漁山(いさりやま)島根県浜田市 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2010年3月22日 野坂峠 →0:25→ 林道出会 →0:15→ 漁山山頂 →0:30→ 野坂峠 全歩行時間 1時間10分 先週に引き続き山口県・広島県・岡山県・鳥取県各百名山の著者、中島先生のご案内により島根県の山へ。今回は浜田市の漁山へ向かう。岩国インターから高速道路を走り、浜田自動車道の浜田インターで下りる。国道9号を西へ向かい、道の駅のゆうひパーク浜田を通過、更に国道9号を西へ向かい、弥栄と大長見ダムへの標識を確認して左折、県道34号へ入る。
そのまま道なりに県道34号を進み、十国トンネルの手前で左折し旧道に入る。旧道入口の反対側に立つカーブミラー横には、上鍋石のバス停があるので確認すると良い。舗装道を進むと右に地震観測施設を過ごし、更に道なりに進むと野坂峠の手前左に鳥居が見えてくる。この場所が漁山への登山口である。
登山口からは北側に展望が開け、眼下に鍋石町の集落、正面に美しい山容の唐倉山を見晴らすことができる。道の側に車を置き、すぐに登山を開始する。年代を感じさせる木の鳥居を潜り、檜の植林帯の下につけられた広い林道のような道を進む。
すぐに進路は右へと変わり、少し進むと左上へ続く山道に入る。落葉の自然林を眺めながら、背の低い笹の目立つジグザグな道を進む。やがて「頂上まで800m」の標識を過ごし、この先で坂の傾斜は一旦緩やかになる。
木々の葉が落ちているのでとても明るい登山道だが、遠くまでの展望を得ることはできない。もう少し進むと再び頂上まで600mの標識を過ごす。この地点が中間点となるようだ。ここまで来ると、眼下には木の間越しながら日本海までを見晴らすことができる。
右に短い植林帯を過ごすと、眼下に浜田の港と道の駅方面の展望が開けるが、やはり木の間越しの展望は続く。周囲に日本庭園のような松が目立ち、美しい松林を眺めながら緩やかな坂道を進むと残り400m標識を過ごす。
間もなく広い林道に着き、平坦な道を進むと、西には浜田の名峰大麻山が見えてきた。大麻山はどの方向から眺めても美しい山容をしている。足下にふきのとうを眺めながら平坦な林道を進めば、林道と山頂方面の分岐に到着、山頂へは奥の道を道なりに左へ進路を採る。
未舗装道からコンクリート舗装の道に変わり、高度が上がるたびに周囲の展望が広がる。眼下に広がる浜田の市街はますます美しくなり、展望に気を取られていたら、あっという間に漁山の山頂に到着した。
山頂には浅間(せんげん)神社が置かれており、三角点の横には十国山頂上標識、手水鉢の先には大きな反射板が立っている。広い山頂は気持ちが良く、周囲をゆっくり散策する。 唐倉山と浜田市街の展望 反射板の横からは眼下に唐倉山、その先に浜田の市街と浜田港が広がり、白く大きな橋も確認することができた。東にはこれから登る雲城山や以前登った金木山も確認。また、西には大麻山、三隅の火力発電所の白い煙突も見えている。
中国山地方面を眺めるとアンテナの立つ掛頭山はすぐに判別、その右には臥龍山、手前には弥畝山と思われる山脈が続いている。明るい山頂にて周囲の景色を眺めながら早めの昼食を摂る。昼食後に恒例の記念撮影をし、山頂を出発。漁山は明るく展望の良い山である。 漁り山山頂から眺める周囲の展望(動画) 対面に見える大麻山がいかに美しい山であるか・・・、を目の当たりにしながら下山を開始。木の間越しの大麻山は見る角度が変わるたびに美しい。明るい日射しの登山道を下れば、あっという間に登山口の鳥居に到着した。
県道まで戻り、浜田方面へ向かっていると右に祠を見つけた。ここには鍋石が置かれており、この辺りの地名「鍋石」の元になる石かも知れない。この鍋石の付近から漁山の山頂に立つ反射板を確認することができた。
鍋石の置かれた祠から眺める漁山 登山口の野坂峠 名峰大麻山 山頂の浅間神社と反射板 唐倉山と浜田市街 前の山 仙ノ山・山吹城跡(要害山) を見る 次の山 雲城山 を見る 登山口周辺の地図はこちら 島根県浜田市 漁山 登山口付近のMAP |