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→0:05→ 沢詰コース入口 →0:30→ 岳山山頂 →0:20→ 沢詰コース入口
→0:08→ 馬頭観音堂 →0:15→ 真行バス停
沢詰コース往復時間 1時間43分
2023年 1月 3日
真行バス停 →0:20→ 馬頭観音堂 →0:05→ 尾根コース・沢詰コース分岐
→0:10→ 愛宕社跡地 →0:17→ 北ピーク →0:13→ 岳山山頂
→0:50→ 422m直下 →0:50→ 猿ヶ嶽山頂 →0:15→ 第一鉄塔
→0:15→ 第二鉄塔 →0:15→ ツリーハウス →0:10→ 県道194号出合
→0:30→ 真行バス停
まずは愛宕社馬頭観音堂へ向って南へ向かうと周囲にはソーラー発電施設が設置されていた。この先でNTT山口菅内基地局の先の交差点を直進、入口の左右には灯籠が置かれていた。石仏や墓所を左右に過ごしながら観音堂へ続く参道を進む。
間もなく足下は立派な石段に変わり段差に苦労しながら進むと石段は消える。再び石段が左に現れると、これは観音堂へ続く石段で、急登に取り付けば立派な馬頭観音堂に着いた。観音堂の奧には般若塚が建ち、ここには般若心経が埋められているのだろう。
観音堂から少し北へ移動すると樹間から山口市街と東西鳳翩山を眺めることができた。観音堂の裏手で名残の紅葉を観賞し岳山へ向かって東へ続く登山道を進む。崩壊鳥居の跡を左右に見て南へ続く山道を進む。足下にシダが目立ち始めるが歩くのには支障ない。すぐに愛宕社跡地へ向かって左上へ導く目印テープが現れるが、この尾根コースは後日猿ヶ嶽へ周回する際にとることにする。
水平道を道なりに南へ進むとすぐに谷へ着き、沢詰コースの進路を探すが、めぼしいところには何も目印のテープ類を見つけることはできなかった。そのままガレ場に入り注意しながら谷に沿って高度を上げていると、かつての生活道を支える石組みが現れた。付近には古いテープも残っていたのでいつの間にか正しいコースに戻ったのかも知れない。
そのまま尾根へ向って急登に取り付き、目の前の木々を手がかりに一気に高度を上げる。下山の際には谷に下りれば良いので、帰りの心配はいらない。次第に明るい尾根が近づき、やがて尾根上に立てば、着いたところには多くのテープが巻かれていた。みんな着くところは一緒のようだ。
尾根道を西へ向かえば山頂は間近、すぐに岳山の山頂に着いた。山頂は平坦だが周囲の樹林の背が高く展望は望めない。木に岳山の山頂標識が掛けてあり、三等三角点が置かれていた。これから猿ヶ嶽へ向かうには時刻が遅いので後日の楽しみとし、当日はそのまま来た道を引き返し、観音堂を経由して登山口へ帰り着いた。
車に着いたところで地元の人が話しかけてこられ、この方はかつて愛宕社に登ったことがあり、岳山には右と左の登山道がある事、愛宕社には毎月人が登っていたこと、今は麓に下ろしていること等をお聞きした。
そして年が明け2023年1月3日、昨年12月10日の岳山登山の際に沢詰めコースを取って山頂に立ったが、当日は猿ケ岳へ周回する時間が不足していたためそのまま下山した。今回は愛宕社跡地経由で岳山の山頂を踏み、猿ケ嶽へ周回するコースをとる。馬頭観音堂までの行程はすでに記載してあるため、ここでは観音堂から先のコースを紹介する。
お正月明けなので馬頭観音へ沢山のお願いをして登山道に入る。前回同様左右に崩壊した石鳥居を過ごしシダの多い坂道を進み、道が平坦になると左上にへ愛宕社へ続く目印が現れる。この目印に従い急な斜面に取り付き一気に高度を上げる。
急登はすぐに歩きやすい道に変わり、左側に注意していると奉燈と彫られた石柱の先に山口市街を照らすような奉燈が置かれていた。元の道に戻り愛宕社への参道を進むと、大きな御神木の先の左右には灯籠が立ち、その奧に愛宕社跡地が現れた。大岩を後ろに従えた愛宕社跡地は印象に残るものである。
