八天岳(はってんだけ)長崎県諫早市

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2017年5月27日
登山口 →0:10→ 日清戦争戦役碑 →0:15→ 山頂 →0:15→ 登山口
全歩行時間 0時間40分
登山行程図(地図をクリックすると拡大)
 前回の長崎遠征で登り残した八天岳へ向かう。この山は諫早市にあり天狗と太蔵の相撲の民話が有名で、前回の長崎遠征の際、一番楽しみにしていた山である。残念ながら前回は、佐世保市の八天岳がこの民話の山と勘違いし、家に帰って間違いに気づいた因縁の山である。
八天狗の鳥居(クリックで拡大) 次の鳥居を潜る
 諫早市内から県道41号を南下し、土師野尾地区に入ると右に大鳥居が見えてくる。八天狗の額を確認して分岐を右折、しばらく進むと今度は左に八天狗の鳥居が建っている。なお、手前には「申」天狗と大蔵の里の案内が置かれている。
十二支公園(申)天狗と大蔵の里 登山口
 この案内に従い鳥居を潜り、細い道に入ると「十二支公園(申)天狗と大蔵の里」の案内が置かれていた。手前の広い場所に車を置いて登山を開始。コンクリート階段をわずかに進むと前方に鳥居が見えてきた。
右の階段の先に土俵が置かれている 土俵
 左の階段はそのまま登山道、中央は石碑、右が土俵への道で、右道を採り階段を登れば土俵が置かれていた。土俵にはシートが掛けられており、行事の際にのみ使用するのだろう。朽ちた案内には赤い字で「申の公園 天狗と大蔵の里」と書かれ、「その昔、江戸相撲の名力士稲妻大蔵が、幼少の頃にここで天狗と相撲をとったという民話がのこされています」と説明されていた。
登山道に入る 植林帯の下に続く道
 土俵を出発、登山道に入り、植林帯の下に続く階段を辿る。急な傾斜へ向かうため山腹につけられた道を折り返しながら高度を上げる。少し疲れを感じたところで前を見れば休憩用のベンチが置かれていた。
ベンチ  眼下に展望
 樹間越しには麓の民家が見えており、大蔵の時代には眼下に素晴らしい展望が広がっていたのだろう。やがて周囲に大岩が目立ち、少し高度を上げれば、石垣の組まれた神域へ到着。
八天狗のご神体(クリックで拡大) 展望
 大岩に注連縄が渡されているので八天狗のご神体の岩だろう。この地点からはわずかに展望が広がっており、天狗がこの高台から麓を眺めていたのだろう。岩の横には日清戦争戦役の記念碑が置かれていた。
日清戦争戦役の記念碑 傾斜が緩まる
木漏れ日指す道 コンニチハ
 岩の場所を通過すれば、急に坂の傾斜が緩み、歩き易い尾根道に入る。緩やかな傾斜の広い道を進むと、大岩にペイントで漫画のようなユーモラスな絵が描かれていた。そのまま道なりに進むと、すぐに石碑の置かれた広場に出る。石碑には八天狗、稲妻大蔵、開墾記念碑と彫られていた。
八天狗、稲妻大蔵、開墾記念碑(クリックで拡大) 高みへ向かう

山頂の岩

三角点

 広場からの展望は無く、山頂を探すと少し高くなった所が見えたので向かってみた。足下には枯木などが多く、苦労しながら進むと大岩の横に着いた。三角点は少し奥の草の中にあり、茨をかき分けて進むと三角点を見つけた。
開墾碑の置かれた場所は平坦
 やはり周囲には展望は無く、手前の大岩付近で記念撮影。こうしてみると、開墾記念碑の辺りが八天狗と大蔵の相撲場だったのだろう。広場で毎日相撲を取る姿が思い浮かぶような場所である。
麓から八天岳を眺める(クリックで拡大)
 展望はどこからも望めそうに無いので下山を開始した。それにしても山頂の広場にはトイレまで用意してあり、昔は山頂付近がこの地区の方の憩いの場所であったような気がする。麓に下りていろいろな場所から八天岳を眺め、長崎方面へ移動した。
平和祈念公園 浦上天主堂
眼鏡橋 孔子廟
 八天岳の登山を終え、次は長崎市内の主だったところの散策をすることにした。最初に向かったのは平和公園で、平和祈念像を観光し、次に浦上天主堂を眺めた。次に車で眼鏡橋まで移動し、いろいろな古い橋を見学。更に孔子廟へ行き中国の朱の建物を眺めた。

軍艦島(端島)(クリックで拡大)

鉄筋コンクリートの建物(クリックで拡大)

全盛期の人口密度は東京以上(クリックで拡大) 明治日本の産業革命遺産(クリックで拡大)
 午後からは事前に予約していた軍艦島のクルーズに参加した。途中で高島に立ち寄り、その後軍艦島を海から眺めて上陸。まさに廃墟という感じだが古い施設をしっかり見学することができた。
麓から眺める八天岳
ユキノシタ

注連縄の渡された大岩
山頂手前の石碑
軍艦島(端島)
軍艦島上陸
明治日本の産業革命遺産

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歩いた足跡  
登山口周辺の地図はこちら 長崎県諫早市 八天岳  登山口付近のMAP
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