トップに戻る 2023年に登った山リストへ戻る 山名アイウエオ順
海士町観光協会でホテルのチェックイン手続きを終了。今回は「島根旅キャンペーン」を利用したため、しまねっこペイ2000円分を頂いた。観光協会から海岸線を進み「きんにゃもんにゃ踊り」の像の横を進む。鏡浦大橋を渡りしばらく進むと右に広場があり、広場の端には夫婦の座っている銅像が置かれていた。この広場は八雲広場で、銅像は小泉八雲夫婦の像だった。
ホテルに荷物を置いて、本日最後の登山を始める。出雲の山々とその周辺の山’20(島根県勤労者山岳連盟発行)に掲載されている山の中で、未踏の山は知夫村のアカハゲ山と海士町の家督山の2山だったが、本日最初にアカハゲ山へ登頂したので残された最後の山が家督山である。
登山の起点は小泉八雲夫妻の銅像の置かれた八雲広場で、広場から南へ続く細い道を進み、交差点で左に山陰合同銀行海士支店を過ごす。そのまま道なりに進むと右に御倉神社を見る。この先の分岐を右にとり蛇行する道を進むと左に石仏が置かれていた。
しばらく進むと右への分岐が現れ、家督山へ2kmの案内を確認、きんにゃもんにゃセンターへは2.3kmと案内されていた。分岐に入ればこの先からは牛馬の放牧管理のための作業道で牛馬との出会いが楽しみである。道の側でホタルブクロを観賞、間もなく作業用のモノレールの横を通過、この先から坂の傾斜がきつくなる。
少し坂を登ったところから菱浦港を眺めることができた。港の先に見えている島は西ノ島町の西ノ島、とても近く感じる。更に坂を登っていると周囲にあじさいが美しい。いろんな種類のあじさいを眺めながら進んでいると、いつの間にか坂の傾斜が緩み、平坦な草原には放牧中の牛が並んでいた。
右に三体の石仏を過ごせば、その先には不動明王が祀られていた。この先でわずかに下って登り返し、進路を一旦左に変えた後、折り返すと正面の鳥居の先に大己貴神(大国主命)が祀られた家督神社が祀られていた。鳥居の手前右にはピンクのツツジが美しく、神社参拝の後、しばらく観賞した。
さて、家督山には三角点が置かれているので三角点を探すため神社の反対側へ向かった。広い駐車場の先が一段高くなっており、踏み跡を辿り奥へ進むと難なく三等三角点を見つけることができた。ただし三角点付近からの展望は望めない。これで家督山の山頂に立ったことを確認、「出雲の山々とその周辺の山’20(島根県勤労者山岳連盟発行)」に掲載されている山の全てに登頂することができた。
夕闇迫る家督山の山頂を出発し家督神社前を通過、草原越しに知夫町のアカハゲ山を眺めながら鋪装道を下り7時半を過ぎてホテルまで戻った。夕食は近くのきくらげちゃかぽんを訪問すると、日曜の夜だが多くのお客さんがいた。おすすめの定食を注文すると出された料理は炊き込みご飯、青野菜を炒めたもの、豚のショウガ炒め、海藻と豆の煮物、味噌汁など、海士町の食材を利用した美味しい料理ばかりだった。
一冊の本に掲載されたすべての山に登ったお祝いに久しぶりのビールを注文し、おなかいっぱいになり、ほろよい機嫌でホテルに帰る途中、眺めた月がとてもきれいだった。
前の山 高平山 を見る
次の山 金光寺山 を見る