碁盤ヶ岳(ごばんがだけ) 山口県萩市 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
碁盤ヶ岳 鳥越地区駐車地 →0:10→ 横坂川登山口 →0:23→ ヤブ道出口 →0:07→ 松の木の場所 →0:25→ 境界標識 →0:05→ 碁盤ヶ岳山頂 →0:05→ 境界標識 →0:20→ 松の木の場所 →0:05→ ヤブ道入口 →0:20→ 横坂川登山口 →0:10→ 駐車地 全歩行時間 2時間10分 碁盤ヶ岳奮戦記息子を山口に送るついでに日本海を眺めるため萩を目指した。山口から国道262号を北上し、萩有料道路の前に着いたので、以前朝日新聞の山口版に紹介されていた碁盤ヶ岳に向かう事にした。新聞に書いてあるとおり、有料道路を通らずに川上方面に進み、阿武川に架かる小郷橋(こごうはし)を渡り県道67号を北に進む。
間もなく福栄方面への標識が現れるのでこの分岐を右折する。そのまま道なりに進むと左手に横坂への標識が現れるので分岐を左折、横坂橋を渡って横坂集落に入る。そのまま道なりに進んでいると、舗装道は未舗装道に変わる。車を広場に停めて登山を開始しようとしたら、昼食用のお弁当を買い忘れていたため萩市内まで往復する。
再び横坂集落まで戻り登山を開始する。右手に横坂川を眺めながら林道を進んで行くと4分で道に鎖が渡してある場所に着いた。この先へは車で進入する事が出来ないようだ。新聞では終点に車を停めると書かれていたので道が違うのかもしれないと思い始める。 鎖を跨いで更に5分程度進んで行くと、右手上に石垣が見えてきた。この先で林道が右に分岐しているようだ。右手に赤い布が見えたがそのまま真っ直進んで行くとすぐに行き止まり状態となり、木の間からは豪快な滝が見えている。新聞にも滝の事が書かれていたので、やはりこの道で良いのかもしれないと思い始める。
美しい滝を眺めて先へ向かう道を探したが、見つからないので引き返す。今度は先ほどの林道を登って行くと周囲には茨が茂りとても歩きにくい状況になっている。左手に赤い布を見つけるが、先の状況を確認するため、茨をかき分けながら苦労して進んで行く。
茨の茂る道を進んでも、先に続く道が見つからないので赤い布の場所まで戻り、北方面に向かう斜面に向かうことにした。ところが、これから先の目印がなかなか見つからない。時間を掛けて周囲を調べていると、運悪く木の枝が目に当たり涙が止まらなくなってきた。 もうこれ以上目印を探す気力も失せてしまい、すごすごと登山口まで引き返した。今回持ってきたのは新聞の切れ端だけ、地形図などを持ってきていれば正しい道を探す事も出来たのに・・・・と思いながら碁盤ヶ岳への登山を断念した。また、奮戦記が増えてしまった。
天気予報では萩方面は午後から晴れるという事なので午前8時前に柳井を出発、萩に向かう。高速道路を走っていると、徳山インター手前でタイヤからガタガタと音が聞こえてきたので路肩に停まってタイヤを見る。外観に異常は無く、そのまま走り続けたがどうもクッションが悪い。 そのまま防府東インターで下り、国道262号を進み山口を抜けて龍門岳への登山口を過ぎた先から峠に向かうと、道路はシャーベット状の雪道となっていた。ノーマルタイヤで走っているので停まらないように進み、峠を越えると一安心。道の駅あさひで小休止の後、更に萩へ向けて進む。まもなく明木地区に入ると左手には石の巷山が美しい。
前回萩に向かって来た際には、朝日新聞の記事に従って横坂地区に入り、横坂川の下流から碁盤ヶ岳を目指したのだが、今回は横坂川の上流の鳥越地区より山頂を目指す事にする。 今回は萩有料道路を通り、警察署前交差点を右折して東方面に進む。阿武川に架かる松蔭大橋を渡ると正面には田床山が美しい。その先の維新ロード交差点を右折し県道67号に入り、左手に注意しながら進むと「田床山市民の森」の標識が見えてくる。この標識に従い田床山方面に入り、今度は福萩林道を進む。
林道を4.3km程度進むと田床橋の手前に「市民の森中央広場400m」の標識が立っている。この標識を右手に過ごして田床橋を渡り、川上村・萩市の標識を過ごしながら進んでいると正面に碁盤ヶ岳方面の展望が開けてくる。
田床橋から更に3km程度林道を進むと右手に駐車帯の標識が立ち、左手に駐車帯を過ごした先で十字路が見えてくる。この十字路を右折すると広場があり、ここに車を置く事が出来る。
さあいよいよ碁盤ヶ岳に向かって出発する。冬枯れの林道を道なりに進んで行くと目の前には美しい山容の碁盤ヶ岳が聳えている。まもなく石の橋を渡ると林道は右にカーブを始める。周囲には笹が美しく、目の前には人工の植林帯が広がっている。右手下には家が見えており、畑には野菜が実っている。この家には人の住んでいる気配はないのだが、野菜だけを作りに来ているのかもしれない。間もなく林道は下りとなり、荒れた林道に変わると右には小川のせせらぎが美しい。
