富栄山・大空山(ふえいざん・おおぞらやま)岡山県鏡野町 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
トップに戻る 2015年に登った山リストへ戻る 山名アイウエオ順 2015年4月18日 登山口 →1:00→ 最後の水場 →0:30→ 富栄山分岐 →0:20→ 富栄山 →0:20→ 富栄山分岐 →0:15→ 大空山 →0:10→ アンテナの展望地 →0:10→ 大空山 →0:15→ 富栄山分岐 →0:25→ 最後の水場 →0:50→ 登山口 全歩行時間 4時間15分 山と渓谷社の分県シリーズ「岡山県の山」を歩いている。昨日は津山市の矢筈山、山形仙、黒沢山の山頂を踏み、本日は鏡野町にそびえる山々へ向かう。最初に登るのは富栄山と大空山で、登山口はのとろ温泉・のとろ原キャンプ場の先にある。
のとろ温泉への入口には富栄山・大空山登山口の案内標識があり、この案内に従い奥へ進む。のとろ温泉やキャンプ場を過ごして舗装道を更に進めば、駐車場の先に富栄山・大空山への登山口が用意されていた。車を駐車場へ入れてすぐに登山を開始する。
登山口の手前には、要所への所要時間やルート図が掲示されており、これから向かう行程を頭に入れておく。登山道に入り擬木階段へ向かうが、整備された登山道なので安心である。擬木階段の途中には可憐なショウジョウバカマの花が咲いており、ほほえましい雰囲気である。階段の先には更に階段が続いており、ここは焦らずのんびり歩き。
要所には富栄山・大空山への道標や案内が設置され、道を間違える心配は無い。植林帯の中で一旦高度を下げ、右に沢を眺めながら進み、丸太橋の前に着く。この丸太橋の上から眺める沢はとても水量があり、ごうごうと音を立てながら流れている。
沢を渡れば作業道を横切り、反対側の山腹につけられた道に入る。この入口には「分岐まで90分」と案内されていた。わずかに坂を登れば 植林帯の中に入り、ロープの渡された斜面に向かう。足下には横木の階段が整備されているので、滑ることは無く、のんびり坂を登れば大した苦労では無い。
植林帯の下につけられたロープを補助に高度を上げれば、足下に分岐まで50分の案内を過ごす。この案内を過ごした付近で植林帯は終わり、この先からは頭上にブナ林が広がる。落葉のブナ林の下、山腹につけられた道を辿る。
前方に一段高い場所が見えてきた。丁度あのあたりが富栄山への分岐点と思われるが、まだまだ分岐点までは距離がある。やがて前方の中腹に雪渓が見えてきたので目をこらすと、この雪渓付近に登山道が続いていた。
少し高度が下がり、足下には沢が流れている。この地点が最後の水場で、西には端正な形の山がそびえている。この山は霰ヶ山で、登山対象となる山のようだ。さて、水場を過ごしいよいよ山腹を折り返しながら高度を上げる。
間もなく雪渓の側を通過、倒木を迂回しながら高度を上げる。周囲には相変わらずブナ林が続く。現在は冬枯れの状態なので、見通しが非常に良い。これから夏にかけて葉が茂れば、今度は青葉が萌えるように美しくなることだろう。ブナ林とネマガリダケを眺めるながら山腹につけられた道を辿っていると、ようやく富栄山への分岐点へ到着した。
富栄山へ30分の案内を確認して進路を北へ採る。坂の傾斜は緩やかなので快適だが、途中にはネマガリタケが登山道に張り出しており、笹を分けながら進まなければならない。やがて小ピークを過ごし、わずかに下がったところで正面に富栄山が顔を出した。
四等三角点と山頂標識 富栄山は端正な山容で、山頂まで緩やかな傾斜が続いていることが解った。のんびり山頂を目指していると、笹原の先にそびえる富栄山が少しずつ近づき、間もなく展望台の設置された山頂へ到着した。
四等三角点の設置された山頂からは周囲360度の展望が広がり、展望台の上に登ればまさに絶景である。北に山乗山、その先に津黒山、右に若杉山、森林公園、人形仙と続き、北東に花知ヶ仙、右へ向かって角ヶ仙、泉山と岡山県北部の名峰が続いている。展望台の上で地図を開いて山々の名前を確認する作業は楽しいものである。
展望台の上で小休止の後、分岐点まで引き返し、次は大空山を目指す。案内には大空山まで20分、牧場までは30分と書かれている。分岐点からは一旦高度を下げた後、すぐに登り返す。
登山道は良く踏まれており、快適である。明るい登山道を進めば、前方に大空山らしき山容が見えているが、小ピークの先に更にピークが待っているような状態が続く。それでも間もなく大空山へ到着、大空山は登山道の途中にぽつんと置かれた山頂のようだ。
山頂から西に泉山が近く、泉山の特徴的な山容は一度見たら忘れられない形をしている。大空山から南にそびえるピークを眺めていると、このピークにはアンテナが置かれているようだ。牧場への案内に従い、更に南へ向かって進む。
一旦急な坂を下り、この先からは緩やかな傾斜の坂を下っていると、大空山からはわずかの時間で平坦な広場へ到着、ここにはアンテナも建っているので、先程大空山から眺めたピークに着いたことが解った。展望広がるピークからは西に霰ヶ山がとても近く、富栄山への分岐点へ向かうまで、木の間越しに眺めていた霰ヶ山を障害物無しで眺めることができた。
平坦なピークで小休止の後、登山口へ向かって引き返す。下山は元来た道を引き返すだけ、途中のチェックポイントを確認しながらのんびり下山。無事に登山口まで引き返した。下山時刻は12時35分、日が高いのでもう一山は登ることができそうだ。地図を眺め、鏡野町最後の山の人形仙へ向かうことにした。 富栄山 富栄山山頂 津黒山・若杉山・岡山県立森林公園 泉山 大空山 大空山山頂 霰ヶ山 前の山 黒沢山 を見る 次の山 人形仙 を見る 登山口周辺の地図はこちら 岡山県鏡野町 富栄山 登山口付近のMAP |
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