岩伏山(いわふせやま) 島根県奥出雲町 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
岩伏山 2008年9月9日 登山口 →0:15→ 歩きやすい尾根道 →0:30→ 林道出会 →0:05→ 山頂 →0:35→ 登山口 全歩行時間 1時間25分 今回は八岐大蛇伝説のある奥出雲町の岩伏山に向かう。今回もN先生と一緒の山歩き、岩国インターから山陽自動車道・中国自動車道を走り、三次から君田・口和・高野を経由して仁多の出雲三成に着く。ここから斐伊川沿いに国道314号線を進み、平田地区に着くので斐伊川に架かる橋を渡ると同時に右折する。
この先新設された道を進み、右手に展望広場を過ごすと平成20年9月現在では尾原ダムの工事中のため、左に迂回することになる。(ダム完成時にはこの道を直進し、北原大橋を渡り右折する)そのまま道なりに進み、突き当たりのT字路を右折し佐白方面へと向かう。
快適な車道を登山口を探しながらゆっくり進むと、漆谷尾白橋を渡り100m程度進んだ左手に岩伏山の登山口標識が立っていた。ここでN先生と握手、これでヤブを漕がずに済みそうだと大喜びをした。
登山口さえ見つかれば後は楽々登れそうだと思ったのが大間違い。コンクリート舗装の道を進むとツルの張ったクズの密集した道となり、これは気をつけなければ危ないと思った矢先にツルに引っかかり転倒しそうになった。ここで右足を踏ん張り体勢を立て直したのだが、右腰をひねったようで少し違和感を感じた。但し、歩くのには支障がなさそうなのでそのまま進む。 ツルの張ったクズの密集地を進む 少し進むと舗装路は右に折り返し、更にツルが密集してきた。これでは歩くのに難渋しそうだという気持ちになる。ガードレールが見えなくなるほどのツルをかき分け進んで行くと今度は背丈以上の笹が行く手を阻んできた。
しばらく辛抱して笹藪を進んでいたのだが、とても難渋する道なのでN先生の先導により直接尾根を目指すことになり、左手の斜面に取り付く。急な斜面を一登りすれば尾根に着いたのだが、ここでもツルのはびこる笹藪が続く。再び笹藪を難渋しながらかき分けて進むと突然歩きやすい尾根道に着いた。これでようやく安心して進むことが出来そうだ。
背の低い笹はもう気にならず、快適な尾根道を進んで行く。時折背丈以上の笹を見るが、総じて歩きやすい道が続き、途中の古い電柱の下にイノシシのヌタ場を過ごす。終始周囲の展望は無いが、時折涼しい風が吹くので疲労感は少ない。笹藪の道から歩きやすい道に入って30分で山頂手前まで着き、右手には林道が続いている。
左手に明治25年8月に奉納された岩が立ち、もう少し進むと広場に到着した。広場には縄久理大権現(文久4年)と岩伏山木山神社跡(平成13年)の石碑が立っている。更に山頂に向かうと一旦坂を下るが、この場所に吹く風がとても爽やかで気持ちよい。
少し涼んだ後登り返すと大きな岩が周囲に点在し、更に岩の間を抜けて行くと目の前に大きな岩が現れ、岩の上には右手に大権現、左手に不動明王が祀られていた。
右手に大権現、左手に不動明王 山頂の石仏(動画) 大岩の右側を巻いて進むとすぐに二等三角点の立つ岩伏山の山頂に到着した。山頂は狭く、北に宍道湖、北西には日本海が見えるはずなのだが展望は少し霞んでおりはっきり確認することが出来ない。また、南には鯛の巣山や猿政山の一部が見えているようだ。周囲の樹林の勢いが強いので大展望とは言い難いが、充分満足出来る展望だ。しばらく周囲の山々を眺めた後、下山を開始する。 岩伏山山頂
不動明王と大権現にもう一度対面し、広場を抜けて行く。左手に林道を過ごして下りて行くと、踏み後が真っ直ぐ続いているので、左に曲がるべき場所を見過ごしてしまった。周囲には目印のテープなど一切無いので、分岐については充分注意しなければならない。 山頂手前広場 この分岐を間違えなければ後は快適な尾根道、途中で東に玉峰山、南東方面に城山の展望を眺めることが出来た。そのまま快適に下りて行き、登山時にも苦労した笹藪道を再び下れば登山口に着くことが出来た。 玉峰山方面の展望 岩伏山は山頂広場の縄久理大権現の石碑、山頂の大権現・不動明王に出会える素晴らしい山である。但し、取り付きの登山口から快適な尾根道に着くまでのツル草と笹藪には充分注意をして頂きたいし、最初から最後まで目印のテープは張られていないので、ルートを外さないよう細心の注意をして頂きたい。
岩伏山全景
山頂から北方面
玉峰山方面
三次市で見かけた「三次人形発祥の地」石碑
三次人形 前の山 伊賀平山 を見る 次の 岳山 を見る 登山口周辺の地図はこちら 島根県奥出雲町 岩伏山 登山口付近のMAP |