渡川　城山（わたりがわ　じょうやま）山口県山口市

２０２３年３月２９日
登山口　→０：１５→　山頂　→０：１０→　登山口
全歩行時間　０時間２５分

登山行程図（地図をクリックすると拡大）

阿東嘉年上にそびえる物見岳を下山し、阿東生雲東分にそびえる渡川城跡に向かう。登山口へ向かう起点を道の駅長門峡とすれば、道の駅から国道９号を阿東方面へ進む。道の駅から２．５㎞進むと左に渡川城跡登山道入口の案内が立っている。

駐車場を出発	国道９号向かいに登山口の案内

登山道入口標識と案内
この入口の反対側に数台分の駐車場があるので車を置いて登山を開始した。満開に咲く桜を観賞し、交通量の多い国道を横切り、登山道入口で案内を確認。渡川城はその地形を生かし戦国時代中期に山陰からの敵の攻撃に備えて築城された山城である。また、阿武川に接する部分は断崖絶壁になっており、天然の要塞であること、SＬやまぐち号の運行シーズンには撮影の穴場として有名であることなどが説明されていた。

墓地の横を進む	広い登山道

倒木が目立つ	左の法面沿いを進む
登山口を出発し進路を北にとる。すぐに墓地が現れ、墓地の横を進んで墓地の北の端を過ごすと明確な遊歩道が奥へ向かって続いている。ただし、当日は倒木が目立っていたため、これを乗り越えて進んだ。

峠に着き右の斜面へ向かう	階段の設置された斜面へ向かう
間もなく進路は左(西)へ向き、わずかながら高度を上げれば右(北)へ向かって道が続いていた。横木の階段の設置された道を辿り高度を上げる。城跡なので当然ながら竪堀や掘切が見受けられ、戦時には大いにその効果を示していたものと推測される。時刻は１７時に近く尾根に着けば西日が差して明るくなってきた。

城址なので急斜面が続く

ＪR山口線の長門峡駅方面	アセビが多い
最後の坂を登り切れば平坦な郭跡だがアセビが群生しており歩くのに苦労するほどである。南西には長門峡駅付近が見えているのだが、少し霞み気味の展望となっている。アセビの群生をかき分け北へ進むと、「標高３５２Ｍ渡川城址」の案内が立っていた。

アセビを分けながら進む	「標高３５２Ｍ渡川城址」の案内

JR山口線渡川駅方面の展望
この先は樹林が刈り払われ、東側を見晴らす展望地になっていた。眼下にはＪＲ山口線の渡川駅が見えており、駅舎付近には桜の花が満開である事が分かる。山頂で写真を撮っていたら間もなく電車が山口方面へ向かっていることが解り、そのまま待っていたら電車が渡川駅へ到着。その後出発していった。

ＪＲ渡川駅と電車
確かにこの場所は、ＳＬやまぐち号撮影の穴場のようである。電車の出発を見届けて山頂を出発、元来た道を引き返して駐車地まで戻った。