立花山(たちばなやま)福岡県新宮町

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2016年5月14日 下原登山口から立花山・三日月山周回登山を見る

2014年1月5日

登山口駐車場 →0:15→ 登山道入口 →0:20→ 山頂

 →0:20→ 大クス →0:35→ 登山口

全歩行時間 1時間30分

登山行程図(地図をクリックすると拡大)

 宗像市と岡垣町の境界にある湯川山登山口の垂見峠を出発、次は福岡市東区と新宮町、久山町の境界にそびえる立花山を目指し、新宮町立立花小学校へ向かう。立花小学校前から県道540号を南東方面へ650m進むと、立花山登山口の案内が立っている。ここには数台分の駐車場が用意されているので、車を置いて登山を開始する。

立花山の駐車場を出発 梅岳寺を過ごす

 左に梅岳寺を過ごすが、このお寺は室町幕府の三代将軍足利義満の時代に創建された古刹である。そのまま道なりに舗装された道を進むと、立花山への案内が立っており、案内に従い分岐を左折する。この先で登山道は右方向へ続き、山頂まで1240mと案内されている。周囲のみかん畑には、ハッサクなどがたわわに実っている。

山頂まで1240m 登山道入口

 立花口配水池を過ごし、左右に植林を見ながら坂を登ると山頂まで1000mの案内があり、左に記帳所を過ごすと登山道に入る。すぐ左に「修験坊の滝」の案内を過ごし、一本杉の案内に従い坂を登る。この先に「なぎの大樹」の案内が立っていたので、右方向に大きな木を観賞、この木がなぎの大樹だろうか。

なぎの大樹(写真をクリックで拡大) 水場(写真をクリックで拡大)

なぎの大樹の風景

 山頂まで800mの案内を過ごし、擬木の階段を登る。右に水場が設置されているので向かって見ると、美味しい水が滾々と流れている。この先からごつごつした岩場を登り、木橋を渡る。坂の傾斜が急なので慎重に進むと、山頂まで600mの案内を過ごす。丁度この付近が一本杉の場所だが、残念ながら杉を確認することを忘れていた。

一本杉の場所 石垣跡200mの案内

 一本杉から少し進むと、右に石垣跡200mの案内が置かれている。後ほど山頂で聞いた話によれば、この道を採ると、山頂まで向かうことができるとのことだった。さて、そのまま登山道を進むと、ノグルミの大樹を過ごし、山腹につけられた道を進む。眼下には木の間越しに展望が広がっており、とても明るい道が続く。

ノグルミの大樹 快適な道を進む

 山頂まで400mの案内を過ごすと、この先では山頂へ向かう道が右へ分岐する。この分岐をそのまま道なりに直進方向へ進むと、立花山の大クスノキと案内されている。ここでは最初に分岐を右折して山頂を目指す。山頂まで200mの案内を過ごすと、古井戸の案内が立っおり、案内に従い少し坂を下ると井戸が残っていた。この井戸の中には水が残っており、貴重な水源であることが理解できた。

山頂への分岐(クリックで屏風岩) 古井戸跡(クリックで拡大)

屏風岩の風景

夫婦の杉 山頂手前

 さて、元の道に引き返し、夫婦の杉を通過、山頂まで100mの案内を過ごした先で、松尾・白岳縦走路の案内に出会う。この分岐を折り返すように左上方面へ進むと、すぐに広く平坦な立花山の山頂へ到着した。山頂には既に大勢の登山者が休憩しており、西から南西方面を見晴らす展望地に立てば、海の中道や福岡市街の展望が広がっている。

立花山山頂風景と三角点

 山頂は立花城跡で、南北朝時代に豊後大友氏の一族、大友貞載により築かれたと伝えられている。貞載の子孫はこの城を拠点とし、立花を名乗るが、16世紀後半の鑑載の代に至り、中国地方の毛利氏に与し、大友氏に反乱を起こして滅んだ。その後、豊後より同じ大友氏の一族、戸坂鑑連(道雪)が入城し、後にその養子、統虎(宗茂)は立花の名字を引き継いだ。

立花山山頂風景

 天正15年(1584)に豊臣秀吉が九州を平定すると、立花統虎は筑後柳川の領主として転出するが、新たに筑前国の大名となった小早川隆景の下でも、立花城は支城として利用された。この時期に城を預けられた小早川氏の重臣、乃美宗勝の墓は下原の宗勝寺に残されている。慶長5年(1600)黒田氏が筑前に入国した際、立花城は廃城となった。

福岡市街の展望

 明るい陽射しを感じながら周囲に広がる展望を眺めるのは、とても気持ちよい。次に山頂西に置かれた三角点を確認、ここには三等三角点が置かれていた。丁度12時を過ぎたところなので、カップヌードルとおむすびの豪華昼食を採り、休憩の後、山頂を出発した。

大クスへ向かう 大クス(クリックで拡大)

 次は立花山の大クスを観賞するため、案内に従い南方面へ向かう。右に三日月山への分岐を過ごすと、すぐに大きなクスノキが現れ感動するが、これはまだ序の口の大きさ。奥へ向かうに従ってクスノキの幹回りが太くなり、少し坂を下ったところへ着くと、とてつもなく大きなクスノキに出会った。

大クスの風景

 これこそ立花山の大クスで、幹回785cm、樹高30m、推定樹齢300歳以上と案内されており、大きなクスの木に元気をもらった。クスノキ原始林観光も無事終了したので下山を開始、元来た道を引き返して、登山口まで下り立った。

山頂風景

福岡市街

大クス

 前の山 湯川山 を見る

 次の山 六ガ岳 を見る

歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 福岡県新宮町 立花山 登山口付近のMAP

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