油山・荒平山周回(あぶらやま・あらひらやま)福岡県福岡市 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
トップに戻る 2014年に登った山リストへ戻る 山名アイウエオ順 2014年11月24日 林道終点登山口 →0:15→ 荒平山・油山縦走路出合 →0:45→ 油山山頂 →0:25→ 荒平山・油山縦走路出合 →0:10→ 荒平山山頂 →0:20→ 登山口 全歩行時間 1時間55分 福岡県の山歩きの最終日は、荒平山登山の際に登り残した油山へ向かう。登山口も前回同様で、林道終点の登山口へ行くと、他に駐車している車は居なかった。
福岡市街から国道202号を西へ進み、荒江交差点を左折、国道263号の早良街道に入る。しばらく国道を進み、福岡市早良区にある福岡市立入部小学校の前に着く。この入部小学校付近、または国道沿いの早良南郵便局前を登山口へ向かう起点とすれば、約1.1km南下し、早良平尾交差点を左折する。 やがて現れる谷バス停を過ごし、早良平尾交差点から約2.2km進んだ所にある交差点手前の分岐を左折する。すぐに現れる変則交差点は北へ進路を採り、この先に続く一本道を辿ると、間もなく林道城ノ原線に入る。この林道終点へ向かう途中の右には、荒平城主小田部鎮元自刃之地の石柱が建立されていた。 荒平城主小田部鎮元自刃之地の石柱と供養塔 石柱の奥には供養塔も建立されていたが、文字は漢文なので判読することはできなかった。さて、舗装された林道を1.1km程度進むと林道終点に到着、この付近には数台の駐車スペースが用意されていた。 登山準備の後すぐに登山を開始する。安楽平城跡の案内を眺めて山道に入れば、苔むした岩が迎えてくれる。沢を越え岩の目立つ道を進んでいると、沢の中に前回気づかなかった花崗岩の石柱を眺める。
植林帯の中を道なりに進み、右に九州電力の「西福岡今宿線18号」への鉄塔巡視路を過ごせば、直進方向と左への分岐が現れる。前回は荒平山へ向かって左の道を採ったが、今回は油山へ向かって直進する。
植林帯につけられた道を辿れば、足下は細い道に変わるが、登山道はしっかりしており、慎重に進路を確認しながら進めば、大きな問題は無い。谷沿いを進み、途中で左に迂回しながら高度を上げると、間もなく荒平山から油山へ続く縦走路へ出る。なお、ここに置かれた案内には、今辿ったコースは初心者には不向きと案内されていた。 掲示されている荒平山周辺道の案内をしっかり眺め、進路を右の油山方面へ採る。自然林の下につけられた道を辿れば、坂の傾斜が増し、足下には大岩が目立ってくる。ロープの渡された急斜面を進むと、左方向には樹間越しに福岡市内の中心部が見えている。これがすっきり見えると圧巻であろう。
この先で大岩を過ごせば少し坂の傾斜が緩み、尾根道を少しずつ高度を上げる。やがて木の根の目立つ急登が現れるので、ロープを補助として一気に高度を増す。間もなく439mのピークへ着くが、展望は樹間越しである。
高度をわずかに下げて平坦な道を進めば、すぐに急登が始まる。ここでもロープを補助として、一気に高度を上げ、頭上に現れる紅葉を眺めながら小休止を取る。やがて左から重留方面よりの道が合わされば、進路は東へ向く。 油山へ向かって進んでいると、樹間越しながら南には田園風景が広がり心を癒やされる。大岩の目立つ場所を越え、落葉の絨毯が敷き詰められた登山道を辿る。やがて北側に福岡市街の風景が見えてくれば山頂は近い。
すぐに進路は南へ向き、わずかに進めば油山の山頂へ到着した。山頂からは北へ向かって展望が広がり、眼下には大都会福岡市の町並みが箱庭のように広がっている。すでに多くの登山者が山頂のベンチに座って休憩しており、この山が人気の山であることがよく分かる。
手前に紅葉、その先に福岡市の早良区、西区の市街、更に先には能古島や志賀島と続き、玄界灘までが一望の展望地は、いつまで眺めていても見飽きることはない。ベンチに腰掛け眺めていれば、あっという間に時間が過ぎてしまいそうだ。しばらく休憩をした後、下山を開始する。 眼下に福岡市街の展望 下山は元来た道を引き返し、油山と荒平山との鞍部の分岐点へ着く。ここで、前回も登った荒平山へ向かって縦走路を進むことにした。荒平山へ向かえば、すぐにロープの渡された急登に出会う。
目印の赤テープを確認しながら少しずつ高度を上げ、大岩の目立つ場所を通過する。この先から背後を振り返れば、樹間越しに油山へ至る稜線を眺めることができる。再び補助のロープを伝いながら高度を上げると、広く平坦な場所に着いた。何の案内もないけれど、郭跡と推測される。
北側へ向かい、樹間越しに展望を確認すると、眼下には福岡市街の展望が広がっていた。平坦な広場からわずかに高度を上げれば、平坦な荒平山の山頂へ到着。この地点が二の丸であれば、さっきの平坦な広場は三の丸と言うことになる。二度目の荒平山の山頂で記念撮影の後、下山を開始する。 荒平山山頂 前回と違うのは周囲に紅葉の美しいことで、紅葉観賞をしながらの下山はなかなか楽しいものである。荒平山の山頂から下り、一番きつい坂の所で3名の登山者とすれ違う。油山の山頂手前でも1組とすれ違っているので、このコースから登る人が居ることを確認できた。
大岩の目立つ道をゆっくり下り、直登道との分岐を通過。間もなく登山口の林道終点へ無事到着した。下山時刻は10時40分、リュックを車に入れて少し下り、荒平城主小田部鎮元自刃之地に立ち寄り、麓の県道まで下りた。ここで、次の目的地の四王寺山へ向かう近道を探していると、コスモスの美しい畑があったので立ち寄ってみた。日の差す時間は少なかったが、やはり風にそよぐコスモス畑は美しいものである。 油山山頂 福岡市街 荒平山山頂 コスモス畑 前の山 大根地山 を見る 次の山 四王寺山(大城山) を見る 登山口周辺の地図はこちら 福岡県福岡市 油山 登山口付近のMAP |