が待っているのだろうか。と、横木の階段道が現れた。 鉄塔から東の展望
急な階段道を慎重に登って行くのだが、なかなか手強い階段道だ、足下のイカリソウが励ましてくれているようで、一歩一歩階段を踏みしめながら高度を上げて行く。木の間越しに向かいの山を眺めながら途中で一回小休止を取り、約20分の行程で階段道を登りきった。登りきった先は712ピークが待っており、ここでも小休止により息を整える。
この712ピークから一旦坂道を下りながら次の790mピークを眺める。次のピークまで標高差80m、また階段道かなぁ・・・?。この付近からは周囲に青葉が目立ちはじめ、とても快適な展望を楽しむことが出来る。再び階段道が始まるがこの階段はすぐに終わり、この先では木に咲く白い花を眺める。この白い花はムシカリ(オオカメノキ)のようだ。 新緑が美しい 白い花を眺め終わると今度は長い階段道が待っている。この坂を8分で登りきると周囲には青葉が美しく、白いムシカリの花を楽しみながら進んでいると790ピークに到着した。このピークから山頂まではもう1kmの行程となっている。
美しい樹林を快適に進んでいると足下にはイワカガミが咲いており、ますます嬉しくなる。右手に山頂まで0.6kmの標識を過ごすともう山頂は近い。木の間越しに山頂を見ながら進んでいると目の前には素晴らしいブナ林が広がっており、足下にイカリソウなどの花を見ながら進むと最後の階段道が見えてきた。
最後の踏ん張りで快調に・・・・坂道を登っていると・・・・突然両足が痙攣し・・・・、もう歩けない状態となってしまった。うーん、やはり運動不足なのだろうか・・・・。きっちり3分休憩の後、足の状態が良くなったので再び頂上へと続く坂道に向かう。 綺麗な花を観賞 階段は少しずつ斜度を上げ、歩き応えのある階段となるが、足下の花に励まされながら停まることなく進んで行く。間もなく鷲峰登山口への分岐を過ごすともう山頂までは40m、山頂に向かう平坦道を進んでいると登山道の右手にぽつんと二等三角点が立っており、その先には広い鷲峰山の山頂が待っていた。
鷲峰山山頂の風景 山頂には鷲峰山休憩舎が立ち、階段を登って休憩舎の上に立つと東方面の展望が広がっているのだが・・・。残念ながら霞んだ展望だ。鷲峰山山頂からは北から東方面の展望が開けており、晴れていれば湖山池から鳥取砂丘に至る展望が広がっているはずなのだが、うーん残念だ。 鷲峰山休憩舎の上からの展望 しばらく休憩舎の二階から周囲の展望を眺めた後、山頂の散策をする。山頂周辺には白い花も咲いておりしばらく鑑賞をするが、これ以上山頂からの展望が望めないため下山を開始することにする。広い山頂に別れを告げ、二等三角点にタッチしていよいよ下山を始める。
登山時に見落としていた花を確認しながらゆっくりと階段道を下り、美しいブナ林を眺めているととても嬉しくなる。山頂では周囲の展望を得られなかったが、それ以上に素晴らしいブナ林を眺めることが出来るので、やはり鷲峰山は素晴らしい山である。周囲のブナの新緑を楽しみ、時折背後に広がる鷲峰山を振り返りながら尾根道を下りて行く。
鷲峰山の花 790ピークを過ぎると長い下り階段が始まり、あっという間に階段道を下りて行く。下りの階段道は快適なので、どんどん下りて行くことが出来る。すぐに712ピークを過ぎ、更に長い階段道を下りて行くと間もなく眺望の広場を過ごし、その先の安蔵峠に到着した。
緑のシャワーを浴びながら美しい新緑の世界を楽しみ、平坦な登山道を下りていると間もなく植林帯に入ることになり、ジグザグ道を下りていると沢と出会う。
もうこの先は沢に沿って快適な登山道を下りて行くことになり、明確なる登山道を下りて行くとすぐに林道に到着した。更に未舗装林道を下りて行くと車を置いた場所に着き、鷲峰山への登山を無事終了した。 見落としていた花 唯一心残りは山頂からの展望が霞んでいたこと・・・、まあこれは仕方がないものと諦めるが、登山道に広がる新緑のブナ林と春の花散策には充分満足できる山歩きであった。鷲峰山はとても登り応えのある山である。 駐車地を出発、農道に戻り鷲峰山を振り返る。やはり素晴らしい山容をしている。県道21号に入り、三朝温泉方面に向かって戻り、峠の展望駐車場より最後に鷲峰山を眺める。うーん、本当に良い形をした山だ。 鷲峰山を振り返る 佐竹峠の展望駐車場にて満開の桜を鑑賞、いよいよ鷲峰山に別れを告げた。更に県道を西に向かうと再び投入堂の遙拝所に到着、もう一度投入堂を見上げる。何度眺めても投入堂は素晴らしい建物である。 遙拝所から投入堂 佐竹峠から眺める鷲峰山 鷲峰山名物の階段 グリーンシャワー ブナ林 前の山 三徳山 を見る 次の山 打吹山 を見る 登山口周辺の地図はこちら 鳥取県鳥取市 鷲峰山 登山口付近のMAP |