石の橋を渡る手前の左手が碁盤ヶ岳への登山口である。この付近からの登山口は2ヶ所あることがわかった。一つ目は石の橋を渡る手前から左の急斜面を登る道、もう一つは沢の左手を少し進んだ先から左の急斜面を登る道である。
両方の道ともしっかりと目印があり、すぐに合流するためどちらの道を取っても大丈夫だ。今回は奥の登山口から登り、下山時に手前の登山口に下りる事にした。沢の左手を進むと白いビニールの標識が続いており、少し進むと目印は上に向く。 白いビニールの標識に従って進み、目印に従って急な斜面を登る この先急な斜面となるので木の助けを借りながら一気に高度を上げて行く。間もなくもう一方の登山口からの道と合流し、少しずつ高度を上げて行く事になる。
周囲には木々が茂り倒木も多いので、ゆっくりと進んで行く。はっきりとした登山道は無いので目印のビニールテープを探しながら慎重に進まなければならない。久し振りにワクワクするようなヤブ道だ。 目印を探しながら高度を上げて行く このような場合、周囲に目を配り、目印が見つからない場合には少し引き返すくらいの慎重さが必要となる。碁盤ヶ岳では目印がびっしりと貼られているのでほぼ道に迷う心配はなさそうだ。但し、登山初心者の単独行は避けた方が無難と思われる。 急な斜面を慎重に進んで行くと沢から離れて15分で樹林のヤブ道を突破、この先からは少し快適な登山道となり、木々を迂回しながら歩く必要が無くなった。更に15分急な斜面を踏ん張ると松の木の多い場所を過ごす。
松の木を過ぎ、少し坂の傾斜が緩んだと思ったら再び急な斜面が続く。周囲に展望は無く、樹林の下で緑のシャワーを浴びながら高度を稼ぐための山歩きが続く。松の木を過ぎて10分程度斜面を登ると少し周囲は明るくなる。この付近から木の間越しの展望を眺める事が出来るので少し安心する。
この先更に斜度が増し、落ち葉の絨毯を踏みしめながら登って行く。高度が上がると同時に周囲には雪が目立ってきた。昨日降った雪がまだ残っているようだ。周囲が平坦となり、ようやく山頂かと思ったら、山頂は少し先に木の間から見えていた。
雪の残る登山道を少しずつ進んで行くと、境界標識の石杭が倒れており、その先でもう一方の登山口からの道と合流した。正面に立つ木に「あと100m」と書かれた標識が掛けてあり、もう山頂は目の前だ。
分岐を左折し山頂に向かって最後の一踏ん張りだ。周囲の茨を除けながら進んで行くとすぐに碁盤ヶ岳の山頂に到着、山頂の周囲には植林帯が広がっていた。東西に広い山頂は三角点の付近のみ綺麗に刈り払われており、東側に向かうと茨が道を遮り、苦労しながら進む事になる。 山頂は三角点の付近のみ綺麗に刈り払われている 東側に着いても眼下には木の間越しの展望であり、周囲の木々の勢いが増している現在では展望を臨む事は出来ないようだ。山頂に着く手前付近から天候も回復し、空はとても美しい。
山頂にて記念写真を撮り、青い空をしっかりと眺めたので下山を開始する事にした。山頂を出発し、少し下りた場所から木の間越しに広がる萩方面の山々を眺める。空が青いだけでとても幸せな気持ちになれるものだ。
分岐まで戻り、境界の石杭を眺めた後、更に下山を続ける。急な斜面を下るため、滑らないよう慎重に下りて行く。雪の残る美しい登山道を下りて行くのはとても嬉しいものだ。但し、下山時には道を外しやすいのでしっかりと目印を確認しながら下りる事が大切だ。
落ち葉の茂る急な斜面を下りて行き、松の木の多い場所を過ごすとすぐに倒木を迂回する樹林帯への入口に到着した。そのまま快適な道は下に続いているのだが、目印のテープはこの先見あたらないので樹林帯に入る事にした。 倒木を迂回しながら急な斜面を下りて行くとすぐに登山口の分岐点に到着した。今回は手前の登山口に向かって下りるため右の道を取る事にした。この道も急な斜面であり、周囲の木を掴みながら下りて行く。眼下にはすぐ登山口が見えるてくるので心理的には安心感がある。すぐに登山口まで下り立ち、小川の側から下りてきた樹林帯を見上げる。
駐車地までの帰路は、小川を右手に見ながら民家の横を抜けて帰る事にした。小川に沿って帰っているとすぐに民家を左に過ごし、その先で石の橋を右手に眺めて分岐を左折、そのまま林道を戻ると駐車地に到着した。碁盤ヶ岳の登山では、久し振りにルートを探す楽しみを満喫、非常に満足できた山歩きだった。
碁盤ヶ岳 笹 境界標 山頂 萩方面 木の間越しの展望 前の山 白木山(周防大島町) を見る 次の 石の巷山 を見る 登山口周辺の地図はこちら 山口県萩市 碁盤ヶ岳 登山口付近のMAP |