尾根道に着いても急登は続き、引き続き木々を手がかりに高度を上げる。やがて傾斜が緩めばピークへ到着、ようやく急登から解放された。ピークに着いても周囲の展望は樹間越しで、スッキリした展望を眺めることはできなかった。山口市のコンクリートの石柱を過ごし尾根道歩きが始まる。
樹間越しに岳山を眺め尾根道を進むが、木々の張りだす尾根道は自然あふれる道なので慎重に歩かないとケガをしかねない。また、足下には倒木があったり木の枝が落ちていたりで躓きやすい環境にあり、慎重な歩行が続く。
歩きやすい場所を選びながら南へ向かっていると、前回登山の際に沢詰コースから尾根へ着いた記念のピンクテープが残っていた。わずか1ヶ月程度前なのにとても懐かしい。更に尾根道を辿れば三等三角点の置かれた岳山の山頂に着いた。
山頂周囲は樹林の背が高く展望は望めない。昼になったのでここで昼食を摂り、猿ヶ嶽へ向って周回を開始する。猿ケ嶽へ向かって南西へ続く道を辿る。緩やかに坂を下るのだが、下りの際には道を間違えやすいので進行方向を確認しながら慎重に進む。本日は新年最初の登山なので完璧な登山を目指している。
明るい場所でミヤマシキミのつぼみを眺め、快適とは言いがたいが歩きやすい場所を選びながら尾根道を辿る。やがて大岩の目立つピークを通過、周囲に展望は無いが、樹林に囲まれた尾根道で道を間違えることも無く進んでいることがとても嬉しい。
進路は左カーブを描いて南西へ変わり、平坦な尾根上にパイプ状の杭が定期的に現れ始めた。樹間越しの展望も現れて、国東半島を眺めることができた。やがて前方には大岩が現れ、左からは岩を越えられそうに無いため右に迂回し、大回りで岩上に立つことができた。
岩上からは412mピークの先に岳山が顔を出し、東には上小鯖地区の田園風景が広がっている。東に見えている尾根上には山口尾がそびえており、右には大平山のアンテナも確認できた。この展望が得られただけで今日は大満足である。
足下に林業公社のプラスチック杭を過ごし尾根道歩きを続ける。小ピークを過ごし、一旦下って登り返せば左側に大岩の展望地を見つけた。多分山頂は間近なのだろうが、まず展望地へ向かってみた。
西に山口尾、右に大平山、手前に向って矢筈ヶ岳、右田ヶ岳、西目山など名峰が一望である。更に海に浮かぶ錦山、瀬戸内海の先に姫島も眺めることができた。さあ、猿ヶ嶽山頂に向かおう。
登山道に戻りわずかに南西に進むと四等三角点の置かれた平坦な猿ヶ嶽へ着いた。山頂からは南北に展望が広がり、北には山口市街の先に東西鳳翩山がくっきり見えている。
本日は空気が澄んでいるため午後になっても遠くまでくっくり見えているようだ。山頂からの展望を楽しんだ後、周回を開始する。山頂から南西へ進むとすぐに急傾斜が始まり、補助のロープを伝って一気に高度を下げる。
途中で大岩の横を通過しこの先でわずかに下って登り返す。再びピークから下っていると鉄塔に出会う。鉄塔の先から作業道に着き、ここには猿ヶ嶽への案内標識が置かれていた。
作業道を南に進み、すぐに北へ続く分岐に入る。そのまま道なりに作業道を下り、作業道の広くなった先で再び鉄塔に出会う。そのまま道なりに下っていると中国電力南山口支線の標柱を過ごす。
猿ヶ嶽方面を眺めながら下っていると、生きた木を基礎として利用しているツリーハウスが見えてきた。入口には「じねんの杜・杜守舎」と書かれていた。ハウスの中には木製の階段を登って入るようにできていた。
珍しいツリーハウスを眺めて下っていると、左に小さな滝を見つけたので鑑賞。細いけれども美しい滝である。この先からは快適な下りが続き、すぐに県道194号山口秋穂線に下り立った。
県道に下りれば何も心配のいらない鋪装道歩きで、登山開始点の駐車地まで快調に飛ばして帰り着いた。新年最初の周回登山を一日楽しむことができた。
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