金木山(かなぎやま) 島根県浜田市 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2006年5月21日 登山口 →14;50→ 祠到着 →15:07→ 金木山山頂到着 →15:41→ 下山開始 →16:05→ 登山終了→16:37 参考コースタイム 登山口 →0:17→ 祠到着 →0:34→ 金木山山頂 →0:21→ 祠到着 →0:11→ 登山口 全歩行時間 1時間23分 西中国山地の山に向かい、広島県と島根県の県境を歩いている。午前中に臥龍山から掛頭山に向かい、午後からは島根県の金木山に向かうことにした。西八幡原から県道307号を走り、雲耕地区を抜け、亀山交差点手前で気になる標識を見つける。
雄鹿原「歴史の散歩道」亀山八幡神社、この付近には馬頭観音あり殿塚・郎塚、金剛庵、義農安左衛門の碑等が点在しており、ゆっくり歩きの散歩道に相応しい道が用意されているが、金木山を目指して脇目もふらず・・・、亀山八幡神社とその左横の厳嶋神社に参拝し、登山の無事と山の先輩の快気を祈願、右横には殿宮神社が祀られていた。
神社の先の亀山交差点を左折し、国道186号を北上し進んでいると左手に綺麗な大佐山を見る。その先の県境(傍示峠)を過ぎると島根県浜田市となり、田ノ原交差点を右折し小国地区に入り、大明神橋を渡ると左手に金木山進入路の標識を見つけた。 この標識は少し朽ちており、通り過ぎないように気をつけなければならない。もし行き過ぎるとその先左手に最中山神社が建っているので立派な神社が左手に見えると行き過ぎであることに注意する。
さて、この進入路標識に従って小川を左手に見ながら細い道を北上してゆく。道は細いがこの道はしっかり整備されており、心配なく進んで行くことができる。途中には涼しげな滝もあるのでゆっくり見学しながら行くのも楽しい。
進入路標識から1km程度車で進むことができるが、途中より未舗装林道となったため近くの空き地に車を駐車し登山を開始した。私は初めての道の未舗装林道では、基本的に車を置いて歩くことにしているのだが、この金木山ではもう少し先のトタン屋根の作業場までは車に乗って進むことができる。また、作業場の周囲には充分駐車スペースもあるので安心して車を乗り入れる事が可能である。
さて、未舗装林道の場所から左手の田圃では、すでに田植えが終了し、その先の畑は充分整備されており、これから何かの種を撒くようだ。未舗装林道からは3分でトタン屋根の作業場に到着、付近が整備されていることに気が付く。
林道を更に進んで行くと少し緩やかな坂道となり、正面の橋を左折するとその先には金木山への朽ちた道標が立っていた。この道標の付近で登山路は右に登り返すようになり、草の少し繁り始めた平坦な道を進んで行く。 左手には竹藪、右手には小川が流れるのどかな場所を過ごすと正面の竹藪の手前に今度はまともな金木山登山口の標識を見る。
標識に従い、左方向の竹藪に向かうと竹藪の中に祠が待っている。早速に祠に参拝、登山の無事と同時にもう一つお願いをする。この祠までは登山開始から17分の行程である。
祠を過ぎるとすぐにロープが渡してある。なんと・・・最初から急な坂が始まっているようだ。ロープの道をゆっくり進んでいると、足下には木の説明板が設置してあり、木の名前を確認しながら進むことになる。登山路に展望はないが木漏れ日の中のとても明るい登山路なので安心、ゆっくりと足下を確認しながら少しずつ高度を上げて行く。
少しずつ言っても直登なので少し手強い道である。祠を出発して7分で一旦ロープと別れてジグザクの道となるが、すぐにロープの渡された急坂の道に戻ることになる。 今でこそジグザグな新しい道がいくつかつけられているが、以前は急な斜面を直登する道しかなかったのだろう、敢えてジグザグの道を避け、直登の道を選んで登ってみるとやはりきつく、途中で足下が滑ったり、余分な休憩をしたりで体力の無駄遣いと言うことを実感した。
急な斜面を登って行くのに色々な事を試しながら進むと時間が早く過ぎるようだが、一向に高度が上がっていないような気がした。祠から15分程度進んだ先は岩の道となり、この岩の上に腰掛けて少し休憩を取る。
登ってきた斜面を見ると改めて急な斜面であったことを実感する。小休止の後、さらに急な坂を少しずつ登って行くと山腹につけられた道を進むことになり、少し歩くのが楽になった。
その先は尾根道となり、快適な登山路になったことを確認、急に楽しくなる。もう少し進むと先が明るくなり、山頂が近づいた予感がし、右手に小屋の跡を過ごすとその先には明るい金木山山頂が待っていた。
金木山山頂は西に向かって細長い広場が続いており、なんと明るい山頂だろう、山頂の先に進むと南西から北に向かっての展望が素晴らしく、少し霞んではいるが遠くに日本海が見える。南西方面奥には端正な形の弥畝山、手前右側には綺麗な山容の雲城山が広がっている。 金木山山頂から北方面の展望 目の前では鳶が悠然と飛んでおり、ゆっくりとした時間が過ぎていることを実感、私に山の魅力を教えてくれた山の先輩に感謝しつつ山頂にてゆっくり休憩を取る。
山頂から南東方面にも展望が開けており、この方向には雲月山が広がっている。時間を確認すると午後4時を過ぎている。もう今日の登山はこの金木山が最後、山頂にて展望を楽しんだ後、急な斜面をゆっくり下りることにする。 急な斜面を滑らないように注意しながら下りて行くのだが、改めて急な斜面であることを確認しながら下りて行くのがとても楽しい。この金木山、本当に急な斜面の連続であるが、いつものトレーニングに比べても、びっくりする程の斜面では無いので少し安心。
登ってみれば手強い斜面も楽しい思い出となり、山頂からは20分で祠まで到着、更に登山口までは10分程度の行程だった。金木山・・・、噂通りの急斜面は楽しいロープ道と山頂からの大展望の思い出を残してくれた。 前の山 臥龍山・掛頭山 を見る 次の山 雲月山 を見る登山口周辺の地図はこちら 浜田市 金木山 登山口付近のMAP |