若杉山(わかすぎやま)鳥取県三朝町

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2009月24日

舗装路終点登山口 →0:45→ 山乗様分岐 →0:15→ 若杉山山頂

 →0:10→ 山乗様分岐 →0:05→ 山乗様 →0:05→ 山乗様分岐 →0:35→ 登山口

全歩行時間 1時間55分

 津黒山の登山口を出発、国道482号を右折し県境を越えて鳥取県の三朝町に入る。更に国道を進み、天神川に架かる下西谷橋を渡って県道116号に入る。次の分岐は大谷・下畑の案内に従い右折、三軒屋地区を通過、中村橋を渡り暫く進めば分岐が現れる。

岡山県真庭市から鳥取県三朝町に入る 国道を右折、天神川に架かる下西谷橋を渡る
大谷・下畑の案内に従い右折 若杉山に向かって分岐を左へ

 右は大谷峠、左は若杉山の標識が立つ分岐を若杉山に向かって左折。林道を進めば間もなく舗装路終点に到着、この先は未舗装林道となるので林道手前の空地に車を置き、登山を開始する。

舗装路終点より登山開始 若杉山山頂の標識を過ごす

 林道を少し進めばすぐに若杉山頂の標識が立ち、緩やかな傾斜の道を更に進む。若杉山へ2.3km標識を過ごし、広場を抜ければ林道左右には笹が繁っている。木漏れ日の射す林道の周囲には美しい花を眺めることが出来る。負荷の掛からないほとんど平坦な林道を進めば、山頂まで残り1.7kmの標識を過ごし、進路は右へと変わる。

若杉山へ2.3km標識を過ごす 木漏れ日の射す林道を進む
山頂まで残り1.7kmの標識を過ごす 緩やかな笹の道が続く

 相変わらずの緩やかな傾斜の道を進み、坂道を折り返した場所でマツムシソウを見つけた。とても懐かしい花を見つけたので嬉しくなる。以前この花を見たのは何時のことだろう。マツムシソウの場所を過ごし、左右に笹を見ながら進めば、周辺には沢山のマツムシソウが咲いていた。

マツムシソウ カワラナデシコ

 ここまでほとんど周囲に展望のない登山道を歩いてきたが、進行方向は常に明るく、快適な道が続いている。更に明るい場所を進み、頭上に松の木を過ごせば進路は右へと変わる。この先からは周囲の景色が一変、突然正面には松の木の間越しに若杉山の前峰が美しい姿を現した。

松の木の間越しに若杉山の前峰が美しい姿を現した

 足下にはマツムシソウにカワラナデシコ・サイヨウシャジン、美しい花が咲き乱れている。左右に美しい笹原と松の木を過ごしながら緩やかな坂道を進めば、青空の下に若杉山の前峰がやはり美しい姿を見せている。

足下に咲く花

若杉山前峰

 背後には先程登った津黒山の山頂方面が広がり、その西には蒜山三座と大山の展望、更に感動的な展望が広がっている。前峰の後には青空が覗き、とても明るい風景だ。山腹を縫うように付けられた登山道を周囲の花や展望を観賞しながら進む。

津黒山

三平山・蒜山・大山の展望

足下には花が多い

 贅沢な展望に時を忘れてしまいそうだ。間もなく左右の分岐が現れ、右は若杉山山頂、左が山乗様と案内されている。まずは山頂を目指して右の道を採る。登山道に入って初めて負荷の掛かる坂道に入るが、通常の登山に比べたらこの坂道も大した傾斜ではない。

右は若杉山山頂、左が山乗様 坂道が始まる

 ゆっくり高度を上げて行けば、背後に広がる津黒山の展望がますます美しくなる。前峰の上にはぽっかりと白い雲が浮かび、とても印象的な景色だ。足下には新しい花が現れるので観賞を続け、何時まで経っても高度が上がらない状況が続く。ゆっくりと時間が経過し、進行方向にようやく若杉山の平坦な山頂が見えてきた。

津黒山の展望がますます美しくなる

白い雲 コオニユリ
キキョウ 新しい花

平坦な若杉山

 松の下を抜け、山頂手前に点在している岩を眺めながら少しずつ登れば、若杉山と書かれた山頂標識の立つ平坦な広場に到着した。山頂からは周囲360度、遮るもののない展望が広がっている。

岩を眺めながら進む 若杉山山頂

 まず南西に先程登った津黒山、西には遠く毛無山が霞み、その右には独立峰の三平山、北西には蒜山三座が続き、その先の大山はまだ雲に隠れている。北に雄大なる日本海、眼下には倉吉の市街と風力発電の風車が沢山並び、東方面には岡山県立森林公園の展望が広がっている。正に周囲に広がる360度の展望、これは何時まで眺めていても見飽きない展望だ。

津黒山

三平山・蒜山・大山

倉吉市街

岡山県立森林公園

 周囲の展望を眺めた後、展望の岩石公園に行き、岩の上で昼食を摂る。本日の予定はこの山で終わり、本遠征中初めてカップヌードルを食べる。その後はコーヒータイムと続き、眼下に広がる岩の造形美、遠く蒜山から大山へと続く展望。素晴らしい景色を眺めながらの昼食は思い出に残るものである。

眼下に広がる岩の造形美

若杉山の岩石公園からの展望(動画)

 その後三角点を探すのだが見つけることは出来なかった。山頂より下山を開始、下山途中にも周囲には、見飽きない展望が続く。大山方面の雲は少し飛ばされ、甲ヶ山・矢筈山・野田ヶ山などが見えてきた。下山時も美しい展望が続き、これ以上ない天候に満足。前を向いても後ろを振り返っても素晴らしい景色が広がっている。

下山途中の展望 山頂方面の青空

 美しい草原を見下ろしながらススキの原を下れば、間もなく山頂と山乗様の分岐に到着。今度は山乗様に向かう。笹の刈られた道を北に向かって進めば、参道はとても歩きやすくなっている。

山乗様へ向かって進む 笹の刈られた参道

 間もなく先程まで居た岩石公園の大岩が頭上に見えてきた。参道は山腹に付けられており、広かった道は段々狭くなり、少し高度を上げれば、目の前に大岩が見えてきた。まるで若杉山を支えているかのような大岩に向かえば、小さなお堂の中に山乗大権現の石像が安置されていた。

大岩の下に山乗様のお堂

小さなお堂の中に山乗大権現 左には山頂方面が広がる

 大岩を暫く眺めた後、山乗様を出発、目の前には蒜山から大山に至る展望が広がっている。元来た道を引き返し。山頂との分岐に到着、更に下山を続ける。美しい緑の草原に付けられた作業道を、時間をかけて下れば、間もなく松の木の場所に到着、最後に若杉山の前峰を眺めた後、展望と別れて笹の広がる道を下りて行く。

山乗様から蒜山・大山方面の展望 最後に前峰方面を振り返る

 下山時には日射しを浴びた笹原が美しく、笹原を縫うように下りて行くのがとても気持ちよい。間もなく若杉山山頂まで1.7km標識を過ぎれば、正面に津黒山が笹原の向こうに広がっている。登山時には気がつかなかった景色だが、美しい景色だ。

明るいコオニユリ 笹原の先に津黒山

 木漏れ日の射す美しい自然林を更に下れば広い林道に到着、山頂まで2.3km標識を過ごす。さらに広い林道を下れば舗装路と未舗装林道との境の登山口に到着、展望の若杉山の登山は無事終了した。

 この若杉山登山にて中国百名山(山と渓谷社)・中国地方の山100選(中国新聞社)に掲載されている鳥取県の山を終了、次は岡山県の山へ暫く向かう予定である。。

大谷峠方面へ少し進んだ場所から若杉山 津黒山の展望台から蒜山・大山方面

 時間はまだ早いので、津黒山の展望台へ向かう。展望台に着き、周囲の展望を眺めると蒜山と大山の展望が広がり、朝とは比べものにならない美しい景色となっていた。その後麓の津黒地区に下りて眺める津黒山はなだらかな山頂で、とても美しい山であることが分かった。

麓から眺める津黒山 吉田地区から眺める若杉山

 また、吉田地区に行き、西に広がる若杉山は素晴らしい山容をしていた。この山は登っても眺めても美しい山であることが分かった。また、津黒山も美しく、この地区から眺める展望は両山を見晴らす展望地のようだ。

蒜山

 帰りには蒜山の塩釜冷泉を汲むため蒜山へと向かう。やがて目の前に広がり始めた蒜山はとても美しい展望だ。塩釜冷泉を汲み、更に進めば中蒜山と上蒜山が美しく、更にその先には美しい山容の皆ヶ山が聳えていた。

皆ヶ山 大山
烏ヶ山 三平山

 そのまま一般道を通り、江府町に抜ける途中には大山と烏ヶ山の美しい山容を眺め、三平山も眺めて国道に着く。日南町を越えて広島県に入り、道後山の麓を抜けると、正面には猫山が美しい山容を見せていた。

前峰

山頂

津黒山

岡山県立森林公園

岩石公園

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歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 鳥取県三朝町 若杉山 登山口付近のMAP

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